1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

リスクアセスメントの実施とその結果に基づくリスク低減措置 (part9)

2018-05-14 13:02:43 | 日記
2 リスクアセスメントの職場での具体的実施方法
(2)リスクアセスメントを実施するに当たっての配慮する事項



上の表を具体的に実施するに当たって、職長の役割・機能をまとめると、次のように整理をするとことができる。
① リスクアセスメントを実施して、職場に潜んでいる危険性又は有害性を洗い出し特定をして、リスクを見積り、
  リスク低減措置を検討をするなど、その役割・機能を明らかにしたルールを作ること。

② リスクアセスメントの結果などをもとに、事業場の安全衛生計画を具体的にした職場の安全衛生実行計画を作成し実施をすること。

③ ①、②を部下が確実に実施できるようにするため、役割分担や手順等を定めること。

④ ①、②を部下が継続的に維持・展開をするために、③で定めた役割分担や手順等を職場内の要領、標準書等の文章により明確にすること。

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リスクアセスメントの実施とその結果に基づくリスク低減措置 (part8)

2018-05-14 10:01:41 | 日記
2 リスクアセスメントの職場での具体的実施方法
(1)リスクアセスメントを実施する具体的手順

リスクアセスメントを職場でいかに実施するか、そしてその手順が重要になっていく。
そのポイントは下の図表となっている。



職長の立場から見てみると、少なくとも「職場にある危険性又は有害性をどのように洗い出して、特定をするか」ということは、
職長の職務そのものである。

なお、リスクの見積りをするときに、判断するためには「基準」が必要になってくる。
これら「基準」を決定するとこは事業場全体で決めていかなければならないが、具体的な適用に当たっては、
職長の判断が重要なポイントになってくる。

これまで実施をしてきた、KY活動(危険予知)、ヒヤリ・ハット活動などは、危険に関する感受性を高めることから、
リスクアセスメントを実施するための基礎となるものであると言える。

上の図表の手順3・4のリスク低減措置については、まずは第1に危険な作業の廃止や変更を検討をして、
これができない場合にはインターロック等(注・安全装置や安全機工の考え方の一つ)の工学的な対策を次の対策として検討をすることになる。

このいずれの対策の実施が困難な場合には、マニュアルの策定などの管理的対策、保護具の使用などが検討されることになる。
安易なマニュアルの策定や保護具の使用のみでこれらの対策の代替としてはならない。
リスク低減措置の原則の本質は安全化なのである。

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