1 リスクアセスメントとリスク低減措置
(3)リスクの見積り
【数値化の具体的事例】
リスクの見積りを数値化による方法で行うことのメリットは、具体的な見積り値が数値で示されるため、誰にでもわかりやすいということ、
リスク低減の優先度が明確になることなどがある。
また、死亡災害など致命傷となる災害の防止を重視する場合には、その観点から配点することによって、優先度の決定にメリハリがつくことになる。
1 リスク要素の配点とリスクレベル
「負傷又は病気の深刻度」や「発生の可能性の度合い」の区分を設定したら、次の2で書き出す「リスクの算出」を前提にして、
以下の例のように各区分の配点を行う。
①重篤度の配点例
重篤度 点数
致命的 10
重大 6
中程度 3
軽度 1
②危険状態が発生する頻度の配点例
頻度 点数
頻繁 4
時々 2
滅多にない 1
③危険状態が発生した時に災害に至る可能性の配点例
可能性 点数
確実である 6
可能性が高い 4
可能性がある 2
ほとんどない 1
④リスクレベルと対応措置
リスクレベル リスクポイント リスク低減措置
Ⅳ 重大な 12~20 リスク低減措置を直ちに行う。措置を講じるまで、
問題がある 作業を中止する。十分な経営資源を投入する。
Ⅲ 問題がある 8~11 リスク低減措置を速やかに行う。措置を講じるまで、
作業しないことが望ましい。
Ⅱ 多少の 5~7 リスク低減措置を計画的に行う。措置を講じるまで、
問題がある 作業を適切に管理する。
Ⅰ ほとんど 3~4 費用対効果を考慮して、リスク低減措置を行う。
問題がない
2 リスクの見積り事例
リスクの見積り計算方法
リスクの大きさは「負傷又は病気の深刻度」と「発生の可能性の度合い」の組み合わせである。組み合わせには、足し合わせることが一般的である。
リスクポイントは、この組み合わせによるリスクの見積りを数値化したもので、リスクの大きさを表すリスクレベルとなりリスク低減の優先度が決定する。
{たとえば}足し算によりリスクポイントを求める場合は、次の計算式により算定する。
重篤度 + 危険状態の発生頻度 + 災害に至る可能性 = リスクポイント
(6点) + (2点) + (4点) = 12点
リスクポイント12点を④の「リスクレベル」に当てはめると、リスクレベルは重大な問題があるⅣとなり、最も優先して対応措置が必要となる。
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(3)リスクの見積り
【数値化の具体的事例】
リスクの見積りを数値化による方法で行うことのメリットは、具体的な見積り値が数値で示されるため、誰にでもわかりやすいということ、
リスク低減の優先度が明確になることなどがある。
また、死亡災害など致命傷となる災害の防止を重視する場合には、その観点から配点することによって、優先度の決定にメリハリがつくことになる。
1 リスク要素の配点とリスクレベル
「負傷又は病気の深刻度」や「発生の可能性の度合い」の区分を設定したら、次の2で書き出す「リスクの算出」を前提にして、
以下の例のように各区分の配点を行う。
①重篤度の配点例
重篤度 点数
致命的 10
重大 6
中程度 3
軽度 1
②危険状態が発生する頻度の配点例
頻度 点数
頻繁 4
時々 2
滅多にない 1
③危険状態が発生した時に災害に至る可能性の配点例
可能性 点数
確実である 6
可能性が高い 4
可能性がある 2
ほとんどない 1
④リスクレベルと対応措置
リスクレベル リスクポイント リスク低減措置
Ⅳ 重大な 12~20 リスク低減措置を直ちに行う。措置を講じるまで、
問題がある 作業を中止する。十分な経営資源を投入する。
Ⅲ 問題がある 8~11 リスク低減措置を速やかに行う。措置を講じるまで、
作業しないことが望ましい。
Ⅱ 多少の 5~7 リスク低減措置を計画的に行う。措置を講じるまで、
問題がある 作業を適切に管理する。
Ⅰ ほとんど 3~4 費用対効果を考慮して、リスク低減措置を行う。
問題がない
2 リスクの見積り事例
リスクの見積り計算方法
リスクの大きさは「負傷又は病気の深刻度」と「発生の可能性の度合い」の組み合わせである。組み合わせには、足し合わせることが一般的である。
リスクポイントは、この組み合わせによるリスクの見積りを数値化したもので、リスクの大きさを表すリスクレベルとなりリスク低減の優先度が決定する。
{たとえば}足し算によりリスクポイントを求める場合は、次の計算式により算定する。
重篤度 + 危険状態の発生頻度 + 災害に至る可能性 = リスクポイント
(6点) + (2点) + (4点) = 12点
リスクポイント12点を④の「リスクレベル」に当てはめると、リスクレベルは重大な問題があるⅣとなり、最も優先して対応措置が必要となる。
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