1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

環境改善の方法と環境条件の保持 その7

2018-05-23 12:59:25 | 日記
(2) 化学的要因

2.酸素欠乏症

酸素欠乏症(酸素濃度が18%未満の空気を吸入することにより生じる病状)、一酸化炭素中毒、有機溶剤中毒のように死亡災害に直結する急性疾病対策は、
職長にとって最優先課題なのである。
急性疾病対策の基本は、労働安全衛生法令に定める守るべきルールを確実に守らなければ防ぐことはできない。
下図に示している6項目について、作業時に必ず実施することが必要であり、特に作業主任者による酸素濃度の測定と換気が最も重要になる。
また、これらの6項目を実施するための仕組みを職場内に整備しておくことが必要となる。





特に酸素欠乏症では、下図に示す特殊な作業における防止対策が必要となる。




上の図以外にも酸素欠乏症等防止規則には多くの具体的な特殊作業が定められている。
また、密閉されたピットやマンホール内は、まず酸欠空気に満たされているものと考えて、内部に入るような場合は、
事前に測定と置換を必ず行い、見張りを立てて作業をする。
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環境改善の方法と環境条件の保持 その6

2018-05-23 10:01:16 | 日記
(2) 化学的要因

1.硫化水素中毒
毎年、硫化水素中毒によって多くの方が亡くなっております。硫化水素は「酸素欠乏症等防止規則」という法令で規定されているほど、
危険性の高いものなのです。



同規則では、硫化水素濃度が10ppm(100万分の10)を超える場所での作業を酸素欠乏症等危険作業として、
作業主任者と選任して安全確保をすると同時に、作業者には特別教育を実施し、
作業に当たっては、作業環境測定、保護具の仕様、救助用の用具を配置等を定めている。
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