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大人の流儀/伊集院静(著)

2011年10月04日 22時18分15秒 | 読むログ(本)

週刊現代と週刊ポスト。
毎週月曜日に発売される「オヤジ向け週刊誌」だが、
自分は20代の頃から現代派。

電車通勤の頃はほぼ毎週、
車通勤なった今も2週間に1回は購入。

なぜ現代かと言われると、
特にこだわりは無いのだが、
何となく活字が読みやすいと、
後は連載モノが面白いといことか。

「武豊・この馬に聞いた」、「特命係長・只野仁 」が連載されている頃は、
買ってすぐこのページを開いて読んでいた。

今、買ってすぐにページを開くのが、
「伊集院静・男たちの流儀」。


男たちの流儀と言っても、
伊集院氏のように生きていたら、
会社はクビ、家族には愛想尽かされ、自己破産するのは間違いない(笑)

それでも、伊集院氏に同感することも多く、
正々堂々、媚びる事無く、何事にも一生懸命、節度を持って生きよう!
と、前向きな気持ちになるから不思議だ。

この本は、2009年7月~2011年1月分までを連載されたものから抜粋されたもの。
 

『世のお父さんの飲むビールまで節約じゃおかしい。
大人の男が仕事の後にやる一杯をケチってはダメだ。それに何でも安いのがいいという発想も愚かだ。
物には適正な値段、つまり価値がある。安いものは結果として物の価値をこわすことになる。』

これを読んで、家で飲むのは、
発泡酒ではなくビール。
焼酎もウィスキーもワインも、最安値のモノはやめて少し高いものに。
といっても、スーパーの酒だから安い事は安いのだが(笑)


『服装に関しては失敗を恐れない事だ。
その人なりの身なりを修得するには、初めの内は10回着たものの中、7回は失敗だと考えていい。
これは食と同じで何度も失敗して得るものなのである。』

これを読んで、
ジャージ、Tシャツ類はハデなもの多く…。
まったく似合っておらず、ほぼ失敗。

外食する店も行ったことが無い店にチャレンジ!
なかなか、美味しい店は見つけられず、ハズレるケースが多い…。
 
 
こんな感じで、
この本には、なかなか参考になる(?)部分が多い。
40才以上のオトコにはぜひ。オススメです。
 
 

最後に最近の連載(この本には掲載されていない)で一番参考になったのがコレ。
 
『危険や死が近くに忍びよるほど平然とした態度をとれ』

3・11の時、家族の中で一番大騒ぎした自分にとっては、
「厳しい状況の時こそ、平然とした態度に徹して、周りを安心させなければいけない」
ということを実感。
大人のオトコはかくあるべきなのだろうね。

と、
実際には、なかなかできないのだが…。
なぜって、自分はオトナでなくコドモなので(笑)

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