生活をたのしむ 街みどり・庭みどり

緑の暮らしの専門家がお届けする、一人ひとりの毎日の暮らしをもっと嬉しく、幸せにする、カフェのような心地よいみどりをご紹介

心地よいみどり 気づきとみどり

2016-06-28 06:00:38 | 心地よいみどりとは
【心地よいみどり 321】

いつもありがとうございます。

好きな言葉、共感した言葉に
街ナカのみどりを載せて心地よい時間をご紹介します。

今回のベースの本は
森下典子著の「日日是好日」です。

副題に「お茶」が教えてくれた15の幸せとあります。

何気なく、なんでもない毎日にある幸福の見つけ方が
森下さんの経験を通して紹介されています。

ココロの奥が震える本です。






◾️世の中には「すぐにわかるもの」と「すぐにはわからないもの」の
二種類がある。すぐわかるものは、一度通り過ぎればそれでいい。けれど、
すぐにわからないものは、何度か行ったり来たりするうちに、
後になって少しづつわかりだし「別もの」に変わっていく。

そしてわかるたびに、自分が見ていたには全体の中のほんの断片に
すぎなかったことに気づく。







ガーデンはその日の天気、光、季節、自分の心の有り様で
見え方が大きく変わります。

たまたま出逢えたこうした光景もここのガーデンの
魅力のほんの一部なのでしょうね。







◾️きんとんは三月の菜の花を、四月はサクラ、五月はツツジと目先を変える。
夏は葛や寒天で涼しげに水を表現する。和菓子には素材そのものの味に季節感が
加味されている。一年中、同じ姿のシュークリームやケーキがつまらなく思えた。





四月のサクラ






五月のツツジ






夏の涼しげな水辺







秋の柿






冬のシラカバ





季節を感じる光景として、みどりは私たちの一番、身近にあります。
いつも同じコンクリートの中、内側に閉じこもっていては味わえない
生きた豊かさですね。








◾️今という季節を、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の五感全部で味わい
そして想像力で体験した。ただ毎週、ひたすら。

やがて、何かが、変わり始めた。





視覚

季節を感じる景色を意識して見ると
生活にリズムが生まれます。

春先の淡い色の世界や




水田の瑞々しい景色がありました。




聴覚

せせらぎの奏でる音は高ぶる気持ちを元の
状態に戻してくれます。




静寂さの中に響く、つくばいの水音もいいですね。






臭覚

バイカウツギの香りはなんとも、素晴らしい香りです。



ニオイバンマツリの香りも初夏の記憶を呼び覚ます香りですね。






触覚

公園のベンチの床面が本物の木材でした。
柔らかな、温かさ、心地よさ、優しさを感じます。

銀座の公園であるところがいいですね。
本物思考です。







味覚


庭先で頬張るベリーの美味しさは格別です。



ガーデンを見ながら軽食をいただくにもいいですね。



素晴らしい言葉の連続に嬉しくなります。

また、街ナカのみどりを意識して見るとたくさんの
季節感がある、五感を震わせてくれるみどりがあることに
感謝ですね。




【心地よいみどりの方程式】

◾️今を大切にすると、生きた時間が生まれ、豊かな毎日となる