百☆合

百合いろいろ。

刻まれた想い出が騒ぎ出す

2008-05-14 21:55:44 | Weblog
ああ、寒いほど独りぼっちだ!


嘘。
一人が寂しいというわけではなくて、
実際に部屋の気温が低いんです。
なんなんですかね、この寒さ。


下の記事で書き忘れたんですが、
某百合系ブログさんの文体は
森奈津子の擬音語を多用する独特の文体に
ずいぶん影響を受けているように感じました。

図書館へ同性愛関連の本を調べに行ったところ、
同じ棚に「家族」をテーマにした本が大量にあり、
興味本位で数冊立ち読みしたら
気分が悪くなった。
家族神話とか、母性神話とか、、、。

さて、本日の百合関連の話題↓

○舞城王太郎「世界は密室でできている」

百合な登場人物が出てきたので紹介。
ネタバレあり。


主人公の友人(ルンババ)がいくつかの事件を謎解きする様子が
主人公の視点から描かれる小説。

その事件のうち最初の殺人事件にかかわる
電波美女・井上ツバキが彼女持ちだった。
職場の上司(男)と不倫もするからバイなんだけど。
ちなみにそのバイ設定が生かされるのは1ページだけ。

ツバキがバイだと知った後の主人公・友人と
ツバキの妹・エノキの会話がちょっと良かった。


「そっちの発想は、福井の中学生にはちょっと難しすぎたわ」。うなだれるルンババと僕を見て、エノキが訊く。「福井県には、ホモもレズもいないの?」「少なくとも、西暁中の同級生にはね」とルンババは言ってから付け加える。「俺の知る限りでは」「そんなの不自然だと思うよ」とエノキ。「きっと誰かが何か、我慢させられてるんだと思うよ。ホモもレズも、一定の割合でいるのが普通だと思うもん」

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