劇場で公開されてるころから気になっていた映画がアマプラに来てたので見てみました。
そしてまたしても一年振りの更新…笑
フランス百合(ていうかL)映画は「アデル、ブルーは熱い色」の
R18描写どんとこい!な先入観があって敬遠してたけど意外とぼかしてた(?)
○概要(ネタバレ)
女画家が貴族の娘のお見合い用肖像画を描く
そのうち、お互い惹かれあう・・・
予定より少し長く時間をかけて肖像画を描いて画家は貴族の館を去る。
その後、画家は2度娘を見かける。
1度目は絵画のサロンに出品された絵の中に(娘とその子供と画家との思い出の本が描かれた絵)、
2度目はコンサートの劇場のバルコニーに。
しかし娘は画家を見ることはないのであった。(終わり)
〇感想
画家と貴族の娘がどちらもぶっきらぼうな感じで新鮮
主に、画家と貴族と召使の娘の3人のやり取りで話が進む。
画家がオルフェウスの物語を読み聞かせているとき、貴族の娘は
「オルフェウスはなぜ地上に着く前に振り返ってしまったのか。
それは"夫"として妻を生き返らせるよりも、思い出を"詩人"として残したかったからだ」
と言い、画家はそれに感心していた。
そして、貴族の館を離れる前、画家は娘には顔を合わせずに去ろうとしたものの
最後にウエディングドレス(多分)を試着した娘の姿を振り返り
娘を思い出として焼き付けて去った。という流れが美しかった…(語彙力ない)
その後、自分のアトリエで、娘と一緒に行った村祭りで
娘の服が燃えてしまったときの絵を描いた。というのもエモい(語彙力)
画家と貴族の娘が何もかも捨てて逃避行したりするのではなく、
美しい思い出として消化しているのが私が今まであまり見て無いパターンだなと思った。
最後、昔、画家が教えてあげたVivaldiの曲を聴きながら
思いつめたような表情をする貴族の映像が長めに流れて終わるので、
貴族の心にもずっと強く画家のことが残っていたのかなーと思わせられる。
ところで、裸のシーンが堂々としてるうえモザイクが丸くかかるのが情緒がなくて面白い。
邦画だったらうまく隠したり、暗くしたりする気がするけどお国柄の違いか。
オススメ度
★★★☆☆
映像が綺麗。ゆったりとした話が見たい人にはいいかも…??
〇余談
最近、Tverでコンフィデンスマンの昔のドラマ版が見れるようになっているので
見ているのですが、ちょくちょくダー子(長澤まさみ)が
女相手でも(色仕掛け)いけるような発言をするのでオッと思ってしまう。笑