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【鳥居見聞録】驚き!!戦後の復興時“明治神宮”には三輪鳥居(三つ鳥居)があった!(’20/12/16追記あり)

2018-12-31 | 鳥居見聞録
明治神宮 二ノ鳥居(明神鳥居)

JR原宿駅を出てすぐに右手に折れ新宮橋を渡ると正面に明治神宮の木製明神一ノ鳥居が見えてきます。
参拝人数日本一と言われる初詣で、さぞかし今夜から来年にかけてものすごい人出となることでしょう。
その明治神宮を特集した年末のとある特番情報番組で、非常に興味深い鳥居を二基映像からではありますが発見致しましたので、今年最後の記事はそのご紹介です。

 まず、明治神宮の鳥居と言えば代表的なものがトップ写真で紹介したヒノキ製の明神二ノ鳥居です。
明神では、日本一の大きさを誇ります。
創建当時日本の統治下だった台湾からヒノキを調達し建立されたそうです。
昭和50年 老朽化と落雷により建て替えが行われたそうですが当時日本には、ヒノキの大木が存在していなかったので、有力な崇敬者が新たにやはり台湾より調達し二代目として現在に至ります。
驚きなのは伐採するためだけにわざわざ一年以上の月日をかけ運搬路を整備し山から切り出し日本まで搬送して来たのだそうです。
(詳細はこちらで紹介されています。)
記事によると初代の二ノ鳥居は、改修され大宮氷川神社の二ノ鳥居として移築し現在でも見ることが出来るそうです。

 さて、明治神宮は大正9年(1920)現在の代々木に鎮座し東京オリンピックの年で創建200年を迎えます。
たまたま録画しておいたとある情報番組の映像で、非常に興味深い鳥居を二基みつけました。
まずはこの一基
テロップにもある様に高さ18メートル。柱の直径1.8メートルある神明鳥居です。
戦後復興を祝う鳥居として期間限定で建てられたものだそうです。杉と松の大木で造られ金箔で装飾が施されていたそうです。
設置されていた場所は表参道の入り口。青山通りの交差点石灯籠の辺りとなります。
写真だけ見るとド派手なちょっとドン引な^^;装飾靖国鳥居ですが、かなり巨大なものだった事はこの写真から伺い知る事ができます。
そしてもう一基は…。
参拝者で賑わう表参道を写した当時の写真の模様ですが…。
注目してほしいのは、突き当りにうっすらと見える鳥居です。
拡大してみます。
なんと!!これはかなり巨大な三輪鳥居ではあ~りませんか!!
この情報は驚きです。
写真が表参道から明治神宮方面を写されているならば、三輪鳥居のあった位置は今の原宿駅前の交差点辺りになります。とても興味深い発見なので、続けて文献調査などをして行きたいと思っています。
由緒など何か進展があればまたご報告させて頂きます。
【20’/12/16追記】
明治神宮にかつてあった“三輪鳥居(三つ鳥居)”の謎
たまたまWEB検索をしていたら詳細が分かりました。
まずはその写真を見て下さい。
写真は、今年2020年10月~11月にかけて開催されていた明治神宮鎮座百年祭にて境内にパネル展示されていた一枚(こちらから転載)
昭和三十三年(1958年)に、社殿が戦後復興した事を祝した際に、原宿門に建てられたものだそうです。
たくさんの人々が祝賀に訪れていたのが写真からも伝わって来ます。
 扁額には“奉祀”柱には“東京府”と書いてあるのが読めます。
写真の様子から上の神明鳥居の様に、やはり金箔で装飾が施され期間限定で建てられていたのでしょう。
どうやら明治天皇は、三輪山への崇敬が厚かったそうです。奈良入りの際は、車窓より礼拝されていたそうです。 
これでひとつ謎が解けました。


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