今回は“小淵沢”と言う地名の発祥となったJR中央本線小淵沢駅近くに鎮座する小淵神社の紹介です。
小淵沢駅から徒歩で10分あまり。帝京第三高等学校の校舎とグラウンドに面した角に鎮座しています。
特に社殿などは無く祠が左右2宇置かれているだけです。祭祀は、天照大神・罔象女命 が、祀られています。
訪問した際は、水が枯れ霜柱が一面を覆っていましたが普段は小池を形成(小淵池)しているようです。(普段水をたたえている写真がこちら)
現地案内板(クリックして拡大)
由緒によれば、もともと水神(罔象女命)が先に祀られていた様です。
小淵沢町誌によれば「日本武尊の東征の折、小池のほとりにて軍を休め兵馬の用水としたことからその場所を『小淵』とし、神社を建ててこれを祭ったことから、後に『小淵沢郷』と呼ばれるようになった」という伝承があり小淵沢の地名の由来となっています。
この小淵池は「底なしの淵」とも言われ、早天、降雨にも水量が一定し諏訪湖に通じているとの伝説もあり興味深いです。(案内板より)
当日は、水が枯れていたので、確認する術はありませんでしたが地下から湧き出す湧水があるのかも知れません。少なくとも昔の伝承から察するにかつてはもっと水量は多かったものと思われます。
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