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【神社・伝説】甲府盆地湖水伝説の地を訪ねる(2)甲府城(舞鶴城)の裏鬼門鎮守~穴切大神社@山梨県甲府市宝

2022-11-30 | 神社・仏閣
今回は、甲府駅前より南西へ6キロほど行った場所に鎮座す穴切大神社の紹介です。山梨県には、水や船に纏わる神社が多くここもそんな謂れを持つ一社で訪れたものです。

甲府駅前より県道6号(平和通り)を南下し甲府警察署前交差点を西へボランティア通りを5キロほど行くと正面に穴切大神社の鳥居が見えて参ります。
車は、そのまま鳥居を潜り境内に乗り入れることが出来ます。
扁額 “穴切”とは甲府盆地に伝わる湖水伝説に起因しています。
隋神門(甲府市有形文化財)
拝殿

本殿 安土桃山時代に再興されたものと伝わります。
安土桃山時代の特徴的な彫刻と彩色が残っているそうで大変貴重なんだそうです。
本殿解説板
祭祀:大已貴命 (大国主命)・少彦名命 ・素箋鳴尊 
由緒:当社は、和銅年間(708~715年)に当時の甲斐国司が湖を平地化することを発起し、朝廷に奏上するとともに国造りの神である大己貴命(大国主命)に祈願した上で、盆地南部の鰍沢口(富士川町)を開削し富士川へ水を落として盆地一帯を水田化するという大事業を行い、工事の竣工に際して神助を蒙った大己貴命を勧請したのが創始と社記に伝えられている。
当初は黒戸奈神社と称したが、後に朝廷より穴切大明神の神号を賜った。
以来、1300年以上の長きにわたり御神徳顕たかな神社として崇敬を集め、江戸時代には甲府城の御門があり穴切御門と呼ばれ、裏鬼門の鎮守として甲府勤番士たちからの崇敬を集めた由緒ある古社である。
 最近は、縁切りのパワースポットとして人気を集めている。
 旧社格 郷社公式ページより) 

こちらは、「悪縁を断つ」「縁を切る」神社として有名なんだそうです。縁切り神社は、京都の安井金比羅宮が全国的にも有名で、以前紹介させていただきました。
【追記】
穴切大神社の公式ページに旧御神体石の写真が掲載されていました。
境内図によれば、今も本殿の左上にあるようですが、非公開との事です。
当初は、こちらを御神体として崇拝していたようですが、では今は何が御神体として祀られているのか気になるところではあります。
神楽殿
神明社 祭祀:天照大御神 

妙義社 以前まで、詳細不明の祠だったそうですが社伝に残された記述からここが妙義社ではないかとの結論となったようです。

道祖神社 祭祀:猿田彦神

塩竃社 祭祀:塩土老翁神、経津主神、武甕槌神 
稲荷社 祭祀:字迦之御魂神・大宮能売神 
穴切神祠碑
案内板(クリックして拡大)

※甲府盆地の湖水伝説に関しては、以前投降した佐久神社の記事中で紹介していますので参照ください。

【マップ】


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