Blue Moon Cafe

~since1999~

大人MAX

2017年03月25日 | 瑠璃色ノート
風邪とギックリ腰に空の巣症候群、さらに弱り目に祟り目の駐車場問題。

鬱な毎日からようやく気分転換して一人飲み再開。

ニットもボトムスも沢山あるのに、何を着てもしっくりこないお年頃。

色やデザインが顔とマッチせず、地味になったりアンバランスになったり。

お出掛け支度のチェックには毎度娘にアドバイスとヘルプを求める。

ねぇ、この黒ストッキングにエナメルのハイヒールだと大人っぽ過ぎない?

『もうお母さん十分大人だから!大人過ぎるってことはもう全然無いから』

と呆れられる。

はたと気付く。この太ももざっくりスリットのタイトスカートも

背中開いたニットも、もう大人っぽ過ぎるって心配要らないのか。

多分ちょうど今が大人ピークのMAXなのかもしれないな、と思う。

そうして「大人」から「年配」へとフェイドインして行くのだね。

だから今は遠慮なく背伸びし尽くした大人っぽい格好して街に出る。

覚悟の晩餐

2017年03月22日 | 瑠璃色ノート
「うわー!おろしそポン酢の豆腐ハンバーグだー!カブのそぼろあんかけもあるー!」

鶏手羽もあるよ、これが風花と食べる最後の御飯かも、って思って母頑張って作ったよ。

「そっかー、明日の東京行きのバスが事故に遭うかもしれないし、ね。」

そうそう、バスジャックされたり、運転手が居眠りしたり、東京で大地震が起きたりして・・

二人で最悪の事態を思いつくまま口に出しながらの晩御飯。毎度お決まりのゲン担ぎ。

『人生思ってもみなかったことが起きる』=『思ったことは起きない』の私独自の理論で

未来のために想像出来るあらゆる最悪の事態を事前に思っておく。

就活で頻繁に上京する次女にはどれだけ思っても足りないくらいだ。

普段忘れがちな実家の両親とか長女のことも一通り悪いことを想像しておく。

そして願う。思ってもみなかった良いことが起こりますように。

確か10年くらい前も同じようなことを日記に書いた。私は全然進歩がない。相変わらずだ。

僕はあなたを採りたいです

2017年03月16日 | 瑠璃色ノート
3月1日から一斉に始まった大学生の就職戦線。

娘は国家資格も無く、在学中の部活の成績や、ずば抜けた特技があるわけでもなく

どの職種に就くのか未だ方向性も定まらないまま企業説明会やセミナーに連日参加。

誰かお友達と一緒に行動してるかと思いきや、一人で深夜バス往復で東京会場赴いたり

一人で調べて決行して、なかなか根性あるところを見せている。

先日東京ビッグサイトでの合同企業説明会で出会った、とある会社の説明会担当者と

偶然地方会場でも、大学講堂での説明会でも顔を合わせ、すっかり気に入られて

「僕は人事じゃないけど、僕ならあなたを採りたいです!!」

と熱烈指名をされたそうだ。そんなこと言われたら嬉しくて舞い上がるね。

「筆記試験で数学出たらアウトだー・・問題集やんなきゃ。」と肩を落とす娘に

こんなことなら小さい頃お尻叩いてでも学習塾行かせたり、宿題やテスト勉強で

理解するまで母がスパルタ教育して成績を上げてた方が良かった?と聞いてみる。

「勉強以外の、自分のしたいこと思いきりやって自由に遊んだ昔を後悔してない」

と迷いなく答える次女に、自分の子育ての迷いやそういうのが消えた気がした。

勉強が出来なくても成績が悪くても、全ていつか帳尻が合う時が来るんだなあ。

勝負ストッキング

2017年03月13日 | 瑠璃色ノート
未使用が1軍。一度履いたら2軍落ち。

極薄で色・艶・フィット感の良いお気に入りのストッキングから伝線する。

ゆるくて艶も無く肌から浮くオバサン色のストッキングは、一度は脚を入れて

結局気に入らなくて脱いでしまい、出番が無いままダランと吊るされている。

ストッキングが伝線する度悔しくなる。コンビニでは1足500円とか平気でする。

ストッキング買わなくて済むならどれだけ貯金ができるだろう、とか、思う。

娘なんか3足1000円のストッキングを買って、たった一日で全滅したりする。

脱皮した抜け殻みたいなソレを拾って洗って干して、透明な糸で穴をかがり

いつかその補修部分があまり目立たない服を着た時用に、ダランと吊るしておく。

もはや3軍の落武者。

「伝線したからもう履くのが無い」と、母のとっておきの一軍を履いて行く娘に、

伝線した片方の脚の部分を太もも辺りで切って捨て、もう一脚分同様にしたものとで

2枚重ね履きにして右と左に無傷な片方ずつを履いて生かす、という裏技も伝授する。

#絶対人前では脱げないけど #脱ぐ時には履けないが #絶対脱がなきゃいいし

違う色味と種類のストッキングだと左右の差が目立つので、一対揃うまでは待機。

切られた落武者がドンドン増えていく。

女の子カレー

2017年03月12日 | おいしい生活
カレーとホワイトシチューが半々にかけられた一皿。

カレーも食べたいし、シチューも食べたい、ちょっと両方混ぜても味わいたい・・

という3種類の味を一度に食べたいという『欲張り』=『女の子』なカレーだ。

高校生の時、秋田のダイエーの地下のフードコートで食べた記憶から我が家の定番。

トッピングはとろとろオムレツとか温泉たまごとか、チーズ、ブロッコりー、かぼちゃ

アボカド、アスパラ、ソーセージ、ハンバーグ・・などなど好きなもの乗せれば完成だ。

最近料理に目覚めた娘と一緒に作ってみる。「こんなに簡単だったの?」と目を見張る。

鶏肉と玉ネギ、ニンジン、ジャガイモでベースを作ったら二つに分けて片方にシチュー、

カレーになる方には鶏肉を除いて、炒めた豚肉とカレーのルーとすりおろしたニンニク。

隠し味に適当にあるもの入れて「結構いい加減なんだね」そうだよ、母は良い加減なの。

30分でご飯の準備が出来るように料理の手順を教え込み「やったー🎵いただきまーす」

これが外食で食べれたら食べに行くのに。ココイチとかどこかメニューに無いのかなあ。

でも材料費千円で夜食べて、翌朝はお茶碗カレーで昼はカレーうどん、夜はグラタン等

いろいろリメイクして二日分賄うから、外食でこの一皿に千円以上払う気には全くなれず

結局、食べたい時は自分で作るしかないこの『ワガママ』の「女の子カレー」伝授完了。

コンビニエンス人間

2017年03月10日 | 瑠璃色ノート
4月1日付けで異動になった。

一昨年入社して一カ月で県北の支店に異動させられた時はショックで

片道一時間の車通勤も、残業の多いアシスタント的な仕事も自信が無く

(話が違うー)とか(無理―)とか思ったけど、慣れたらもう全然平気だ。

一番ペーペーの新入りなので、掃除からコピーからシュレッダーの類、

「コレ超特急でワープロして」と鉛筆でラフに描かれた書類作ったり

テプラやラベルシール、ファイリング、膨大なデータ入力や図面折り、

法務局に謄本取りに行ったり、みんなの雑用を一手に引き受けている。

育児も終わっているので仕事に穴を開けることもなく、残業もするし

年上のクセやアクの強いオジさん社員も働き盛りの30~40代社員も

長年の妻業と豊かな母性で寛容に理解し、サポートすることが出来る。

「ずっとこっちの支店に居てくれないかなあ」と言われたこともある。

それくらい頑張ってるし、私が居なくなったら不便だろうなあと思う。

放っておくと山盛りになる灰皿やゴミ箱やシュレッダーゴミに不燃ゴミ

毎朝誰かかしらピーピーのトイレ掃除は今後誰がするんだろう、とか

余計な心配してみたり。居なけりゃ居ないでなんとかするのにね。

乃木坂MOON

2017年03月04日 | 瑠璃色ノート
こだわりのGINで作る特別なホワイトレディを飲みにお気に入りのBARへ。

マスターは物静かでクールな雰囲気の美形だが、喋るとお茶目でキュート。

様々な大会で賞を取っているかなりの腕前で、シェイカーを振る姿も音も

最後の一滴を注ぐ時の所作も氷の音も、私の中ではパーフェクトの一言。

香りと後味が清爽なカクテルをいただいていると、先客で居た男性から

「乃木坂46の〇〇〇に似てますよね、さっきドア開けて入って来た時

うわー乃木坂の〇〇〇だーって思っちゃって。知ってます?乃木坂46」

知らない。いつの間にか時代はAKBから乃木坂46になり、こんな妙齢にも

似たタイプのメンバーをあてがうようになったんだろうか。へーんなの。

内容があるような無いような会話をマスターを介して3人でカクテル一杯分。

今夜は早々席を立ち、いつものようにマスターに外まで見送ってもらう。

ご馳走様、おやすみなさい、の別れ際「今夜は月が綺麗ですね。」と促され

夜空見上げて、ホントだね、とほろっと笑って手を振って。そんな台詞・・・

ものすごく久しぶりに聞いたな、と。ちょっと何かをかみしめてしまった。

就活スタート

2017年03月01日 | 瑠璃色ノート
就職ガイダンス、合同会社説明会、エントリー開始、インターンシップ、卒論、、

なんて言葉が風花の口から出る時期になり、一気に大人びて見える今日この頃。

高校出て就職したお友達はOL4年目だし、専門学校出て働けば社会人2年目。

その子達に比べたら、てんで甘っちょろくて自立も出来ていない幼い21歳。

私自身、親の言うことなんて全く聞かずに勝手に秋田を飛び出して就活したので

きっとこの先風花だって一人で仕事を決めて家を出ていくんだろうな、と思う。

でも私の就活時のように、あんな厳しい試験や一次面接二次面接最終面接・・・

風花がこれから立ち向かうなんて、想像しただけでひゃーーーと身震いする。

お父さんが生きてたら助言とか知り合いのツテとか就職に役立つことがあって

気持ちにもきっと余裕があっただろう。私では頼りないだろうし。可哀想に。

あれこれ心配だけど、心配してもしょうがない。娘の試練を見てるしかない。

そして風花と暮らすのもあと残り1年。私も自立する、そのための1年にする。