夢追い人の「つぶやきブログ」

LOVE & PEACE

非暴力の闘争

民主主義

2006年10月31日 | 偉大なるメッセージより


「制度的にはいかに完備しても、それを支えるエネルギーが衰退するとき、民主主義は形骸化する」

中村雄二郎(現代情念論)


「民主主義が機能するのは、民衆全体の中に政治に責任をとる強い気持ちが生まれてくるときに限ります」

ヴァイツゼッカー(永井清彦訳)


「民主主義の前提は、ひとりひとりの人間に無限の価値を認める宗教的な基盤だ。それが日本にあるのか? ないならば、日本の民主主義は、かたちを真似しただけに終わるのではないか?」

ティリッヒ(野呂芳男訳)



某政党議員、関係者の不祥事は、ここ6年でなんと55件、逮捕者は38人だという。詐欺、麻薬、痴漢などなど。人間が壊れているとしか思えない。こういった輩は、人間に「無限の価値を認める」という発想がない、と言えるのではないか? つまりこの政党は、「民主」を掲げながら、「かたちの模倣」にしか過ぎないと言われても仕方がないだろう。派手なパフォーマンス、いかにマスコミを使うかということしか頭にない空っぽの「民主主義」。そんな政党を支持する日本人に欠けていることは、「ひとりひとりの人間に無限の価値を認める宗教的な基盤」の意味するところが理解できないと言うことである。そしてその意味することはというと、「それを支えるエネルギーが衰退」しているということであり、「民衆全体の中に政治に責任をとる強い気持ち」が薄らいでいるということである。パフォーマンスではなく、「何のため」ということを見抜くエネルギー溢れる民衆の目が大事なのである。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。