なんか今更なアルバムなんでしょうが、久々に聞いてみたらハマってしまったので紹介します。
前作の「Jupiter」は、「天体観測」に象徴されるような重ねて重ねて分厚いシューゲイザーっぽいギターサウンドがたっぷりだったので聞いてると結構疲れてしまったんですが、このアルバムにはそういうのは無かったです。今シューゲイザーっぽいと書きましたが、イメージとしてはイーグルスのホテル・カリフォルニアのようなものとして捉えてもらうといいかもしれません、これは。つまりギターアンサンブルはめっちゃ緻密、耳を澄ませば色んな所でかっこいいフレーズが鳴りまくってます。さっき書いたように「Jupiter」はそれがたまに過剰だったわけですが、このアルバムは「オンリーロンリーグローリー」で使われた鉄琴を始めとして、アコースティックギターを多用したアレンジ等の暖色系の音使いが多く目につき、全体としてとても広がりのあるサウンドになっています。そして藤原基央の書く曲はミドル、スローテンポになるとほとんどゴスペルに近いような高揚感を与えるものばかりが揃っているおかげで、5分台の曲を飽きさせません。逆にじわじわと盛り上がってくるのが多いため、ちょうど良い尺と思わせるほど。僕としてはこのアルバムでやったことを更に突き詰めた「supernova」や「プラネタリウム」が文句なしの傑作と思えるものだったので、次作への期待の方が膨らむばっかりですが、これも素晴らしいアルバムですよ。是非どうぞ。
前作の「Jupiter」は、「天体観測」に象徴されるような重ねて重ねて分厚いシューゲイザーっぽいギターサウンドがたっぷりだったので聞いてると結構疲れてしまったんですが、このアルバムにはそういうのは無かったです。今シューゲイザーっぽいと書きましたが、イメージとしてはイーグルスのホテル・カリフォルニアのようなものとして捉えてもらうといいかもしれません、これは。つまりギターアンサンブルはめっちゃ緻密、耳を澄ませば色んな所でかっこいいフレーズが鳴りまくってます。さっき書いたように「Jupiter」はそれがたまに過剰だったわけですが、このアルバムは「オンリーロンリーグローリー」で使われた鉄琴を始めとして、アコースティックギターを多用したアレンジ等の暖色系の音使いが多く目につき、全体としてとても広がりのあるサウンドになっています。そして藤原基央の書く曲はミドル、スローテンポになるとほとんどゴスペルに近いような高揚感を与えるものばかりが揃っているおかげで、5分台の曲を飽きさせません。逆にじわじわと盛り上がってくるのが多いため、ちょうど良い尺と思わせるほど。僕としてはこのアルバムでやったことを更に突き詰めた「supernova」や「プラネタリウム」が文句なしの傑作と思えるものだったので、次作への期待の方が膨らむばっかりですが、これも素晴らしいアルバムですよ。是非どうぞ。