Green Mind

音楽の感想や日記なんかをね

色々、適当に

2004年09月30日 | プログレっぽい
こんばんわ。よく日記サイトというものを見かけますが、よくネタありますよね。全然見つからないので困ります。

このまえ買ったCD感想。
Gilgamesh / Gilgamesh
結果的にHatfield & The Northに繋がるバンドとなったギルガメッシュのファースト。フィル・リーというジャズ、フュージョンのギタリスト、アラン・ゴウエンという惜しくも若くして白血病で亡くなってしまったキーボーディストの二人がいたバンドでもあります。音はカンタベリーなサウンドで、テクニカル、ユーモラス、ここら辺聞いてる人しか分かんないけど嵌るのに多少時間がかかるけど、嵌ると抜けだせないサウンド全開です(笑)。ユニゾンの決めなんかまんまハットフィールズです。

Egg / The Civil Surface
これはデイヴ・スチュアートのソロとして作られたらしいんですが、結局エッグのラストとなったアルバム。比較的モント・キャンベル色が強く、管楽器の四重奏なんかやっちゃってこの曲は前衛、クラシカルきわまりない音です。スティーヴ・ヒレッジがボーカルをとった曲なんかは好みなんですが、あんま好きじゃない曲もあるんだよなぁ。ただじっくり何回も聞けば印象が変わりそうな予感大。

The Robinoos / Anthology
ライノ編集ポップトピアで抜群にキュートなポップソングを炸裂させていた、ルビナーズのアンソロジー。アンソロジーだけあって良い曲一杯。こういうバンドは特に言葉で語るバンドじゃないような気がするので(つーか形容する言葉が見当たらない!)、機会があれば聞いてほしいです。初期モンキーズ的アイドルバンドで売られてたっぽい。ライナーに好きな食べ物が書いてあるんだもん。

Trigger Happy

2004年09月26日 | オルタナティヴ日本
このアルバムは僕のモーサム初体験アルバムです。モーサムっていうバンドは元々轟音ロックンロールをやってるバンドらしいですね。確かに轟音からこの変化というのは結構なもので、モーサム初の僕でさえ異質なものを感じたので、このバンドを聞き慣れたファンはこのアルバムをどう捉えたらいいのか、分からなくなったんではないでしょうか。ただですね、カッコいいんですよ。果てしなく。一曲目の不穏な始まりからシングル「Hang Song」はニューエーブなドラム、グルーヴィーなベース、反復する歌詞とメロディ。完全にスタジオで作られた音なんですが、ライヴ感バリバリです。2曲目はフリクションのカバーで、原曲聞いたことは無いんですが、パンクです。これは前作までのモーサムに通じるものがあるんじゃないんでしょうか。3曲目はラップ調のボーカルに乗る歌詞がまたカッコいい。「スゥーイングッ!」が頭から離れません。ベースのリフ、轟音ギターかっこ良い。次曲への静かなインストを挟み個人的ハイライト「Endless D」。まず「理性的でありながら無秩序であれ」にぶっ飛びます。音も混沌、無秩序でありながらクールに計算され、勢いを失わないカッコいい曲です。グルーヴィーなインスト「View View」、んでいきなりボサノヴァ風の「Rainy」、「Candy Friday」です。最後はアルバムの通り「Trigger Happy」な感じの混沌爆音インストで幕を閉じます。今月のミュージック・マガジンで藤田氏が「この路線を突き詰めることはまだ出来る」と言ってました。やってほしいのかは新作聞いてから判断しますが、こういう風にリスナーを常に驚かせるバンドでいてほしいです。

The Sound Of The Sounds Of Science

2004年09月23日 | 1980年以降ロック (米)
どうも。野球のスト回避、イチローの大記録への大きな前進に前向きな姿勢でいるるーふぁすです。イチロー凄いっすね。2試合で9安打ですよ。今までの安打記録は、ローリング・トゥエンティーと呼ばれた1920年代に作られた記録なので、80年記録が出なかったということになります。これをもしかしたら破ろうとしてる男が日本人だとは、私たち日本人がびっくり。頑張れ!

中村一義のバンド100sの新曲、聞きました?すっげーいいっすよね。「Honeycom.ware」。曲名見たときは「えぇ?」と思ったど。公式ページにある謳い文句「今世紀のティーンエイジ・シンフォニー」どうやら嘘じゃないようだ。

Yo La Tengo / The Sound Of The Sounds Of Science
このアルバムはサンフランシスコでインターナショナル・フィルム・フェスティバルという映画祭があり、Jean PainleveとYo La Tengoのイベント'Sounds of Science'の音源をスタジオで再録したアルバムなのだそう。Jean Painleveという人は海洋生物の映像作家らしい。全曲インストゥルメンタルで、とてもイマジネーションを与える音になってます。インストと聞くと前衛っぽいのか?などど僕は思ってたんですが、聞いてみるといつものヨラ~なので一安心。かなりいいです。映像と一緒に聞いたらもっと浸れるかも。


猫帰ってきました。泥だらけで、ちょっと痩せてました。

Built To Spill / Live

2004年09月20日 | 1980年以降ロック (米)
どうも。皆さんは3連休をどう過ごしましたか?僕はと言えばご察しの通り、音を聞き、本を読み、勉強をして、犬の散歩に行き...。書くの嫌になったというか寂しくなったので止めます(笑)

ダグ・マートッシュが率いる、米インディ界の最強バンドBuit To Spillを知ってますか。今は違うみたいだけど、これまたキャルヴィン・ジョンソンという米インディ界の帝王のレーベル「K」の看板バンドでもありました。このKっていうレーベルは面白いヤツらいっぱいいるんですよね。Beat happening, The microphones , Modest Mouse, Yume Bitsu, Dub Narcotic Sound Systemやら。一時期の僕は目標をKレーベルとマタドールレーベル全制覇という途方の無いものにしてたような気がします(笑)

そのバンドのライヴ盤。
Built To Spill / Live
これまた簡素なタイトルでございます。「ライヴ」です。エレクトリック・ギターの狂乱です。テンション高いです。曲の出し惜しみはしません。「The Plan」から打ちのめされちゃってください。僕が頼まなくても絶対打ちのめされます。20分にわたるニールヤングのカバー「Cortez The Killer」は完全にニールヤングの亡霊(死んでませんが)が取り憑いてすごいことになってます。スタジオ盤聞いたことない人はまずこれ聞いてくださいという、大推薦ライヴ盤。

原田郁子 / ピアノ

2004年09月18日 | ポップ日本
どうも。こんにちは。古田会長の涙にグッときた人は僕だけじゃないはず。あそこまでファンと野球のことを思ってる古田会長を断固支持します。それにしても野球業界も腐ってるねぇ。ちなみに大リーグがストを起こした時、観客がもの凄い減ったらしく、スト前と同じくらいまで動員数が回復したのはつい最近なのだそう。
大リーグの場合94年8月11日から232日に及び、921試合が中止になった。全然日本とは違うので比較対象にはなりませんが。

そんな嫌なニュースを吹き飛ばす、原田郁子のソロアルバム「ピアノ」。期待通りの傑作。とってもキュートなアルバムに仕上がってます。

原田郁子 / ピアノ
ほとんどの曲にポラリスの大谷友介が関わっているので、期待しないという方が無理なのかも。一曲目のシングル「たのしそう かなしそう」から名曲。クラムボンにいる原田郁子とはまた別の感じがよい。全編絵本の世界感に満ちていて、聞いてると原田郁子の朗読会に参加してるような気になります。いしいしんじという人が作詩をしている「かじき釣り」なんかは正にそんな感じ。クラムボンを聞いたことない人、ポラリスを聞いたことない人、どっちも聞いたことない人、音楽好きな人なら全員オッケーな名作です。

スピッツ / 一期一会
羅針盤の「ロビンソン」が聞きたくて買いました。だから羅針盤しか聞いてません。超有名曲に挑んだ羅針盤はこの曲をものにしてます。家の母と妹曰く「あっさりと歌いすぎ」だそう。そして僕は「いやいや、これが羅針盤なのだよ」

どうでもいいことだけど、結構重要な事

2004年09月14日 | 雑記
どうも。こんばんわ。明日はついに原田郁子のソロアルバム「ピアノ」の発売ですね。原田さんのシングルは久々にキタ━━━━ヽ(´Α` )ノ━━━━!!!!て感じで聞きまくってる状態なので、楽しみです。

ウチの高校はなんかヒドい授業が多いんですよ。英語なんかお爺さん先生が、「え~、アイッ・デデゥント・ノウ・ホワット・ユー・セイッ(I didn't know what you say)。はい。リピートしてください。」と言います。
こんな時は寝るか、愛用iPodで音楽を聞くのが一番です。もう2年くらい使ってるけど感謝してますよ。

で、その時聞いた音楽の感想。授業一時間半なのでアルバム二枚聞けました。が、聞いてたのは昨日レビューしたクラムボンと、ロザリオス。そんな訳で今日のレビューは無し~。

今使ってるiPodは一番古いので、高校入学時に祝いとして買ってもらってそれ以来使ってます。現在1986曲入っていて残りMB数はおよそ、12MB。要するにもう2、3曲しか入らないのです。これは結構問題で、クラムボンをもっと一杯入れたいし、ウィルコの新作、ポラリス、ザ・バンドのステージ・フライト、ルビナーズのアンソロジー、山本精一のなぞなぞ等沢山あるのです。40MBのiPod欲しいなぁ。

英米文学部入りたいです。

猫が逃げてもう一週間。彼の行方を知ってる方、2万でその情報買います。

まちわび まちさび

2004年09月13日 | ポップ日本
こんにちは。今日は3日くらい前から続く原田郁子&クラムボンブームの延長線上レビューです。

クラムボン / まちわび まちさび
クラムボンの音楽って面白いですよね。今時ジャジーでお洒落な音楽とか紹介されると、なんか微妙な捉え方してしまいますが、それをことごとく壊すのがミトさんと伊藤さんによる鉄壁のリズム隊。歌詞もちょっと捻ってあって、ちょっと経ってから「ふふ」と笑ってしまうような歌詞だったり、メンバー全員ロバート・ワイアット好きだったりする事から(キャラバン、ソフトマシーンとかも好きかなぁ?)
メロディも割と捻ってあります。その感じが「ドギー&マギー」で早速聞けます。他にもそのまんま大貧民を歌った「大貧民」など可愛らしくて良い曲ばっか。名盤。あぁ原田郁子可愛い。

Polaris / Tide
クラムボン達と繋がってるPolaris。この人達も演奏巧い。フィッシュマンズのメンバーがいるとか、僕にはあんまり関係なくてただ繰り広げられるポップワールドにひれ伏すばかり。あるサイトの管理人さんが言ってた事を引用すると「音楽知ってて演奏が上手い人が敢えてポップな表現に走る瞬間ってかなり痛快な訳で」そうなんです。痛快なんです。試しに「なみも」って曲聞いてみてください。どうです?捻りまくってるでしょ?痛快でしょ?そんでもって最高にポップなんですよ。「季節(Broadcast)」で泣く人が何人いることやら。


最後は上とは全く関係ないLosaliosです。
Losalios / 世界地図は血の後
ブランキージェットシティのドラムだった中村達也という人のバンドらしいです。僕はブランキーは全く通ってないので、ブランキーの頃とはどうだったとかは分かりません。購入に至ったのは「ジャズにはまった天才」とか「ジャズロックがどうたらこうたら」つうキーワードです。これはヒット。めっちゃカッコいい。パンク、ロックンロールの衝動にジャズのエネルギーを注いだ、というような音です。ジャズと言ってもバックグラウンドで聞くようなヤツではなく、けっこう暗めで部屋で一人で聞くようなのです。このドラムはアヒト・イナザワなんかと並ぶ日本屈指のドラマーということは間違いないでしょう。後このアルバムが傑作という事。

たのしそう かなしそう

2004年09月12日 | ポップ日本
雑誌のインタビューでみた原田郁子の可愛さに惚れました。そしてシングル買いました。アルバムも買うぜ。

原田郁子 / たのしそう かなしそう
クラムボンのボーカル、キーボードの原田郁子のソロ。軽やかなピアノからあの声とメロディ。しかもバックはポラリスの二人とロザリオスの人ではないか。うーん凄いなぁ。

Poptopia! - Power Pop Classics Of The '70s
70年代のパワーポップのコンピです。最高です。トッド・ラングレン、バッドフィンガー、ラズベリーズ、ビッグ・スターなどの有名どころから聞いた事も無いよいうなバンドまで出てきます。ブラム・チャイコフスキーとか(笑)。なんにしろパワーポップ好きな人オススメです。いい忘れたけどライノ編集。悪い物は出来ませんね。

すぎやまこういち / 交響組曲 ドラゴンクエスト?
くるりの岸田氏に影響されて聞きました。僕は元々寝る間を惜しんでピコピコやってるゲーム小僧だったので、ドラクエ, FFなんかはもちろん色々やってたのです。あのときドラクエの音楽が素晴らしいなんて思った事はなかったなぁ。今聞くと、あの頃の想い出がよみがえってきて実に感慨深い。けど、そういうの抜きにしても素晴らしいなぁと思う。どんな世界にも素晴らしい音楽は存在するもんだね。

Alex Chilton / 1970

2004年09月07日 | 60~70年代ロック (米)
今回はいきなり。時に簡潔に。
Alex Chilton / 1970
かの有名な元祖パワーポップバンド「Big Star」の中心人物のソロ。よくわかりませんがドラムの人は参加してるっぽい。で、内容はヨレヨレのロックンロール。パワーポップというかビッグスター風味な曲もあり。ギターもジャキジャキいっててカッコいい。ストーンズのカヴァーも収録。

中村一義 / 100s
僕は中村一義はERA以降が好きです。「金字塔」「太陽」も好きだけど、切れが悪いような気が。そこが魅力だと言う人もいますが(そっちの方が多いのか?)。音も歌詞もERAから変わってきましたよね。バンドの方の100s聞いても分かります。で、このアルバムの内容といえば正真正銘のポップアルバム。「キャノンボール」も名曲だし、「グッディ」も好きだ。うん「メキシコ」も好き。歌詞もすてき。生きる力を与えてくれます。

Traffic

2004年09月01日 | 60~70年代ロック (英)
はい。今日はトラフィックです。ウィンウッドです。

Traffic / John Barleycorn Must Die
確かこのアルバムはウィンウッドのソロとして出す予定だったとか。結局ウィンウッド、ジム・キャパルディ、クリス・ウッドの少人数編成での再結成アルバムという形でリリースされました。内容はピーター・バラカン氏いわくフォーク・ジャズだそう。もっともでございますが、トラディショナル・フォーク・ジャズと言ったらもっとピッタリかも知れません。一曲目からそんな感じの音バリバリ出してます。ピアノ、オルガン、サックスの絡みから入るインストの一曲目からかっこ良すぎです。ピアノが特にカッコいい。あぁサックスも。「Freedom Rider」はクリス・ウッドのフルートで決まり。ウィンウッドの歌もオルガンも良し。サビがキャッチーでソウルフルな「Empty Pages」、ウィンウッドのマルチプレイヤーぶりを聞かせてくれる「Strange To Himself」。一転してトラッドな「John Barleycorn」。これまたクリス・ウッドのフルートが冴えてます。ジョン・バーリーコーンっていうのは擬人化した麦のことだそう。最後はBlind Faithでやってそうな「Every Mother's Son」。のけぞるようなイントロのギターから、これまた「声」素晴らしい。最高にカッコいい締めです。