男子新体操のブログ

男子新体操の普及と発展を願う人のためのブログ

ライバルとの激戦制し北村が王座返り咲き 新体操男子個人総合  (横田泉)

2010年11月20日 | 全日本選手権大会
ライバルとの激戦制し北村が王座返り咲き 新体操男子個人総合

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101120-00000539-san-spo
産経新聞 11月20日(土)18時15分配信



男子総合で2年ぶりの優勝を決めた北村将嗣(花園大)のスティックの演技=代々木第一体育館(横田泉撮影)(写真:産経新聞)
 第63回全日本新体操選手権大会が20日、東京の代々木第一体育館で行われ、男子の個人総合で北村将嗣(花園大)が、大舌恭平(青森大)との激しいライバル対決を制し、2年ぶり2度目の王座に返り咲いた。(横田泉)

 名勝負と呼ぶにふさわしい接戦だった。初日、北村が前半のスティックとリングの2種目でどちらも9.4点台にのせると、大舌はスティックで9.550の同種目最高得点で応酬。2種目の合計得点が、両者とも18.900という高レベルで同率1位となった。

 勝負を決める注目の後半2種目では、北村の巧みな手具操作と奇抜な演技構成が評価され、2種目ともに9.5点台の高得点を獲得。合計点で37.925点と大舌を0・175ポイントの僅差で下した。

 同大会を大学1年で制した北村だが、その後は優勝から遠ざかっていた。昨年はミスが響いて17位と惨敗。不得手とされた宙返りなどのタンブリングや、周囲の評価に悩まされたことが不調の一因だったが「持ち味である手具操作能力、演技構成力の高さでみせよう」と開き直った。

 4年となり、大学では最後となる今大会では「勝負の世界なので、心のどこかに優勝したいという気持ちがあったが、意識しすぎないように心がけた」「攻める気持ちでやるのが目標」と力を出し切ることに集中した。これが奏功し、勢いのある演技で軒並み高得点を獲得した。

 「(見てくれている人に)とにかく“ありがとう”という気持ちでやりました」という言葉どおり、演技後には大きな声で「ありがとうございました」と客席に頭を下げた北村。卒業後の進路は未定だが、新体操の能力を生かした仕事も視野に入れているという。今後の活躍にも期待したい。


男子新体操の記事