花の栽培手帳

長年植物との出会いの中で得た栽培のポイントや、話題を書いています。

~お酒の話題 マンダリン~

2020-06-16 08:32:24 | Weblog
~お酒の話題 マンダリン~


アメリカ、アリゾナ州にフェニックスと言う街があります。
この地域はほとんど雨が降らないので、半分砂漠のような所でしたが、コロラド川から水を引いて、街や農地を作りました。
友人は20歳の時、ここに農家留学しました。
留学と言っても、キャベツやレタスなどの栽培農場で実習します。

実習後、彼はここを何度も訪れていますが、お世話になったご主人の墓参りに一緒に連れてもらうことになりました。

農家と言っても日本とは大違いで、自宅には常に大型エヤコンが作動して、プールもついています。

ここから、3時間程離れた別荘に行くことになりました。
道路の向こうにはラクダのコブのような形をしたキャメルマック山が見えています。

一時、小さなカジノで一休み。
ちょうど日本のパチンコのような機会が設置され、数字が3個揃うと大当たり!
ここでの収益はインデアンの文化活動に使われているようです。

しばらくはしるとちょうど、昼になったので、レストランに入りました。
Tさんに「なにか飲みますか?」と尋ねられ、メニューを見ながらボーイにここのおすすめを聞きました。
おすすめのマンダリンが少し大きめ(形は違うが中ジョッキーぐらいの大きさ)のグラスがテーブルに置かれました。
グラスの縁に塩が着いています。
どうやら、これをなめながら飲むようです。

うまい!
結局二杯飲みました。

その後、マンダリンってどんな酒か気になっていましたが、いろいろ調べてみると、どうやらマンダリンオレンジのリキュールのようなものみたいです。

酒は、それぞれの地域でいろんなものが作られています。

~綿の話題~

2020-06-15 09:00:40 | Weblog
~綿の話題~


私が子供の頃、ほとんどの農家では、自家栽培したものを毎日の生活に使っていました。、
その中には、綿の栽培も行われていました。
布団に使うほどはとれませんが、座布団に入れるぐらいはとれたのでしょう。

綿の生育には20℃以上が必要なので、5月中頃種を蒔きます。

夏になると、茎が6、70cm程に伸び、蕾が着いて花が咲いてきます。
この花は一日経つとしおれてしまいます。
花色にはピンクや黄色があるようですが、子供の時に見たのは確か黄色だったような気がします。

花びらが散ると実が着いてきます。

秋口に入ると、実が割れ、中から綿毛が出てきます。
これを一つずつ手で取って綿毛を集めます。
そんなに沢山とれたような気がしません。

綿くり機を手で回し、そこに綿毛を挟んでいくと、小豆くらいの種が取れます。
翌年、この種子を蒔くと、又、綿が育ってきます。

食用油の「綿実油」は、この種を絞って油をとりだしたものです。
取り除いた粕は、「油粕」と同じように「綿実粕」として、有機肥料として販売されています。

~旅の思い出 礼文島~

2020-06-14 08:14:59 | Weblog
~旅の思い出 礼文島~


礼文島は北海道の最北端にある島で、つまり、日本の最北端の島に当たります。
この島は南北25.8km、東西30km、狭い所では7.9kmしかなく、カニの爪のような形をしています。

北海道には梅雨がありません。
そのため、これからしばらくの間が最もよい季節になります。

礼文島に渡るには稚内から船で2時間ほどかかります。

レンタカーの職員に尋ねると、「稚内では、夏でも最高気温が25℃を超えることはめったにありません」と話していました。
だから、この辺では水稲や野菜の栽培が出来ないのでしょう。

今では礼文島と利尻島は二つに分かれていますが、古代は一つの島だったようです。
礼文島で最も高いのは、礼文岳(490mです。

この時期、ハクサンチドリやマイヅルソウ、バイケソウなど、高山植物は道路の傍らや土手など、島のいたる所に生えていました。
まさに!、高山植物の宝庫です。

レブンアツモリソウ」の群生地には木道が設置され、原生地を荒らさずに観賞出来るように整備されています。

最もよい季節に訪れたので、寒さを感じませんでしたが、冬季には波が荒く、強い風が吹いているのでしょう。
機会があれば、こんな季節にも一度北海道を訪れてみたいと思いますが、きっと後悔するでしょう。

※ 写真はレブンソウの画像です。


~農業の話題 ヨトウムシ 2~

2020-06-13 09:28:23 | Weblog
~農業の話題 ヨトウムシ 2~


花や野菜などに大きな被害を与える害虫の中で、今回はヨトウムシの話題をまとめました。

ヨトウムシを大きく分けると、土色をした一般的なヨトウムシと、頭部に文様が入るハスモンヨトウ、毛が生えているダイモンジヨトウの三種類に分かれます。

この地域では、今のところ、ダイモンジヨトウの被害はあまり見かけませんが、残りの二種類のヨトウムシが大きな被害を起こします。

一般的なヨトウムシの産卵は5月頃から始まり、小さな波の周期で卵を産み付けていきます。

これに比べてハスモンヨトウは、毎年9月5日前後一週間の間に大発生します。

夜になると蛾が飛んできて葉に卵を産み付けます。
数日が経つと、小さな青虫が葉を齧り始めます。
幼虫は葉と同じような緑色をしていますが、一週間程経つと土色に変わって土の中に潜ります。
この幼虫の間に殺虫剤で駆除すると、被害を最小限に抑えることが出来ますが、忙しくて気がつかなかったり、見落としたりすると、もう手立てがなくなってしまいます。

前回紹介したような方法で、随分密度は下がってきましたが、それでも時々被害に合うことがあります。

夏が過ぎ、沢山の葉が出て良品のシクラメンが出来上がってきましたが、一本も花が咲いてきません。
葉をかき分けて株元をよく観察すると、新芽や蕾が食い尽くされて全く見当たりません。

このまま放置しておくと、隣のシクラメンの葉や蕾も食べられてしまいます。
こんな時は、たっぷり水の入ったバケツに植木鉢を沈めます。
しばらく経つと、我慢出来なくなった大きなヨトウムシが、土の中から頭を持ち上げてきます。

ヨトウムシは退治出来ましたが、こんなになってしまったシクラメンは、もうもとに戻らないので捨てなければなりません。

※ 写真は紫色の花が咲いているシクラメンの画像です。


~コリウスの話題~

2020-06-12 08:15:50 | Weblog
~コリウスの話題~


ここでは、暑さに強く、夏の花壇に最適なコリウスについてまとめています。

コリウスはシソ科の一年草植物で、大変丈夫な草花です。
この植物は、赤やオレンジ、黄色や緑色の葉の色を観賞します。
一応花は咲きますが、決して美しいものではないので、まさに、観葉植物って言う感じです。

むしろ、花穂はハサミで切り取った方がいいでしょう。

コリウスを花壇で栽培する場合も、他の草花と同じように先端部を摘心すると、各葉の付け根から脇芽が伸びてきます。
このようにすると、葉が茂って豪華な花壇になってきます。

コリウスと同じシソ科の仲間には、バジルや青ジソ、ショウガや梅などを漬ける時に使う赤ジソがあります。
どれも、あまり病害虫に侵され難く、大変丈夫な植物です。

この時期、青ジソの苗を購入、プランターや植木鉢に植え、葉を調理に使っていくと、大変便利ですが、日が経つと葉が徐々に硬くなってきます。
こんな時は、摘心すると、葉の付け根から柔らかな新芽が出てきます。

この作業を繰り返すと、次々と新芽が伸びてくるので、常に柔らかな葉を使うことが出来ます。

※ 写真はバジルの画像です。


~キュウリの話題~

2020-06-11 10:06:18 | Weblog
~野菜の話題 キュウリ~

近頃では、一年中でナスやキュウリの栽培が行われていますが、今回はキュウリについてまとめました。

キュウリは、スイカやメロン、ウリなどと同じウリ科の野菜です

冬季や初春に出回るキュウリは、暖かい地方でハウス栽培されたものですが、これから出回ってくるものは、ほとんどが露地栽培です。
どんな野菜や果物にも言えることですが、旬に収穫したものは姿形がよく、最もおいしくなります。

以前のキュウリは細長く、白い粉を吹いたようなものが多かったのですが、最近の種類は短くて、濃い緑色をしています。
消費者が、白い粉を農薬と勘違いしたようで、このような品種が栽培されるようになりま本当は、このような種類はとてもおいしかったのです。
又、実が短いと曲がり難いのでこんな形になったのでしょう。

味にはほとんど変わりないのですが、見た目が気になるのか曲がったキュウリは、2等品になり、価格が極端に下がってしまいます。
切っていると、真っすぐなキュウリの方が切りやすいのも確かですが、味には全く関係ありません。

これから、7月下旬の梅雨明けまで、沢山のキュウリが出てきます。

キュウリは、水分があり気温が高くなると、グングン太ってきます。
太くなったキュウリは人気がありません。
これからの時期は一日に二度収穫しなければ、あっと言う間に太くなってしまいます。

しばらくの間、安くて、おいしいキュウリをたっぷり味わいましょう。

~旅の思い出 ブラジル~

2020-06-10 08:48:07 | Weblog
~旅の思い出 ブラジル 1~


今回は、ちょうど日本の反対側にある国、ブラジルについてご紹介します。

日本が秋ならブラジルはちょうど春になり、日本が昼の12時ならブラジル サンパウロでは夜の12時になります。
このことから、距離的に考えてみると、地球上で最も遠い国になります。
それは飛行機に乗るとよくわかります。
アメリカ西海岸経由、東海岸経由、又はヨーロッパ経由など、どちらからでも同じくらいの時間がかかります。

ブラジルには1908年(明治41年)から、日本人の移民が始まりました。
当時はパナマ運河がなかったので、笠戸丸はなんと!、東南アジアの各港にとまり、インドを経由、喜望峰を回って大西洋を横切り、サントスの港に着いたようです。

当時の入職者はサントスの港から長い坂道を上がってサンパウロに到着したようです。

今は飛行機なので、直接サンパウロの空港に着くことが出来ます。
船で到着した人たちは、こんな長い坂道を上がると、どんな所があるのか不安だったことでしょう。

サンパウロはブラジルで最大の都市です。

ブラジルには、アマゾンやイグワスの滝など、日本のような島国では想像も出来ないような広大な地形が広がっています。
サンパウロからイグワスまで延々と平原が続いていました。

サンパウロの郊外にある山並みは、日本の山とは形状が全く違います。
地面が大きく波打ったような形をした山々が続いています。

我々を乗せたバスは山の中腹にある施設に到着。
美しい施設は簡単な骨材とブロックを積み重ねただけで建っていました。
ここではほとんど地震が起こらないので、このような建て方でも問題はないようです。

※ この時はカメラを持っていなかったので残念ながら画像がありません。

~お酒の話題 ウォッカ~

2020-06-09 08:11:26 | Weblog
~お酒の話題 ウォッカ~


私が初めてウォッカを飲んだのは、友人にもらったロシアのおみやげです。
、ちょうど、昔見たことがあるサイダーのようなシンプルな瓶に入っていました。

世界で最も長い列車の旅は、ロシアのウラジオストックからモスクワマデ走っているシベリア鉄道です。
なんと!一週間もかかるみたいです。

シベリア鉄道のモスクワ号(22両連結)は、ウラジオストックからモスクワまで、毎日一往復走っています。
我々はほぼ中間のイルクーツクまで乗車しますが、それでも3泊4日もかかります。

気心の知れた、四人のメンバーで出かけることにしました。
なんたって、4日も列車に乗りっぱなしですから、ウォッカとブランデーを買い込まなきゃ。
サイダーのような瓶に入ったウォッカは一本数百円ですが、さすがにアルメニアコニャック?は3500円もします。
これはロシアの物価では、とても高価なので、本物のアルメニアコニャックかな。
ラベルを見ても、なにが書かれているかわかりません。

モスクワ号には一両の食堂車が連結されています。
見渡すと、ここに食べにくるのは、一握りの金持ちのロシア人と日本人の我々だけでした。
もちろん、毎回ビールで乾杯。
ロシアのビールはアルコール度数が高いことに気づきました。

車窓風景はほとんど変わらず、昨日から延々と草原が続いています。
電話が掛かってくることもなく、風呂もなく、会話のネタも切れてくると、酒を飲む以外することがありません。

モスクワ号は所々の駅で停車します。
駅には、地元の人たちが、ジャガイモやトマト、木イチゴなどを売にやってきます。
どうやら、ロシア人の乗客は、これらの食材を買って食べているようです。

四日目の早朝、湖が見えてきましたが、これがバイカル湖だろうか。
昼頃、やっとイルクーツクに到着。
もちろん酒は全部飲んでしまいました。
さすがに、アルメニアコニャック?はうまかった。

高いアルコール度数の酒を飲み、ひたすらおしゃべりにつきていたので、声が出なくなりました。

マリーゴールドの話題~

2020-06-08 08:49:07 | Weblog
~マリーゴールドの話題~


★ 今回はこれからの花壇に最適なマリーゴールドについてまとめました。

マリーゴールドはメキシコ原産のキク科一年草植物です。
主な花色は黄色で、その他にローズ色とレンガ色があります。
ほとんどの花壇やプランターでは黄色を植栽しています。
特に、マリーゴールドの黄色は鮮やかで、黄色の花壇を作るには最適です。

夏の暑さにも強く、初夏から晩秋にかけて咲き続けます。

大輪のアフリカン系と中輪のフレンチ系に分かれています。
大輪のアフリカン系は主に鉢植えやプランターに向き、中輪のフレンチ系は花壇に最適です。

八重、半八重に分かれ、好みの花形を選ぶことが出来ます。

キク科植物はその特性の中に、それぞれ、独特のにおいをもっています。
マリーゴールドの花や葉にも、なんとも言えない独特のにおいがあります。
同じキク科の植物で、コスモス、ダリアの花も、なんとも言えないにおいを持っています。

マリーゴールドには独特のにおいがあるので、決して鹿は食べないと言われていますが、食べられたと言うことを聞いたことがあります。

同じキク科のレタスも、鹿は食べないと言われていますが、「そんなことはない、被害にあった」と言っている人もいます。

鹿も、食べるものがなくなると贅沢を言っていられないのでしょう。

※ 写真は黄色い花が咲いている、マリーゴールドの画像です。

~村里の話題 ウシガエル~

2020-06-07 08:30:27 | Weblog
~ 村里の風景 ウシガエル~


山の麓に、湧水を蓄えた一片約10mの小さな池があります。
そこには巨大なウシガエルが生息しています。

池に近づくと、突然「ドボン」と大きな水音がします。
ウシガエルが驚いて池に飛び込んだのでしょう。

ウシガエルは「ゴウ!、ゴウ!」と低い声で鳴き続けています。

カエルは、太陽の光が当たるとあまり鳴きませんが、曇りや雨が降ったり、夜になるとまさにカエルの大合唱です。
夜通し、まあ!賑やかなこと。

特に、ウシガエルの「ゴウ!、ゴウ!」と言う低音の鳴き声は、なんとも不気味で、よく響き渡ります。

アマガエルのような清潔感や可愛さはみじんもありません。
あの鳴き声には、むしろ、なんとも言えない下品な不気味さを感じます。

いつごろ日本にやってきたのか判りませんが、どうも、ウシガエルは外来種のようです。

以前は長い竿を持った「ショックン釣り」と呼ばれる、ウシガエルを捕まえる業者がいました。
ウシガエルは別名「食用ガエル」とも呼んでいます。

このような呼び方から、どうやらこのカエルは食用に使われていたようです。

このカエルなら、たっぷり肉がとれそうです。