関税を盾に世界を威嚇するアメリカ・トランプ政権に対して、ヨーロッパなどは報復関税をちらつかせて対決姿勢。そんな中、日本のイシバ政権は、ひたすら「日本だけは見逃してね」とのお願い戦法。打ち合い覚悟のヨーロッパに対し、日本はクリンチで逃れようとしたわけだが、相手からクリンチをほどかれてアッパーを食らった格好(EUの20%より高い24%の関税をかけられる)。一生懸命にトランプさんをヨイショしてこのザマ。見る影もない。
トランプよいしょは政府に限らずメディアも一緒。例えば、トランプさんのウクライナ戦争の停戦案を日本のメディアは期待を込めて伝えているが、ドイツのニュースなどは「中身がない」とバッサリ。ヴァンス副大統領のEU敵対演説以来、さすがにアメリカがドイツの仮想敵国になったとは言わないが、少なくともお友達ではなくなったよう。
まあね。ヨーロッパはEUでお友達同士がつながってるけど、日本は、アメリカくらいしか仲間がいないからね(共に敗戦国で、隣国と仲が悪かった点はドイツも日本も同じだが、今では、ドイツは隣国フランスとは共にEUを背負って立つ仲。日本は相変わらずご近所付き合いがうまくいってない)、アメリカよいしょもやむなしってことなのかもね。戦前に日本が国際連盟を脱退したときの松岡洋右外相のように威勢良く啖呵を切ればいいってものではないからね(当時の日本の世論は拍手喝采だったそうだけど)。
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