このたびの幸手小旅のレポートの最後を飾るのが山のお話。ただし、春霞というだけあって空が霞んでいて、くっきりした山の写真は撮れていない。心眼を通して見ていただければ幸いである。
今回は、既報の通り幸手から権現堂川を北上して利根川に向かったわけだが、権現堂川を歩いている最中にも右手に筑波山が見えたし(筑波山は茨城県の山であるところ、権現堂川の対岸は茨城県五霞市である)、
正面には日光男体山が見えたりで(見えない?真ん真ん中に薄く写ってる)、
期待は否応なく膨らむ。
そして、いよいよ栗橋辺りで利根川の土手に立つと、上流方面(西)には赤城山と日光男体山のパノラマが広がり(心眼!)、
北東にはお馴染みの筑波山(関東南部の人間にとっては、富士山と筑波山は「おなじみさん」である)。
これらをズームで見てみよう。まずは筑波山。所在は茨城県。
いつもは並んで見える男体山と女体山がほとんど重なっている。そして、いつもは見えない坊主山の頂きが筑波山腹(左側)に見えている。これは角度の問題である。いつもは南側から見ているのに対して今回は南西から見ているからである(茨城県は、栗橋(埼玉県久喜市)の北東にある)。
続いて、赤城山のズーム。所在は群馬県。
こちらもいつもとは少し違う。一番右側の黒檜山(赤城山最高峰)がいつもは前の駒ヶ岳や長七郎山と重なるのだが、ここからは最高峰らしい独立した威容を見せている。これも角度のせい。いつもは南から見ているに対して今回は南東から見ているからである(群馬県は、栗橋(埼玉県久喜市)の北西にある)。
最後に日光連山のズーム。所在は栃木県。左端に日光男体山。その右に女峰山他。
これはいつもと変わらない。ここからもほぼ真南から見ていて、それは東京から見るのと同じだからである(栃木県は、栗橋(埼玉県久喜市)の真北にある)。
以上、北関東3県をそれぞれ代表する山々であった。これを一望できるのだから、なんとも経済的である。おまけに利根川とのコラボである。土手の上でピューピュー唸りまくる空っ風にさらされた甲斐があるというものである。
これで、今回の幸手小旅のレポートは完了。この後も山川を巡る小旅の予定が控えているが、また足が痛むといけないから、適当な休養をとるつもりである。いまどき野球のピッチャーだってローテーションを守り連投は避けるのだから。
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