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『サニー 永遠の仲間たち』 (2011) / 韓国

2012-05-23 | 韓国映画


原題: SUNNY
監督: カン・ヒョンチョル
出演: ユ・ホジョン 、シム・ウンギョン 、カン・ソラ
観賞劇場: 横浜ブルク13

公式サイトはこちら。





ブルク13で観たら入場者プレゼントがあったよ。
はっきり言ってどんぴしゃ同世代なんで(笑)、予告からして相当ツボに来るに違いないと読みましたがまさにその通り。


女子高で同級だった7人グループ・「サニー」のメンバーが40代になり再会を果たす。 きっかけとなったのは、メンバーの専業主婦であるイム・ナミとリーダー格のハ・チュナがひょんなところで出会ったから。
高校の時は同じ境遇だけど人生が進むにつれて当然互いの落差が現れている。 リーダー格のハ・チュナに至っては人生の大きな転機が訪れており。。


これは同世代の主婦層にはかなり身につまされる話だったりするのだけど、メンバーを1人づつ探すにつれて、それまで歩んできた人生の波も知らされることとなる。 順風満帆な者、そして波乱万丈な者。
一緒だったころは互いの身の回りのことだけで他愛もなく仲良くしたり誤解したりだけだけど、それぞれ違う道を歩いていくと昔のあれやこれやも許せてしまうのかもしれません。
いろいろかばい合ったり、嫉妬したり、はしゃいだり笑ったり泣いたり、恋したり失恋したり・・・ 高校の時って本当に目の前のことだけ考えてればよかった時代。 あの頃の無邪気な時代に戻れるものなら戻りたいって思うのも自然なんだし、それだけ幸せだったんじゃないかな。


しかし1986年当時の日本と韓国では世相がかなり違いました。
当時の韓国は、それまで長く続いてきた軍事独裁政権が1988年のソウルオリンピックを目前にして少しづつ民主化へ体制として移行しつつあった時期だったから、反政府デモなどもあった訳ですね。 対する日本は昭和末期、男女雇用機会均等法が施行されたり、ダイアナ妃が来日したりとそんな年。
まだまだ過渡期にあった韓国で多感な青春時代を過ごすということで、そこから約四半世紀を経た後、彼女たちも人生を振り返って、たくさんのことを経験したという感慨に捉われるのかもしれません。 何もかもが形がなかったあのころだけど、それでも再会すればいつでも昔に戻れる安心感や懐かしさ、仲間への感謝で胸がいっぱいになる関係はいいものです。
ところどころ、話の流れでそのままギャグみたいに進んでしまうシーンなんかもありますが(女子高生襲撃なんかはそうですね)、それでも温かさに救われてる。 昔の友達に会いたくなりますね。


★★★★☆ 4.5/5点





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2 Comments

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良かったです! (ボー)
2012-06-27 23:19:48
そうでした、デモやってた! それに紛れて、ケンカしてるのが面白いです。

いやー、笑って泣いて、グダグダでした。
もう1回、観てもいいな~。
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ボーさん (rose_chocolat)
2012-06-29 21:48:50
確か「スルーしようかな」とか言ってたような気がしたけど(笑)
観てよかったでしょう?
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