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『青鬼』 (2014) / 日本

2014-07-15 | 邦画(あ行)


監督: 小林大介
出演: 入山杏奈 、須賀健太 、陳内将 、聖也 、古畑星夏 、尾関陸
鑑賞劇場: シネマート新宿

公式サイトはこちら。


高校生のシュンは、転入先のクラスに馴染むことができず憂鬱な毎日を送っていた。そんなシュンを気にかける杏奈は、シュンと2人で化けものが現われると噂される不気味な洋館「ジェイルハウス」の前で同級生たちと出会う。彼らと一緒に屋敷内へと入り込んでしまった杏奈とシュンだが、そこでは誰もいないはずの部屋に怪しげな物音が響きわたり、窓の外側からは血走った目玉が覗くなど、怪奇現象が次々と起こる。恐れをなした一同は屋敷から脱出しようと玄関へと向かうが、扉はなぜか固く閉ざされていた。出口を探して奔走する彼らに、巨大な青い影が忍びより……。(映画.comより)


一応いろいろ、かのグループについては見ているので、ここは入山さんご出演ということで一体どんなものなのか行ってみました。
原作はゲームソフトということで、最早書籍でもマンガでもケータイ小説でもなく、こういったコンテンツが映画原作になり得る時代なんでしょうね。
新宿で観たんですが、客層は中高生が半分以上!浮かないように気を付けてましたが(笑)、結構な入りでした。

普段あんまり(というかほとんど)ホラーは観ないんですけど、それでも気に入っているホラーはあって、2年前に観た『リヴィッド』
これは少年少女+人形+バレエ+洋館、というモチーフがあって、非常に美しいと感じた作品だったんですね。話自体も偶然とか唐突のようでいて、種明かしというか伏線もきちっと出てきてた。

美少女の入山さんということで、彼女の持ち前の美しさを生かしたような作品であればいいんじゃないかなと期待していたのですけど・・・。映像的には彼女のグラビア風のワンショットなどはあり、主演ということでそれなりに見せ場はあったものの、そこから映画全体の美しさに結び付いたかと言われると正直苦しいかなと。

導入部分と伏線は合っていて回収されてはいましたが、どうも弱いというか、最初を気を付けて覚えていれば何となくですがそこで想像できてしまいそう。中盤の展開、青鬼のことなどもただ怖いという感覚で、奥行きが感じられないんですね。原作もあり、70分の尺ということでいろいろ省略しないといけなかったのかもしれませんが、映画なのである程度肉付けというか奥行きは欲しかった。そうでないと尺に対してのっぺりとした印象になってしまう。
一言で言うなら「薄味」なんですよね。例えば深層心理とか、そういった方向に持って行くことも可能だったようにも思う。背景も端折りすぎのように感じます。原作とは全く駆け離して作ってもよかったような事例なのかもしれません。持って行き方次第ではいくらでもよくなる要素があったのになと、ちょっとそこが残念でした。


★☆ 1.5/5点





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2 Comments

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こんばんは! (ヒロ之)
2014-12-14 23:32:58
コメント&TBありがとうございました。
あんにん主演で予告観た時は面白そうに感じたので、正直ちょっと期待して観てしまいました。
これって単にシュンという人物が作品の中でどういう立ち位置に居るのかを、「驚愕の真実」という形で見せたかっただけの作品に思えます。
ここに力を入れすぎて、他の作りが手抜きじゃないですけど、薄い形になってしまったのは残念ではありました。
まぁでもそこそこに私は楽しく観れました。
ラストまでは。
夢オチみたいなラストにはガッカリでした。
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ヒロ之さん (rose_chocolat)
2014-12-15 09:08:42
これ結構観客多かったんですよね。
高校生くらいのコたち。
みんなきっと期待してたんだろうなーとは思うんだけど、
確かにラストはねえ・・・。
なーんだか、もったいない。あんにんにとっても、です。チャンスだったのに。
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