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第2弾:蒼い時のドリームキャッチャー30話

2023-01-04 12:17:03 | 第2弾:蒼い時のドリームキャッチャー


喧嘩をするやつらは大勢いる直也に喧嘩を仕掛けようとするものも他の学校でも大勢いるが尊王寺学園では本当に喧嘩ができる相手は直也には誰もいなくなった。他のクラスの同級生の中には元暴走族の頭(元総長)茂木隼人(もぎはやと)もいたが直也と「あうんの呼吸」でもあったのだろうか言葉はなく出会えがしらには目を見ながら軽く首を縦に降ろします。言葉ではなく行動で相手に答えるような感じでありました。茂木隼人は言動と行動に条件がつけられ入学した生徒の1人です。直也と同じクラスには中学時裏番であった中島良樹(なかじまよしき)も条件付です。良樹は直也と真一の間で仲良くなり暴力という喧嘩をすることがなくなり笑顔を見せるようになり直也の仲間ということだけで良樹に喧嘩を売る連中もいなくなります。直也の喧嘩と停学処分で尊王寺学園の学内の暴力は徐々に減っていきます。副委員長の須藤典子は生徒会でも直也の問題を話し合うことをしていました。直也は学校へ行きはじめたのはいいが、すぐに夏休みになります。金森は夏休みのことが気になっていました。学校へ通ってる間は生徒を見守れる誰もが静かであるが入学式後の夏休みから雰囲気が変わる生徒もいることを金森や他の教員達は気にしていたのです。尊王寺学園で2つの高校から暴力の標的(まと)にされるの問題を起こした直也です。松校や崔校、特に崔校は直也の存在に動きはじめています。この3つの高校には面白いルールがありました。学年ごとで問題は解決していく一年生は他校の一年生同士でも、二年、三年生は関係なし各高校で喧嘩をするもの情報を集めるものとに分かれるのです。そんなルールも知らずに直也は、そのルールをたった2ヶ月で破ってしまいます。停学処分を受けた時に病院送りにした学生は、ただ付き添ってきただけの崔校の2年生でありました。直也と真一が、そのことを知ったのは夏休み前の生徒会の集まりが終わった後のことでした。真一は1年の喧嘩で崔校の2年生を病院送り、いくらかまずいなと思っていましたが直也は平気な顔で動揺する姿はありません。
「なんてヤツだ!直也の気持ちがわからなくなってきたぞ」
真一は直也の気持ちを知っていたと思っていたが停学処分後わからないことが多くなっていきます。この時には真一はボクシングチャンピオンになった直也の姿を知りません。直也の本当の存在感と強さは、これから夏休み前日に起こるできごとで各校の学生達は知ることになるのです。典子は金森に相談をしていました。松校と崔校の学生達が何かをしようとしていることをある喫茶店で聞いてしまったようだ。典子は早く手をうっておいてほしいと金森に伝えますが。
「須藤、直也のことどう考えてる?アイツのことになると、興奮気味だからなぁ」
「それが教師の言う言葉かしら、死んじゃったらどうするのよ、馬鹿教師!」
「須藤!大島直也という人物を信じることはできないのか?」
「信じてるわよ!でも、助けたいの」
「直也を信じてみないか?」
須藤典子は中学の直也の姿を知らないことを知った金森は典子には信じることだけを話すだけ。もちろん金森にも心配する気持ちはあったが直也の過去に何があったかを知る金森は直也を信じるだけでした。典子は直也の住むラーメン屋と関わりがありました。叔父は元暴力団員で典子の父は直也の叔父を兄貴と呼ぶ関係であり歩っていけば30分ほど電車で一駅の場所で焼肉店を営んでいたのです。典子は、亡くなった春樹を良く知っています。典子は生まれたときから春樹と一緒だったのです。直也の過去と同じように一緒にいられた春樹との永遠の別れで典子は苦しむだけ苦しんだのです。典子にとっては春樹の存在が大きく他の人を見ても存在感がある人に巡り会うことはありませんでした。しかし、あの日、電車で直也に出会ったことで秘めた強さと優しさを感じて心安らぐようになっていました。春樹の存在と直也の存在が重なり、もう直也を失いたくないとまで考えていたようです。7月上旬の生徒会の集まりのあと夏休みの前日には直也にあることがおこりました。
「明日から、夏休みだね、夏休みは実家に戻るの?」
典子は直也に不安げではありますが笑顔で声をかけます。
「いやラーメン屋の出前のアルバイトだなぁ、実家に戻っても変なこと思い出すだけだしな」
典子は変なことってなんだろうと思いながらも表情は、ほっとした感じで嬉しそうな表情を浮かべています。
「これ、作ってみたの、直也のカバンにもう一つ付けてもらえない?」
直也は典子の作ったドリームキャッチャーを快く受け取ります。
夏休み前日は午前中だけで帰ることができるのに殆どの生徒たちは遊びの話などをして廊下や教室で話をしていました。
「なんだ、まだいるのか、もう帰れるんだ、さっさと帰れ」
教師たちは全クラスに声をかけて回っていました。直也や真一は仲良くなった仲間たちで帰ろうかという時に尊学一年生の情報屋が鼻血を出しながら廊下をかけてきたのです。
「なんか、嫌な気がするなぁー、アイツF組みの情報屋だろ茂木のいるクラスだろ」と真一は直也に言います。
「なぁ真一、もう少し帰るのあとにしねぇか?」
「なんでー、喫茶店でも行って、姉ちゃんたちからかおうぜ」
「それもいいかもな、俺も嫌な気がするんだ」
「だったら帰ろうぜ、面倒に巻き込まれたくねぇしよ」
しばらくすると茂木は情報屋を連れて直也のところに来たのです。
「さっき、俺にいったことを、ここでも話せ、どうするか決めっからよ」
話を聞くと情報とりにいった3人で喫茶店で崔校の2年生に捕まっ、閉鎖さえた倉庫に連れて行かれたといい。相手は崔校だけではなく松校もいて100人近く集まっていて一年だけじゃなくて二年も来てるとのことでした。
「直也、うちの情報屋なんだ、お前だったらどうする?」
茂木は問題を起こすと即退学という条件で学校へ入学していたことを直也に話します。
「そんなこと言わなくてもわかってるよ。茂木、仲間何人集められる?」
「上等なやつらは、まだ残ってるよ。2、3十人くらいかな」
直也は茂木の相談に答えることはなく笑っていただけだった。
「へへへ、・・・ん」
窓のそれを見上げながら奇妙な顔をする直也でした。真一と茂木は直也がまた何かをやらかそうとしていると思えた。
「面白くなりそうだぜ!真一よ」
「お前、また何かしようってんじゃねぇだろうな?次は退学だぞ」
「直也!俺はどうしたらいいかって聞きに来ただけだ、どうこうするのは俺らだ」
「そんなこと知ってるよ。でもよ、春樹だったらやるよ、きっとな」
「春樹だったらって、お前は退学に」
「うるせぇ、暴力以外のやり方教えてやるよ」
直也は過去の出来事を思い出し喧嘩以外のやり方を見つけ出していたのです。


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