ロト7の38番

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Snappy・・・?

2019年08月26日 | ubuntu 覚書
実はペンギンには色々な『派閥』が存在する。
私は ubuntu (派)なのだが、以前は他の派閥(ディストリビューション)だった。(RPM系)
ペンギン自体は linux の基幹である linux カーネルを用いているのだが、その『用い方』がそれぞれ違うと考えればいいと思う。

ペンギンに必要な色々なプログラムを作る人達は基本的に作ったものを tar もしくは tar.gz という拡張子のファイルで配布し、それを各派閥(ディストリビューション)の人達が自分達の使いやすいように改良・変更してから取り入れる。

つまり、それぞれの派閥は linux カーネルや基本部分のプログラムを自分の使いやすいように『自由』に改良(deb、rpm 化)し、それを基礎としてそれぞれの派閥(ディストリビューション)を作り上げている。(正確にはこの説明は間違いかも知れないが、あえて単純に分かりやすいように説明しました)

その結果、窓では考えられない『大きな壁』がペンギンでは存在しています。
それは他の派閥(ディストリビューション)のファイル(deb rpm)はインストール出来る可能性が無いかもしくはその可能性が著しく低いという事です。

つまり、派閥A(RPM系)にある『使いたいプログラム』はそのままでは派閥B(deb系)ではインストールする事すら全く出来ないという事です。
(もちろん、プログラムの製作元にある tar ファイルをダウンロードし自分の派閥にあうように設定内容を変更しインストールすればそれで済む事だが、それは今でも結構ややこしかったりする)

その不自由を解決するためにかどうかは知らないが、近年『Snappy』というプログラムが開発された(らしい)
Snappy
https://ja.wikipedia.org/wiki/Snappy

ウィキペディアの内容を見ればその大半が(ubuntu派にとっては)『良いことばかり』書かれているのだが。。。
実際に使ってみた個人的感想を書いておきます。

なんと言っても
重い!!!

私のスペックのパソコンでは通常のソフトよりも起動時間が長く、動作が遅い
最新のアプリが使える、依存関係を気にしなくても良いらしいのだが、その反面、

プログラム自体が大きくなる(HDDの容量を気にする人は・・・?)

そして何よりも大きな欠点が

最新のプログラムでも日本語表示(および日本語入力)が出来ないものがかなりある
(作成者の中に日本語使用者が少ないのかも知れない)

ネット内の反応を見てみると、以前よりも軽くなったらしいのだが、私のパソコンではやはり物理的なスペックが間に合わないようだ・・・

・・・どっちにしろ、日本語環境が使えないと実務的には使えないという結論だったりする


ところで・・・
rpm2deb と deb2rpm の発想はどうなったのか・・・?