さて、キッチンはっとりでお腹を満たしたあと、鶴岡に戻り、
前回行ったときは中に入れなかった教会へ行きました。
一歩足を踏み入れると、今まで行った教会とは違う厳かな雰囲気。
曇っていたのに、中は明かりがついていないのに明るかったです。
(写真だと暗く感じると思いますが…)
この教会が落成した明治36年10月、教会堂献堂記念として、
フランス・ノルマンディー州デリヴランド修道院から「黒い聖母」やってきた。
青銅左側の副祭壇に立つ日本ではただ一体の聖母像・・・
フランス国立学術研究所ドベルク美那子女史の鑑定によって
黒い聖母と判明したのは昭和52年9月だった。
様々な奇跡やエピソードを持ったマリア像の黒い顔を説明する1つの雅歌が旧約聖書にある。
『イスラエルの娘たりよ、私はケダルの天幕のように、サルマハの幕屋のように、
黒いけれども美しい、私のこげた色に目をとめるな。私は陽にやけた』と。
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もっと近づいて撮ろうと思ったものの、これ以上は近づけませんでした。
とても存在感のあるマリア像でした。
聖堂。
「バジリカ型」と呼ばれる鶴岡カトリック教会聖堂内部の様式は、
古くローマ時代の王宮の謁見(えっけん)の広間の建築様式であり、
礼拝集会の際、建物全体に最も良い音響が得られた。
長方形の中央部身廊(ネーブ)の高い天井と、左右側廊の低い天井には、
交差する曲面で構成されたリブ・ヴォールト天井(こうもり傘天井)をもちい、
4本のリブ(肋骨)で分割されている。
天主堂がオブにめぐるロンバルトベルトなどのアーチ装飾と見事な調和を見せる。
5つの平面を持つ後陣(アプス)に、一段高く中央祭壇が据えられ、イエス・キリスト、
聖フランシスコ・ザベリオ、聖テレジアの像が飾られている。
特に二聖人の異物を安置する教会は珍しい。
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じっくりと見れば見るほど、歴史を感じる聖堂でした。
近くに寄るのも申し訳けない感じでした
天主堂の窓絵。
これはステンドグラスでも、色ガラスを組み合わせてた絵でもないこの教会の窓の絵は、
正式な名称を持たない。
二重になっている窓ガラスの内側から描いて外側に透明のガラスをはめ込んだものと、
薄い透明な紙に描かれた聖画を外側から貼り、
さらにその外側にガラスを設け2枚のガラスに挟んだ「貼り絵(鶴岡カトリック教会のもの)」がある。
高価なステンドグラスに代えて使用したと考えられるが、
現在は日本ではこの教会の他に見ることはできない。
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1枚1枚、じっくりみると絵が古びていて歴史を感じました。
立派なパイプオルガン。
階段を登って上で弾くそうです。
このパイプオルガンの音を聴いてみたい!!