メルヘン王国の物語

のほほ~んとした羊の生活を気まぐれにお伝えします。

映画『レ・ミゼラブル』

2012-12-31 | 演劇

映画『レ・ミゼラブル』を観ました

“レミゼ”の映画は既にありますが、2012年に公開された“レミゼ”は、ミュージカル“レ・ミゼラブル”の完全映画化。舞台の世界をどのように実写化するのかに注目して映画を鑑賞しました

監督:トム・フーバー  原作:ヴィクトル・ユゴー

作:アラン・ブーブリル、クロード・ミシェル・シェーンブルグ

キャスト

ジャン・バルジャン:ヒュー・ジャックマン

ジャベール:ラッセル・クロウ

ファンティーヌ:アン・ハサウェイ

コゼット:アマンダ・サイフリッド

マリウス・ポンメルシー:エディ・レッドメイン

テナルディエ:サシャ・バロン・コーエン

マダム・テナルディエ:ヘレナ・ボナム=カーター

エポニーヌ:サマンマ・バークス

アンジョルラス:アーロン・トヴェイト

リトル・コゼット:イザベル・アレン

ガブローシュ:ダニエル・ハトルストーン

 

 以下感想です

一言、感動しました

“レ・ミゼ”は、主要キャストには、有名なソロを歌う場面があります。そのシーンは、舞台だと、“歌う”、“見せる”という感じがしますが、映画では、登場人物の感情がそのまま歌となって表現されていました。そのため、舞台以上に伝わるものを感じました。映画館では、ソロの度に泣いている方もいらっしゃいました。

特に、バルジャンのソロでは、“どのように生きるべきか…”と言った、心の揺れが一曲の中で展開されています。ヒュー・ジャックマンのバルジャンは、迷いに自問自答し、神に適った生き方はこうであると決心するまでの心理がとても伝わってきました

映画で印象に残ったのは、ファンティーヌです。登場人物のなかで一番“哀れな人”は、ファンティーヌです工場のシーンで、登場したときは、美しいアン・ハサウェイのファンティーヌ。映画では、工場をクビになってからの転落ぶりがリアルに描かれているので悲しすぎます

ジャベールのラッセル・クロウは、どこか哀愁が漂っていて、最後にバルジャンを逃がしてしまうのが納得出来ます。そして、コゼットのアマンダ・サイフリッドは、とても可愛らしくて、1人何も知らずに幸せに生きている感じがしました。映画版のエポニーヌは、舞台より出番が少なめですが、ヘレナ・ボナム=カーターとサマンマ・バークスが親子に見えるし、雨の中で歌う“オン・マイ・オウン”は、強気なエポニーヌが秘めた恋を告白する感じが伝わってきました。

バリケードのシーンでは、舞台のバリケードは大きくて迫力がありますが、映画のバリケードは、家具の寄せ集めで、これなら、簡単に政府軍にやられそうでした。それでも、アンジョが、舞台の演出のように逆さまになって崩御されていて、舞台好きにはたまらない演出になっていました。

舞台版では、細かなストーリーが描かれていませんが、映画では、舞台で描かれていない細かなストーリーも描かれていて、“レ・ミゼ”をより深く知ることが出来ます。でも、映画版で、ストーリーをより良く知ることで、“レ・ミゼ”は、“哀れな人”のお話というよりも、馬鹿力男の成功物語みたいな感じがしました


ZIPANG PUNK~五右衛門 ロックⅢ

2012-12-31 | 演劇

劇団☆新感線『ZIPANG PUNK~五右衛門 ロックⅢ』を観劇しました

劇場:東急シアターオーブ

作:中島かずき  演出:いのうえひでのり  作詞:森雪之丞 

出演: 古田新太、三浦春馬、蒼井優、浦井健治、高橋由美子、橋本じゅん、高田聖子、 粟根まこと、村井國夫、麿赤兒

 

劇団☆新幹線の代表作“五右衛門ロックシリーズ”の第3弾

物語は、天下の大泥棒”石川五右衛門”が活躍した桃山時代。舞台セットは、戦国時代が終わり煌びやかな文化が栄えた時代劇の世界。でも、流れる音楽はロック

この作品は、ミュージカルなのかそれとも、大型大衆演劇なのかはたまたロックコンサートなのか普段見ているミュージカルとの違いから邪道のような

でも、観終わっての感想は、観客を楽しませるということに徹底的に思考を凝らした作品で、日本産のミュージカルとしては、完成度が高いのではないかと思いました。

 

まずは、視覚効果の使い方が上手い。舞台に映像を利用し、ポイントとなる言葉を映像に写す。お茶の間でテレビを観ているのと違って、舞台の場合、「今のセリフどういう意味」なんて、聞けないし特にセリフも歌のミュージカルだと、セリフが流れてしまうこともあるので、キーワードを映像に写すことでストーリーが理解しやすい。

また、描かれている時代が歴史のなかでもポピュラーな桃山時代。そのため、架空の登場人物もいるが、おなじみの豊臣秀吉、石田光成など説明がいらない人物もいるし、時代背景も説明がいらない。ミュージカル嫌いな人は、日本人が外人を演じていることに違和感を感じる人もいるが、日本人を演じているので違和感もない。(外人を演じている方もいますが、キャラが濃すぎて違和感もない)

そして、ストーリーは、石川五右衛門というヒーローもの。歌舞伎や最後に悪人を倒すような時代劇作品のようで、知らない間に日本人に身についている感覚にあっているんではないかと思いました。

 

キャストも演じるキャラクターにピッタリ石川五右衛門役の古田新太さんは、実際の五右衛門はこんな人かもって思ってしまう程のハマり役。三浦春馬さんは、歌もダンスも出来て、役によっては、ミュージカルも出来そうだな~と思いました。1幕の王子様キャラと、2幕の正体をバラした後の役柄と上手く演じていました。透明感があって、いつも悲しげな印象がある蒼井優さんが、強気な盗賊役を演じていて、一瞬、違う人と思ってしまいました。浦井健治さんと高橋由美子さんは、ミュージカルの舞台でも活躍されているので、濃いキャラを演じていても歌には安定感がありました。そして、橋本じゅんさん、高田聖子さんは、身体を張った濃い演技に劇団☆新幹線の底力を感じました

舞台と客席の熱気が凄くて、熱い舞台だな~と感じました

それにしても、オーブの3階席の手摺、なんとかして欲しい


年末の東京ぶらり旅

2012-12-25 | お江戸

旅する羊チビメル&チビラヴェルです

先日、東京に行ってきました

まずは、東京の新名所復元工事を終えた東京駅を眺めました

数々の近代建築を手がけた辰野金吾が設計したレンガ作りの駅舎。

駅舎は、東京大空襲で破壊され戦後に創建当時の3階建てではなく、2階建ての駅舎として復元しました。

そして、今回の工事で創建当時の3階建て駅舎として、復元されました

高層ビルが立ち並ぶ丸の内周辺ですが、赤レンガの駅舎は、風格ある建物として、その存在が際立っております

駅構内では、ショップも増えて、通勤通学利用者だけではなく、旅行客はもちろんのこと、買い物客もいて、人々がごった返ししております。

あまりの人の多さに、津軽に住むチビメル&チビラヴェルは、“ふるさとの訛”を聞くのは、上野駅から東京駅に変わったんだな~と感じました。でも、チビメル&チビラヴェルは、津軽弁を理解出来ませんが

 

丸の内周辺のビルから東京駅を眺めていたら、丸の内周辺のオフィスビルでは、劇団四季のイベント(舞台で使用された小道具や衣装の展示)が開催されていることを知りました。

こちらのビルでは、“オペラ座の怪人”の衣装やパネルが展示されていました

マスカ~レ~ド

でも、今年は、劇団四季を一度も観ませんでした

近くの“ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション 丸の内店”でティータイム

見た目にも美しく幸せな気分になれるケーキでした

 

お次は、お茶の水周辺へお出かけしました

まずは、ニコライ堂へ。

函館に旅行に行った時

http://blog.goo.ne.jp/rococo2485/d/20121007

ハリスト正教会を見学して、この教会、中央線から見える教会に似ているなぁ~と思っていたら、ニコライ堂もハリスト正教会も同じ日本ハリスト正教会でした。

この大聖堂は、辰野金吾の師匠でもあるジョサイア・コンドルが設計に携わっています

内部は、大聖堂のドームの大きさに眼も見張るものがありますが、何より、イノコスタシスと呼ばれるイコンで囲まれた壁が神聖な雰囲気を漂わせています。

 

ニコライ堂を後にして、聖橋を通って湯島聖堂へ行ってみました。

孔子を祀った湯島聖堂は、日本の学校教育の発祥の地

東京大学やお茶の水女子大学といった大学の源流がこの湯島聖堂あります。

建物は関東大震災で消失してしまい、昭和に再建されました。

現在の聖堂を設計したのは、築地本願寺の設計者として知られている伊東忠太です

 

 

湯島聖堂を後にして、次は神田明神に行きました

こちらは、天野屋の甘酒です 寒い日には、身体が温まりますね

 

それから、表参道方面へ。

ウィーンの料理が楽しめるカフェ・ラントマンでお茶をしました。

こちらは、“マリアテレジア”というオレンジリキュールが入った大人のコーヒーです。

 

こちらは、マリレンパラチンケン 甘酸っぱいあんずのクレープです

 

お次は、恵比寿に行きました。

恵比寿と言ったら、こちらですね

 

ちなみに、チビラヴェルは、下戸なのでチビメルが頂きました。

こちらは、スタウトクリーミートップ

微炭酸で、とってもクリーミー  ビールだけど、ウィーナーコーヒーみたいな感じ

 

ガーデンプレイスは、今年もバカラの美しいシャンデリアが飾られていました。

今年は、函館に行ったり、TDSに行ったりと、いろんなところにお出かけした2匹。

来年も、素敵な旅が出来ますように

そして、来年もこのブログを愛読くださるようよろしくお願い申し上げます

チビメル&チビラヴェル


津軽でクリスマス!!

2012-12-25 | 津軽

Merry X’mas!!

初めてクリスマスを津軽で過ごしたラベンダー色の羊ラヴェルでぇ~す。

青森のシュトラウスのケーキを頂きながら、静かなクリスマスを過ごしています。

このケーキ甘さ控えめで抹茶のクリームがとっても美味しいよぉ

今日は、津軽のクリスマスを紹介するよ

まずは、このブログでも度々登場する大鰐のシュバルツバルトのクリスマス限定メニューだよ~。

温かな洋梨とアールグレイのアイスが絶妙なバランスでした。

チョコレートのケーキと飴細工がホワイトクリスマスを感じさせるね

 

そして、弘前では、冬の期間″HIROSAKI ELECTRICAL FANTASY”が開催されています。

洋館や教会が光と雪に包まれて幻想的です。

旧弘前市立図書館

 

旧東奥義塾外国人教師館

 

日本キリスト教団・弘前教会

 

カトリック弘前教会

 

光のオブジェ

星が見えない日でも、空を見上げるとお星様

以上、ラヴェルからの報告でした

サンタさん来ないかなぁ~


弘前グルメ その①

2012-12-09 | 津軽(グルメ)

津軽も数日前から雪が積もって、なんだか真っ白になりました。

お出かけする機会も減って、なんだか寂しい思いをしているラベンダー色の羊ラヴェルでぇ~す。

そんな時は、美味しいものを食べて元気になるよ~

こちらは、アンジェリックのアップルパイ

弘前のアップルパイのなかでも上位に入る美味しさで~す

ティータイムを楽しみながら、今日は、弘前グルメのお話をします

 

まずは、ホテルでランチ&ティータイムです

ホテル・ニューキャッスル1階にあるレストラン・ブラッスリー・ル・キャッスルのワンプレートランチです。

ここに、スープ、パンorライス、デザート、コーヒーor紅茶が付いて1,050円。

お肉とお魚、両方が楽しめる贅沢なランチです。

 

そして、こちらが同じく1階にあるサロン・ド・テ24です。

飲み物を注文するとプラス250円で、お好きなケーキ1個(ル・キャッスル・ファクトリーのケーキ)を頂くことが出来ます

こちらは、ナポレオンパイ(420円) 飲み物は“ソイチーノ”です。

 

こちらは、ムースカシス(346円)

 

次は、土手町周辺のグルメです。

只今、弘前市の土手町&鍛冶町では、“土手町・鍛治町プレミアムグルメチケット”を販売しています

3,000円分のお食事券を2,500円で購入することが出来ます。(500円のチケットが6枚綴りになっていて、チケットは、土手町エリア、鍛冶町エリア、共通エリアが各2枚ずつとなっています)

チケットを購入して、さっそく土手町・鍛冶町エリアのグルメを堪能しました

 

和食のランチ

常寿し(鍛冶町エリア)

かくみ小路にあるお寿司屋さん。誰もが“美味しいよぉ”といっておススメします。

にぎり定食(840円)です。お魚が新鮮で、口のなかで、とろける美味しさです。

 

こちらは、和風食堂さんぺい(鍛冶町エリア)のランチ

下土手にあるお店(両隣りには、“アルポルト”と“こがね焼”のお店があります)

とんかつ定食(1,000円)

とんかつも脂っこくなく、ご飯がとにかく美味しい。お店の雰囲気も落ち着いていて、料理と空間に心が落ち着きます

 

お次は、“土手町コミュニティパーク・ごちそうプラザ”にあるマザーリーフ(土手町エリア)

ワッフルが美味しいと評判です。

この日は、サラダと一品料理と飲み物とワッフルのセットを頂きました(料理の写真を撮り忘れた

ワッフルは見た目ほど甘くなく、紅茶も美味しかったです

 

こちらは、ルネス・アベニューにあるカフェスキップハート(土手町エリア)

週末限定の“アップルパイの食べくらべ”(500円)

弘前市内のお菓子屋さんのアップルパイの食べくらべが出来ます。

左上から横に、珈琲はなまるカフェ・ド・ビジューポンテ・クール

左下から横に、オーブンフレッシュ白銀館ジャルダン洋菓子店スキップハート

美味しいものを食べて、幸せになったラヴェルでした