Billy Joel - Just The Way You Are
実のところ、ビリー・ジョエルの”Just The Way You Are”(素顔のままで)と”Honesty”は、映画「追憶」よりも3年ほどあとに世にでている。
この二つが私の中でセットとなって印象付けられているのは、記憶の錯誤というよりも、知った順番によるものだ。
はじめに、FMから流れてきたビリー・ジョエルの歌に聴き入って、ややあってから昼のロードショーで「追憶」を観たということ。
「追憶」は、バーブラ・ストライザンドとロバート・レッドフォードがニューヨークを舞台に繰り広げられる恋愛映画で、挿入曲はバーブラ・ストライザンドの曲”The way we were”だった。
たぶん、ビリー・ジョエルの曲紹介のときにでもニューヨークで活躍しているアーティストとあって記憶していたからだと思われる。
好奇心旺盛な子供にとって、ラジオやテレビなどから流れてくる情報は貴重だった。
そこで、自分なりに想像していたニューヨークのイメージが曲と音楽で一致し、組み合わされて格納されたのだ。
そして、ビリー・ジョエルの歌を聴くと、今でも映画のワンシーンが、晩秋のセントラルパーク付近の高級ホテルの前だったかを歩き去っていくバーブラ・ストライザンドが見えてくる。
子供心にも、酸っぱく切ない人生の機微を感じ取ったのであった。
Billy Joel - Honesty
Barbra Streisand -The way we were
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