武装神姫劇場 タネも仕掛けも有りません？硝煙臭いバニーガール！

キャロル：えーっと…ここがこうなって…あれ？この部品ってどっちが上だったかな…？


チョンチョン

キャロル：え？なに？誰？


ボニー：ばあ♪

キャロル：きゃあああああああああああああああああああああッッッッッ!!!!!!!


ボニー：アハハハハ、大成功大成功♪いやー、期待通りの反応してくれて嬉しいわ～♪

キャロル：ボ、ボニー姉さん!?もう、びっくりしたよぉ…まだ胸がドキドキしてるよぉ…。急にアップになって出てくるんだもん…。

ボニー：へぇ～、そ・ん・な・に…。


ボニー：…びっくりした？

キャロル：だ、だってそのゴーグルとマスクって、表情が見えなくて何だか恐いんだもん…だからアップにならないでぇ…。あ、もしかして分かっててやってるの???


ボニー：あ、いっけない☆私ったらすっかり忘れてたわ。ねぇキャロル、ちょっと私に協力してくれない？
一人じゃ出来ない事が有って…実はその事をお願いしに来たのよね。

キャロル：え？別にいいけど…でも何をすればいいの？…あ、でもいたずらのお手伝いとかじゃ無いよね…？
それだったら私いやだよ？

ボニー：そうね…じゃあ事情を最初から説明しちゃおうかしら。実はね…？

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リリー：こらーッ！ボニー姉さんのバカーーーーーッッッ!!!

ボニー：あっはっはっはっは☆あー、面白かった～♪もう、あの子の驚いた顔ったら無かったわよ父さん☆
わ、笑いすぎてお腹が…こればっかりはやめられないわ～☆

あー、またいたずらしたのかボニー。驚かすのが好きなのも結構だが、もっとこう、スマートで誰も怒らせない様なやり方は無いのか？


ボニー：例えば？

そうだな…それじゃこんなのはどうだ？

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ボニー：で、それをやってみようと思ったんだけど、それって一人じゃ出来ないのよね。だから、一番引き受けてくれそうな
キャロルに白羽の矢が当たったって訳よ。あ、やる事は簡単だから大丈夫よ？じっとしてればいいだけだから。

キャロル：もっとちゃんと教えてよ…なんだか不安だよぉ。

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ボニー：さーて皆さんお立会い！大マジックショーの開幕～☆

ヴェルベデール：なになにー！何が始まるのー???

エリオン：マジックショー…って言ってましたよねボニー姉さん？

セーラ：まぁ、ボニー姉さんのことだから、私たちを驚かす新しい手を思いついたんでなくて？

リリー：でもさ、なんで傍にキャロルがいるのよ？あ、そうか。キャロルがアシスタントなんだ。


エリオン：じゃ、あの子をのこぎりで切り刻んだりするんですか？ほら、椅子の上で横になってますし。

リリー：…やめてよ。

ヴェルベデール：あ、隣の部屋にいるカシューナとティルト達も呼んでこよっか？

セーラ：どうやらそんな暇は無いみたいよ、ほら。


ボニー：じゃあキャロル、始めるわよ？上手くやってね。

キャロル：ねぇ…本当にやるの？そんなに上手く行くのかなぁ？

ヴェルベデール：いったい何が始まるのかしら～～～☆教えてよキャロルぅ～☆

セーラ：こう言う場で、マジシャンに聞くなんて無粋と思わなくて？ヴェルベデール。


ボニー：さて皆さん、ここに置かれた二つの椅子、御覧の通りこの上にキャロル嬢が横たわっています☆

ヴェルベデール：うん、うん！それでそれで？

エリオン：となると…やっぱり切断マジックですか？となると、切るのはお腹の辺りですよね普通は。チェーンソーとかじゃなくて、やっぱり昔ながらの
物を使った方が風情が有りますよね。こう、ゆっくりギコギコと…そしてキャロルさんの顔はどんどん苦悶の表情になって…ワクテカワクテカ…！

リリー：さっきから黙って聞いてりゃ…！あんた人の妹でナニ想像してんのよ!?

セーラ：二人とも、静かになさい！ああもう、どうしてウチの子たちって、こう揃いも揃って風情が無いのかしら…。


ボニー：ここで、この二つの椅子を外すと…！


ボニー：はいこの通り、空中浮揚マジックでございます！

リリー：ホントだ…キャロルが宙に浮かんでる…。

ヴェルベデール：スゴいスゴーい！あ、拍手しないと！拍手拍手！

エリオン：これは驚きましたね…セーラさんもそう思いませんか？

セーラ：一体どうなってるのかしら？ …あら？


ボニー：ありがとうございます、ありがとうございます！
（ふーん…こういうやり方も悪くないわね、みんなあんなに喜んでくれてる。…ちょっと物足りないけど。）

セーラ：でも何かしら、この違和感は…？どこか変な様な…？

キャロル：ボ、ボニー姉さぁん…この姿勢、そろそろ疲れてきたぁ…。


モモ：おいおい、何だよこの騒ぎはよ？
ティルト：なんだか知らないけど、ずいぶん盛り上がってるみたいだわさ。
キン：俺たちを除け者にするなんてそらないわ、泣けるで！
リュウ：みんなずるいよ～～～！
王子：私に隠れて、一体何を企んでおるのだ？
ウラ：そりゃ、僕のハートを射止める為の作戦会議だよ王子。

カシューナ：な～～～～～～にぃ～～～～～～???


エリオン：!?

リリー：ちょ、急にドア開けないでよ！風が入ってくるじゃないのよ！

ヴェルベデール：うわっぷ!?ちょ、ちょっとリリーってばぁッ!?髪の毛髪の毛ェッ!!!


エリオン：な、なんですかこれ!?急に目の前が真っ白に…!?


～To be continued!～