大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

武装神姫劇場 野生の恐怖も山の幸?変幻自在の獣が吠える! Cパート

2008年08月15日 00時00分22秒 | ネタ
→Bパート


リリー:せええええええええええいぃぃぃッッッ!!!


リリー:ッ!またッ!?

???-5:私に刃を向けるとは…!
ティルト:あ、危ないだわさッ!もう少しで鼻の頭かするトコだわさッ!
???-1:そうだこの野郎ッ!もっと早く避けやがれッ!
???-2:これは違うね…ギリギリまで引き付けて最低限の動きで避けたんだよ。
???-4:そんなのつまんないよー、もっと派手に動かなきゃ楽しくない♪


???-5:無礼者め、頭が高い!

リリー:痛ぁッ!

旋牙をフェンシングの様に使う、我ながら良い差別化だ。


リリー:きゃあっ!

???-5:見るがいい、私の美しき舞を。そして…。
ティルト:ずいぶん気取った奴だわさ。
???-1:全くだぜ。


???-5:我が刃の前にひれ伏せッ!

リリー:ブ、ブーメラン!?


リリー:きゃああああああああああっ!こ、こんな使い方するなんて…!?

いやぁ、それを思いつくまでがまた大変でなぁ…。


???-5:教養の差だ。そして世界は私を中心に回っているのだ、なんと無知な。
???-1:キョウヨウって何だ?
???-2:先輩がバカってコト。
???-4:バーカバーカ☆


リリー:はぁ…はぁ…まずいわね…。このままじゃ、確実に負ける…!
あれ?あいつ研爪を使ってるのに、なんでわざわざ距離を置いたの?そのまま引っ掻けばいいのに…
ブーメランを使いたかったから?それに…回る?

???-1:バ、バカだとぉッ!てめぇらぁぁぁぁぁッッッ!!!
ティルト:いくらウチが優勢だからって、こんな所で喧嘩するなだわさッ!
???-4:にゃんこちゃん、さっきからなんにもしてないじゃない。


リリー:回る…回る?そう言えばさっき、旋牙は何度も突いただけで回ってなかった…?

???-5:戦いの中で考え込むとは愚かな…。


リリー:…あいつ、もしかして…?

???-5:思い知れ!そして身の程を弁えるがいい!
???-1:おいコラッ!俺たちを置いて行くなッ!


リリー:イチかバチか、賭けてみるッ!


???-5:は、放せッ!穢れた手で触れるなッ!?
平民の分際でこの私に何たる無礼っ!え、ええい放さぬか!放せと言うのが分からぬか下郎ッ!

リリー:この慌てぶり…やっぱりね!
ねぇ、さっきみたいに研爪で引っ掻けばいいじゃない…それともまた振り回す?代わりに言ってあげようか…?どっちも出来ないんでしょ!


???-5:ッ!?貴、貴様ッ!?

リリー:あんた研爪を使ってるのに、さっき離れたのはおかしいと思ったのよ…ブーメランを使いたかったのもあるだろうけど、本当は
普通の使い方が出来ない…違う?それと今のあんたじゃ、さっき私を振り回した時みたいな力は出せない、それに旋牙を回す事も
出来ない、だからああやって軽く何度も突くしかなかった。こんな風に片手で掴まれても振りほどけないのがその証拠…
つまり今のあんたは完全に丸腰。そうなんでしょ!?

???-1:おい、いがみ合ってる場合じゃねぇぞ!俺たちが得意な事の他は何も出来ねぇの、バレちまったぜ!?
???-2:先輩ッ!そんなコト言ったら余計に…!
ティルト:こ、こいつは~~~~だわ!
???-4:バカバカッッッ!!!


リリー:勝負は見えたわ!

???-5:ぬぅっ!?
ティルト:だわッ!?い、いや、いよいよチャンス到来だわさッ!?


リリー:それとさっきあんたから良いヒントを貰ったわ、そのおかげで思いついた私の新必殺技、あんたで試してあげる!

ティルト:ちょ、ちょっと待つだわさッ!?今、こいつ追い出すから少しだけ待ッ…!

???-5:貴様ッ!下克上か!?


リリー:ひぃっさぁぁつっっっ!!!名付けて“スパイラルビートスマァァァァァッッッシュッッッ(くるくるビンタ)”!!!


リリー:回って回って回って回ぁ~るぅ~~う~~~♪って奴よッ!

???-5:ぬおああああああああああッッッ!!!
ティルト:痛い痛い痛いだわぁぁぁぁぁッッッ!!!
???-2:あーあ…こりゃ完全に決まっちゃったね…。
???-1:…俺じゃなくて良かった…。


???-5:見事だ、小娘…。
ティルト:見せ場がッ!ウチの見せ場がぁぁぁぁぁッッッ!!!
???-4:うわー、飛んでっちゃったー。

――ティルト Lose――


――WINNER! ――

リリー:目がぁ~…目が回るぅ~~~…。うっぷ、気持ち悪い…もっと華麗に勝利する筈だったのにぃ~~~…。






二人ともよくやってくれた、おかげで実に良いデータが取れたよ。改良は大成功、文句無しだ。

エリオン:いったい何なんですかアレは!何度も何度も性格が変わったりして、もう訳がわかりません!

リリー:やった、やったー♪初勝利ー♪


エリオン:あなたも!ようやく勝てたのが嬉しくてたまらないのは分かりますけど、それでも喜びすぎです!

リリー:いたたたたたッッッ!!!あ、あんたねぇ!


リリー:…と言いたい所だけど、今はそれも許せちゃうくらい嬉しいわ~♪それに、あんたのいいトコも見つけたしね☆

エリオン:ゾ、ゾワッ!?そ、それに、あの得体の知れないネコ女はどこに行ったんですか父様!

リリー:やーねーもー、照れちゃってー♪

こりゃちゃんと説明したほうがいいな…あー、すべてはカスタムチップによる動作不良の解消から始まったんだ。
確かに武器を使うと処理落ちが起きて動作が鈍る、だがカスタムチップを外す事もそれ以上の増設も無理だ。


そこで私は考えた…常にそうである必要は無い、“武器を使う時だけ”まともに動けばいいと。
そしてプチマスィーンズに目をつけた…あれらにそれぞれの武器使用アプリケーションプログラムを入れておき、それと同時にティルトのプログラムファイルから
武器アプリを削除しCPUへの負担を軽くする。そして武器を使う時だけプチマスィーンズと合体し、外部から武器アプリを随時インストールする。同時にちょっとした
外付けメモリとしても機能する様にしておいたから、処理落ちする事なく俊敏な動きが可能になったわけだ。

エリオン:なるほど…使う時だけ武器プログラムを入れて、同時に合体したプチマスィーンズに神姫CPUの処理を手伝わせるという事ですね?
でも、それじゃマオチャオ装備以外の武器を使うときはどうなるんです?その度に武器アプリを入れなきゃいけないんじゃないですか?


それは大丈夫だ、これはマオチャオ装備に限った話で、他の装備は問題なく使用できる。
何故なら、マオチャオタイプの武器はああ見えて色々と使いにくいからな。特に旋牙がそうなんだが、あれらの
武器アプリは無数の細かい動作プログラムの複合体で、だから容量が大きくなりカスタムチップと同時にCPUを
圧迫して処理が重くなったんだよ。そして処理落ちの原因がカスタムチップである以上、それを積んでいない他の
神姫ならマオチャオ装備は普通に使えるから問題ない。まぁ、腕前はその神姫のステータスに左右されるがな。

リリー:でもお父さん、なんで性格まで変わっちゃうの?


あー…それは完全に私の趣味だ。メモリ機能を持たせたら思ったよりも容量がたくさん余ってしまって…。
勿体ないから、プチマスィーンズそれぞれに違う性格をプログラムしておいたんだ。彼らは君たちと同じで、自分で思考
することができる。そこから、今後彼らを“イマジンズ”、そして合体を“ユナイト”と呼ぶ。いいね?

リリー:まぁ、言いやすいから別にいっか。

エリオン:プチマスィーンズとイマジンズですか…語呂も似てますしね。


話を戻すが、使用時に武器アプリケーションをインストールされるというのはさっき説明したが、それを利用し
彼らの性格もインストールされるように設定しておいたんだ…彼らはそれぞれの武器のスペシャリストとして
プログラムしてあるからな。彼らが使う方が都合が良いだろう?

エリオン:じゃ、6人同時に相手してるのと同じじゃないですか!そんなメチャクチャな!


ティルト:にゃーっはっはっはっは!負け犬が遠吠えしてるだわさ!

リリー:何言ってんのよ、負けたのはあんたも同じ…でぇっ!?

Cパート終了。
→Dパート


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