今回ご紹介するのは、ムービーTFカテゴリー「オートボットアライアンス」よりディセプティコン兵士“ブリムストーン”。
インセクティコンに続く、日本版オートボットアライアンスにおいて数少ないディセプティコン兵士。その細長い体躯が最大の特徴ですが、肩のハンドルやらヘッドライトやら、
胸部にタイヤやらで彼がバイクに変形するTFである事が容易に想像出来ます。そう言えば、ムービーTFのスカウトクラスのバイクTFと言ったら、他にもオートボットのノック
アウトが居ましたね。私は未購入ですが。
ご尊顔拝見…三つ目に歯を思わせるディテールが、TFと言うよりマジンガーZの機械獣を
思わせます。機械獣ブリムS10とか。
キャラ設定は…私はバックカード裏の英文が読めないのでよく分かりませんが、多分ジェット
ファイヤーと同じく昔から地球の機械に擬態して潜伏していたシーカーの一人でしょうきっと。
可動はそこそこ。首がボールジョイントで斜め上に向けて肩が二重関節、上腕にロール軸、股関節ボールジョイント、
そして膝関節。基本的な関節は動きますけど、股関節がブリーチャー同様に可動範囲が狭いのが難点。
あとこれだけデカい足首なのに、関節が無く固定なので、ポーズ付けると倒れやすいです。
肩関節が二重関節と書きましたが、ボールジョイントと引き出し式関節がある(変形ギミックの
副産物)ので、ご覧の様に腕を前方に持ってくる事が出来ます。
これを上手く使えば、両腕使ったガード姿勢なんかも取れます。
最初見た時はタイヤ状パーツが手と思ったんですが、よく見ると小さく指のディテールがあるパーツがあります。どうやらこの部分が手の様です。
武器は特にありませんが、腕を変形させればディスクソーっぽくなります。サイズも大きいし、そんな設定は無くても
ディスクソーと考えた方が良さそう。
両肩から伸びるハンドル状パーツはブリーチャー等のC字ジョイントの径と同じなので、それらの武器を付ける事も可能。
え?毎度おなじみリーコンアイアンハイドの武器はどうしたって?あー…アレ出すの結構面倒なんですよ。
ビークルモードはチョッパーバイク。先日ご紹介したオイルスリックに続き同じモチーフですね。
同時発売されたエリータワンと比較しても、なかなかどうして纏まった形に変形出来てます。
サイズ的にミクロシスターが似合うと思ったのですが、残念ながら若干大きいですね。スカウトクラスだけに、ミクロマン
素体だと逆に小さくなるだろうし…。残念ながらウチにブリムストーンに似合うサイズの可動フィギュアはありません_| ̄|○|||
それと、残念ながらハンドルは固定でステアリングは切れません。
バイクロボット名物のスタンドも完備してますが、これちょっと傾きすぎじゃ…?
こんな重そうで車高の低いバイクがこんなに傾いたら、あっという間に転倒しそうですが???
変形シークエンス。まず最初に、ハンドルごと前輪を中央から二分割します。
エンジンを手前に少し引いてから、ハンドル部分を付け根の燃料タンクごとガバッと左右に
展開(この手順でやらないと、燃料タンク部にエンジン部が干渉しているので展開出来ない
んです)し、そのまま燃料タンクのジョイントをシート部に接続します。そうしたら、今度はエン
ジン部を前に伸ばす形で変形させます。この部分が足になるのですね。
足が出来たので直立。こうして見ると、半分近く変形してますね。最近のTFは簡単な手順でロボットの
シルエットが出来る物が多く、足掛け20年以上見て来ているTFファンとしては大変興味深いです。
今度は、正面に露出している後輪を隠すようにバイク後部を90度前方に傾けて、ロボットモード胸部を形成します。
次に各部を調整…バーを前に傾けて首を正面に向けて、最初に二分割したハンドル及び前輪部を変形させて両腕にします。バイクTFにしては珍しく、
後輪が全く移動する事無く変形しているのは面白いです。それとバイクTFは何かと難しい物ですが、オイルスリック同様に簡単な手順でここまで優れ
たプロポーションに変化すると、これまで蓄積されてきたノウハウが見事に生かされています。
最後に、忘れやすいですが手を出しましょう。ここは小さいので忘れやすいです。
ふわ~あ…。なんだよ仕事か~?ちぇっ、シーカーって隠れてるだけの楽な仕事だと思ってたのにさ~。も~ちょっと寝ていたかったな~50年ほど。
総評としては、相変わらずムービーTFのスカウトクラスはどれもハイクオリティ!もしもこのブリムストーンをデラックスクラスで作ったら、メックアライブ等のギミックが
追加されもっと良い出来になった事でしょう。弱点と言ったら股関節の可動範囲の狭さと足首固定ですが、斬新な変形や纏まったプロポーション等と言った長所は、
それらをカバーするには充分でしょう。買いです。
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