大きな世界の小さな部屋

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リベンジは続くよ何処までも ⑪

2011年01月08日 07時06分45秒 | ムービーTF リベンジ

今回ご紹介するのは、「ハント・フォー・ザ・ディセプティコンズ」改めオートボットアライアンスより第四の刺客、ディセプティコン兵士“テラダイブ”。
背中の翼やスマートな体型から、彼が戦闘機にトランスフォームする兵士なのはすぐに見て取れますが、最大の特徴はやはり手に持った槍です。戦闘機キャラと
言ったら普通は銃かミサイルだと言うのに。それと、戦闘機キャラにしては随分と変わった胸部をしているのも分かります。


ご尊顔拝見…こちらも独特の形状をした面構え。
このキノコみたいなシルエットの頭部はビーストウォーズのメタルスサイバーシャークにも見られた形状ですが、
キャラ設定では特にそいつとの関係の記述が無いので、単なる他人の空似みたいです。


可動は中々優秀で、首は左右に回転+上向き可能、肩回転、脇開閉、上腕ロール軸、手首回転、股関節ボールジョ
イント、太股ロール軸、膝可動、足首&爪先可動と、非常によく動きます。欲を言えば腰…。武器が槍だけに、手首の
可動はどうしても必要ですからね。ランス装備でも手首が固定だったセンチネルもいますけど。


ここで足首の可動に付いて。横にこそ動かないのが残念ですが、前後になら御覧の通り広い可動範囲を誇ります。


武器は何と言ってもその槍!三又だけに正しくはトライデントですか…。TFにおける武器は、ビークルモードになった時
に外付けパーツとして使える物や、内部に収納する都合で小さく作られていた(ヘケヘケに多かったです)ものですが、
このテラダイブの槍は随分と大きい…。日本では“TFユナイテッド”名義で展開が開始された“TFジェネレーションズ”で
も大型武器を備えたキャラクターが多数いるので、その辺の設計コンセプトが活かされている様です。ただ、保持出来る
のはグリップの太い部分だけで、細い部分は5ミリ径では無いので保持できる部分が限られてしまっているのが難点。
柄の全体が五ミリ径なら、どこでも構える事が出来てポージングの幅が広がったのですが。


実はこの槍にもギミックが有って、グレーの根元部分を上にスライドさせると先端が閉じて、鉾から銛状に変化します。
一つで二種類の武器になると言うのは嬉しい事です。それと右画像、何だか形がイカみたいでゲソ。


もう一回開いてみます。中央のパーツ、よく見ると先端に銃口らしきモールドが。ここからビームでも出るのでしょうきっと。


そして未使用時には、折り畳んで左肩のC型ジョイントに取り付ける事が出来ます。このテラダイブ、本当にどこまでも
気の効く親切設計です。


これはオフィシャルなギミックでは無いのですが、変形ギミックを応用したものです。左から右へ、下腕部を変形させます。


そして前方を向ければ、腕そのものが銃に変化したように見えます。なんだかロックマンのロックバスターみたいですが、ムービーTFは腕が銃に変形するのが
デフォな設定なので、テラダイブがそれをやったってバチは当たらんでしょう。


ビークルモードは当然ながら戦闘機…でもV字翼型というのは珍しい。先程お話ししましたが、ヘケヘケで多かった
収納武器ですが、テラダイブのあの槍は一体どこに行ったのでしょうか…?


答えは機体下面で、柄を折り畳み下面に取り付けていたのです。なるほど、ここならパッと見でも目立たない。


変形シークエンス。まず槍を外します…折り畳んでいる割に、この槍こうして見ると結構デカいですな。


で、主翼のジョイントを根元から外し、噴射ノズル左右のロボットモード足のジョイントも外します。


そして機首を180度反対側に折り曲げ、それと同時に先程外したロボットモード両足を前方に180度折り曲げます。
戦闘機ロボットの機首と言ったら大抵の場合、先端が真下を向く形を取るものですが、このテラダイブの場合は機首
先端が斜め上を向くと言う、極めて珍しい変形をします。


前方に展開した主翼&その基部、これを変形させて両足を形成。普通戦闘機ロボットは主翼が背中に配置される事が多いですが、テラダイブの場合
は脛の外側に配置されるので、機首の処理も含め戦闘機ロボットの中では非常に珍しいです。


次にエンジン部分を、根元から180度回転させる形で外側に広げます。真中がそっくり空いてしまいました。


そして直立させると、このような形状になっています。下半身は完成していますが、上半身の方はまだまだ。


上半身の変形に入ります。回転軸に沿って、画像の様に180度回転させ前後反転させます。


そしてビークルモードでは小型水平尾翼だったパーツ、これを内側に折り曲げます。それをやることで、今まで隠れていたディセプティコンマークが
現れる演出が地味にステキ。


中央のグレーのカバーを開きロボットモード頭部を出し、その根元からヒンジに沿って折り曲げ、ロボットモード胸部を形成します。この時、背部中央と
両肩にジョイントがあるので、それをしっかり接続するのを忘れない様に。


エンジン部を真っ直ぐ下に伸ばします…この変形はトランスフォーマーG2時代につくられたキャラクター“スモークスクリーン”に酷似したもので、それ
を元に更に発展させたと言った印象を受けます。スモークスクリーンの弱点は“胸部と肩がしっかり固定出来ない”事だったので、このテラダイブは肩
と胸部を接続するジョイントが設けられた事により、その弱点を克服しています。そして、戦闘機ロボットだと普通は主翼が背中に回るものですが、テラ
ダイブの場合は尾翼が背中に配置されているのが分かります。でも小さすぎる事も無く、適度な大きさで充分背部ウイングの役割を果たしています。


エンジン部ハッチを開き、噴射ノズルを引き出しつつ180度回転させ手首を形成します。


これでロボットモードは完成したので、今度は武器の変形。と言っても柄を真っ直ぐ伸ばすだけです。
銛にするかトライデントにするかはお好みで。


そして手に持たせて変形完了。
変形は奇抜なものですがそれほど難しい物では無く、かと言って煩雑でも無くちょうど良いレベルです。


ええい、ヘイルストームの奴!やはりあの腰抜けを当てにしたのが間違いだった!こうなったらオレがやるしか無いか!てぇいやぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!

総評としては、今回の4アイテムで最後を飾るに相応しい好アイテム!変形、可動、武器、ギミック…それらが全て高水準に纏まっていて、テラダイブは弄っていて私を
驚かせてくれる事が多かったですね。ただ、可動は腰が動いてくれれば文句無しだったのと、槍の柄が握れる箇所が限られていて融通が効かないと、惜しいと言うか
残念な所もあれど、それでも私が胸を張ってお勧め出来る傑作にございます。全体的にチャレンジャー精神に溢れた意欲作、出荷数は少ないけれど、見つけたら即買い!

→当時は確かに出荷数が少なかったのですが、二ヶ月後に再販されました。

考えて見れば、今回の4アイテムってムービーTF扱いなのにオートモーフもメックアライブもありませんな。


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