大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

惑星(ほし)をも穿つ青い風 Aパート

2011年07月23日 10時29分11秒 | 武装神姫

今回ご紹介する神姫は、クワガタ型“エスパディア”。前回ご紹介したカブト型“ランサメント”と同時発売され、それ
と合体ギミックを備えた神姫となっています。ランサメントは全体的に重武装でしたが、こちらは武装が背中に集中
していますが全体的にスマートな印象。そして、ホワイトとブルーを基調とした清潔感のある配色が目を引きます。


素体状態…ランサメントと違い基本カラーがレッドからブルーに変更されています
が、それ以外のカラーパターンはほぼ同じです。腹部のペイントは、ランサメントが
カブトムシの角状だったのに対し、エスパディアはクワガタの大顎状になっている
のがポイント。


ご尊顔拝見…吊り目で髪が紫ではありますが、どこと無く某綾波レイっぽい感じ。オプションフェイスは照れですが、紅く染まった頬が薄く
遠目だと分かりにくい上に視線が横を向いているので、こちらもまた使いにくい感じ。“う、嬉しくなんか無い…!”って感じの表情だとは思
うのですが。そして、ハーモニーグレイスブライトフェザーと比べると、顔の出来はやや劣る感じ。

バトルロンドでは、綾波系クールキャラ。口調がやや遅く冷淡な感じで、どことなくミステリアスな雰囲気を醸し出しています。そして、自分
の事を“ヤー”、相手を“ヴィ”と呼び、所々にロシア語を織り交ぜる喋り方が特徴。しかし、日本語台詞の中に微妙に発音が日本語のもの
と違う部分がありますが、担当声優はロシア人のジェーニャさんでした。ああ、ロシア訛りだったのか。当初は無駄を嫌う合理主義者でした
が、人間の培ってきた文化と言う概念に興味を抱くようになり、文化を無駄な物では無く大切な物だと理解していきました。
でも、験担ぎだけはどうしても理解できない模様…じゃあ占い一般も駄目?


それでは武装の解説を。
頭部につける“クワガタ型ヘッドギア”、いつもの様にこれの付いた前髪パーツごと差し替えます。しかし、垂直に伸び
ているクワガタの大顎状パーツは別パーツで、角度を変えたり外したりも出来ます。

バトルロンドでは、ステータス内容は重量2 索敵25 △命中[打撃・命中]:20。
上で少し触れた“垂直に伸びているクワガタの大顎状パーツ”は“マンディブルエッジ”と呼ばれ、バトルロンドではクワ
ガタ型ヘッドギアとは別パーツ扱いになっています。そちらのステータスは重量1 索敵5 △命中[打撃・投擲]5、そして
マンディブルエッジは左右で別々のパーツ扱いなので、二つ装備すれば重量2 索敵10 △命中[打撃・投擲]10になり
ますな。でも、相変わらず△の意味が分からない…・゜・(つД`)・゜・


“レギウストラックスアーマー”、ランサメントと違いコンパクトに纏められた小ぶりなボディアーマー。ですが、こうして
見ると思ったより線の多いデザイン。

バトルロンドでは、重量2 回避40 機動5 対スタン10 △命中[打撃・投擲]15、それにコーディネートアビリティに投擲
ダメージアップレベル1有り。玩具的にバトルモード必須パーツですが、バトルロンドでは無くてもバトルモードは可能です。


“スペクタビリスリアユニット”、ティグリースの炎機襲を思わせる大型リアパーツ。
割とスマートなフォルムのエスパディアですが、ここだけ見ると結構ボリュームあります。ランサメント同様に、これも
細かいブロックごとに組み合わされたパーツで成り立っています。

バトルロンドでは、重量6 回避30 機動15 対ダウン10、見た目通り重いです。他にも “スタッグステップ”と言う移
動スキルが備わっています。消費SP150 機動40、そして前進のみでバックは出来ません。そしてアーンヴァルのエ
ンジェリックスカイと違い、相手の攻撃を移動スキルで回避も不可です。そしてバトルモード必須パーツその1。


後方に伸びているクワガタの背中状パーツは、外側に90度動かすとちょっとした翼っぽくなります。


“アンテュースサブアーム”という名称の付いているこのパーツ、この状態では使用用途が全く分かりませんが詳しくは後述。

バトルロンドでは、こちらも左右で別々のパーツ扱いになっているもの。しかし左右で微妙にステータスが違い、左用は重量2 
△攻撃[打撃]25で右用は重量2 △攻撃[命中]25。つまり二つ付ければステータスは倍の重量4 △攻撃[打撃・命中]25ですか。
こちらは両方装備してないとバトルモードは使えません。


アンテュースサブアームはロール軸があるので、下に伸びた翼を水平にすることも可能です。そして先程の後ろに伸びた翼、角度を変えれ
ばこんな風にも…かっこいいぞ。せっかくフィギュアにこう言うギミックがあるんだから、バトルロンドで移動スキル使用時に翼を展開するとか
の小技が欲しかったなぁ。


腰の部分もリアパーツに含まれているのはランサメント同様で、その腰部分にブースターパーツが。
元々エスパディアは高速戦闘型神姫なので、こういう素早さを演出してくれるパーツは大歓迎です。


“ハイペリオンリスト”、上部に凹ジョイントがある以外は特にギミックもありませんが、このパーツは従来の手首パーツ
と違い左右共通デザインでは無く、右用と左用があるのでご注意を。この辺はランサメントと同じですね。

バトルロンドでは、重量2 回避10 △命中[打撃・投擲]10+打撃ダメージダウンレベル1が付きますが、これはコーディ
ネートアビリティでは無いので、これ単品でもこのアビリティは付きます。地味ですが、これもバトルモード必須パーツ。


“ハイペリオンレッグ”、これまでも自立を諦めたデザインと言うのは色々ありましたけど、ここまで割り切ったものは
そうそう無いでしょう。でもよく見ると、足首の部分がハイヒール状になっています。

バトルロンドでは、重量3 回避25 機動15 対スタン10 対ダウン10、+打撃命中アップレベル1のアビリティが付
きます。が、これもコーディネートアビリティでは無いので融通が利きます。そして最後のバトルモード必須パーツ。


今度は武器の解説を。
“リノケロス”、グリップの長さが特徴的な剣です。画像じゃ見えませんが鍔の部分にもジョイントがあって…詳しくは後述。

バトルロンドでは、重量3 攻撃290 命中180/5HIT 射程0~100の近距離用、サブステータスは準備40 硬直150 
スタン70、+相手の反撃スキルを封じるアビリティ付き。剣で5HITって言うのは珍しいですが、エスパディア装備では
これより彼女本人が使いたがる武器があるので、なんか地味になりがちです。ただ、反撃封じは便利。


“ジュダイクス”、大剣ですがギミックの都合で二本付属。剣としては大型サイズなのは間違いないのですが、厚みが
有る事やティグリースの大剣“朱天”と比べるとどことなく小振りに見えます。

バトルロンドでは、重量3 攻撃420 命中100/3HIT 射程0~130の近中距離用、サブステータスは準備110 硬直300 
スタン100 ダウン130となっています。カテゴリーは大剣になりますが、それにしては随分軽い…リノケロスと同じ重さだ
とは。そして、エスパディアが一番使いたがる武器がコレ。思い入れでもあるのか…?


ランサメントの銃器類同様に、腰に取り付けることが出来ます。ただ、このジュダイクスは上の画像と比べると分かり
ますが“左右”があり、向きによっては付けられない場合があるのでご注意を。いや、付けられなかったら向きを変え
るなり左右を入れ替えるなりすれば言いだけの話ですけど。


“フィラータ”、大型の投擲武器です。こういう投擲武器って遊ぶ際には非常に使いにくいですよね、投げる物ですから
使用を演出するには空中ディスプレイ必至ですし。でも幸いあちこちにジョイントがあるので、スタンドを使えば充分可能
でしょう。刃の根元に隙間が有り、そこに指を差し込めば手持ち保持も可能です。

バトルロンドでは、重量3 攻撃350 命中170/4HIT 射程200~300の遠距離用武器。サブステータスは準備50 硬直
260 スタン90となっています。実はこのフィラータ、エスパディア装備の中では最も使い勝手の良い武器でして、通常攻
撃だけで考えればこれだけ有れば他の武器はいらんってぐらい強いです。ただ、遠距離専用武器であるのにエスパディア
には“バック出来る移動スキルが無い”、そして“他の武器は剣=近中距離用打撃武器”なので、これをメインで戦うとなる
とエスパディア装備自体と相性が悪いです。他の神姫に使わせたほうがいいかも。


ちなみに、バトルロンドに実装されるまではこのフィラータをずっとシールドだとばかり思っていて、こんな風にして
遊んでいました。考えて見れば、こんなものがシールドとして役立つわけ無かろう‘`,、( ´∀`) ‘`,、


そして先程のリノケロスとジュダイクス、合体させると一振りの大剣となります。


“ギラファブレイド”、それが与えられた名前。大剣というより斬馬刀と言った感じですが、なるほどリノケロスの長いグリップはこの為だった
のですね。でもやっぱり、朱天と比べると小さく見えるなぁ…よく見るとグリップが長くなっただけで、刃の長さはジュダイクスと変わってないし。


バトルロンドでは、このギラファブレイドはエスパディア攻撃スキル“パッシングシェイブ”使用時にのみ持ち出すスキル専用武器となっています。
ギラファブレイドを構え相手の懐に飛び込んで横一閃!


それと同時に相手の頭上に回り…!


今度は頭上から真っ二つにする派手な技!習得レベル12 消費SP350 攻撃1450 命中2HIT 射程50~250の近中遠と広範囲に渡ってカバー。
そして素体の重装性能が攻撃力に+され、スキル発動と同時に例え相手との間合いが離れていても密着状態になります(最初に懐に飛び込みま
すから)。つまり、移動スキルとしての側面もあるのです。ただしこのスキルは、リノケロスとジュダイクスの二つを揃えていなければ使えません。
移動スキルも兼ねているのに、意外にリアパーツは無くても使えます。


アンテュースサブアームは、その名の通り変形させ先端にジュダイクスを付ける事で、先端に大剣を付けたサブアームになります。


これがサブアーム展開状態…さりげなくエスパディアって四本腕神姫だったのですね。


バトルロンドでは、この状態を追撃スキル
“ディアホーンスラッシュ”にのみ使用します。攻撃を命中させた後にサブアームを展開、相手に懐に突っ込み剣を突き刺します。


そしてそのまま、相手を×の字に斬りつけます。習得レベル20 消費SP450 攻撃1900 命中2HIT 射程0~100の近距離用、サブステータスは
硬直200のみです。これもパッシングシェイブ同様に重装性能が攻撃に加算されます。威力は申し分なく、パッシングシェイブとのコンボでこれを繋
げると大ダメージです。ただこれも発動条件が厳しく、ジュダイクスとスペクタビリスリアユニットとアンテュースサブアーム×2が必須です。これでエ
スパディアのスキルは以上ですが、こうしてみると移動スキルのスタッグステップ以外は全て複数パーツを揃えなきゃならないものばかりですね。


ランサメント同様、バトルモードになるとアーマーが合体し昆虫型ビークルとなります。名称はブラウヒルシュ、なんとなくグラディウス
のビッグバイパーっぽく見えるような、見えないような。中央にある胸部パーツが顔に見えますけど、現実のクワガタってこんな所に
目はありませんよね…ここは口がある所だ。


余り状態はご覧の通りですが、こうしてみると大半のパーツを使っていることが分かります。ジュダイクスやフィラータと
言った、武器パーツも殆ど使ってますし。尚、左手に持っているのはリアパーツの核となる部分です。ランサメントもです
が、リアパーツのコアは必ず余りますね。そして今気付いたのですが、カブトクワガタの両方とも、それらのモチーフを最
も強く表現している頭部の角&大顎パーツ、これをバトルモードに全く使っていないのは意外。


もちろん、こちらも空中ディスプレイは可能です。ただし付属の中継パーツ必須。
クワガタと言うより完全に戦闘機ですねコレは、ランサメントのロートケーファと違って足も無いし。


上に乗せただけでは有りますが、
こんな風にすればまぁかっこいい。でも、ランサメント同様にやっぱり足首を固定できるジョイントパーツが欲しかったなぁ。


バトルロンドでは、この状態を“バトルモード ブラウヒルシュスラスト”と呼びます。相手に特攻を仕掛けて攻撃し、その技を“スピナ・シザーズ”と
呼びます。上記の通り、玩具的にはジュダイクスなどのパーツを使うのに、バトルロンドでは使用パーツの内の半分は無くても発動できる様になっ
ています。ツガルなんか全部必須パーツだったものですが。こちらも神姫の重装性能で威力がアップしますが、バトルロンド内のテキストでは「攻撃
属性が特殊、神姫の重装性能に応じて威力上昇」と書かれています。ランサメントのバトルモードと同じですが、特殊って一体何だろう…?

ランサメントにあった必中ダメージ半減アビリティはありませんが、その代わりに相手に向かって特攻を始めた時、相手に攻撃を仕掛ける前に相手が
スキルなどの必中攻撃をした際、カウンターが発動し相手の攻撃を無効化しつつダメージを与える“スキルカウンター能力”が有ります。更に、バトル
モード中には相手攻撃による状態異常を一切無効化します。ただし、スキルカウンターはこちらが後手に回ることが必須で、こちらが先に攻撃した場
合はスキルカウンターは発動しませんので、あまり過信すると危険。


総評としては、こちらもランサメント同様に“これでもか!これでまだ文句があるなら言うてみぃ!”みたいな、デザイナーの意地がひしひしと伝わってくるギミックの塊!
ランサメント=重武装ガンナー、エスパディア=高機動スラッシャーと差別化もしっかりしているし、その方向性に則ったギミックも洗練されていて素晴らしい仕上がりです。

これだけでもおなか一杯なのに、更に合体ギミックまであるとは…。でも不満はあって、素体の顔の出来そのものがややイマイチ、表情パーツが横に視線が向いているの
で使いにくい、そしてビークルの上にしっかり乗せられない、この三つを見過ごすわけには行きません。ビークル搭乗をするにはパーツ増やさなきゃならない、ただでさえ細
かいパーツの組み合わせなのにそれをやったらコストオーバーしそうだし、せめて頭部をもうちょっとしっかり作って欲しかったですな。

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