今回は、久々にトランスフォーマーのご紹介です。ですが、バイクモチーフをテーマに話を進めて行きたいと思います
まず最初に紹介するのは、2004年度作品“トランスフォーマースーパーリンク”に登場した、主人公陣営サイバトロン所属「戦略員エリアル」。

女性キャラというと、男性キャラより細身というのが常ですが、このエリアルの場合は…お世辞にも
細身とは言えませんねぇ。まぁ、ミクロマンと違い変形しますから、どーしてもプロポーション的に
無理が来るのは仕方が無いんですけど。でもまぁ、TFにしては細身ではあります。ちなみに、可動は
この時期のキャラにしてはかなりしょっぱいです。バイクモチーフとなると、最大の課題となるのが
タイヤの処理です。大体は体のどこかに収納したり、真ん中から二つに分けたり、はたまたタイヤ
そのものを取り外したりしますが、エリアルの場合は一方は二分割、もう一方は背中に収納という
比較的オーソドックスな方式を取っています…ただし、それだと可動の弊害になる可能性大ですが。
このエリアル、本作に登場する小型TF種族“オムニコン”に属しており、その中でも全てのオムニコンから絶大な支持を得ている象徴的存在でした。ちなみに、オムニコンはこのエリアル以外は全て男性であり、ある意味アイドル的扱いみたいなものなんだろうか…?と思いきや、本編に登場したエリアルはアイドルどころか女傑系キャラでした。もう、情けない男共のケツを引っぱたいて働かせるみたいな。
そして、設定以外でも少し面白い要素があります。初代TFを知っている人なら常識ですが、エリアルって名前は初代コンボイの前世にあたるTF“オライオン・パックス”の恋人だったキャラの名前なんですね。そしてデザインは、第二作目“2010”に登場した、勝生真佐子演じる初のレギュラー女性TF“アーシー”のリスペクトでもあります。ちなみに海外版だと名前はまんまアーシーなんですが、国内版では前年度作品“マイクロン伝説”にてアーシーって名前は使用済みだったので、エリアルと名付けられた様です。

そして、オムニコンの特徴である武器生成ギミック。簡単に言うと、ビークルモードのクリア成型された余剰パーツを
組み合わせて“エネルゴンウェポン”と呼ばれる武器にするというもの…大げさな名前ですが実際はよくあるギミック
ですね。で、エリアルの場合はそれが四つもあり、組み合わせて弓矢(っぽい武器)になります。纏まりは今1つですが。

そしてビークルモード。
ロボットモードが変形のしわ寄せがモロに来ている分、ビークルモードは非常にすっきりした纏まりのあるレーシングバイク的デザイン。
エネルゴンウェポンパーツを付けると、異様に横幅の広いデザインになりますが安定性は抜群。まぁ、バイクだけに単体だと安定性に欠けま
すが、ロボットモードのつま先が底面に移動してきていて、それを立てるとスタンドとして使用できるので問題ありません。

ちなみに、エネルゴンウェポンとなる余剰パーツをつけるとこんな感じです。殺る気マンマンですな。

しかし、バイクロボの宿命としてやはり乗り手が
いないとどーも物足りないです。ミクロマンを
乗せたい所ですが、残念ながら微妙にサイズが合いません。

ですが、ミクロシスターならバッチリフィットします。色合いから考えて、エルかシオンがベストでしょう。

さぁ、私に続け!男達!
総評としては、従来のTFに整ったプロポーションや関節可動、それらを求めている人にはお勧めしかねます。しかし、ロボットモードからビークルモードへは、単純な変形で大幅に姿が変わるので、その点だけは手にとって確かめて欲しい所です。
次は、スーパーリンクの翌年に展開された“ギャラクシーフォース”に登場した悪役陣営デストロン所属「陸上暴走兵ロードストーム」。

タイヤの処理は二分割&収納方式とエリアルと同様ですが、しかしエリアルと比べて随分と
印象が違いますね。なにより、エリアルより細身です(エリアルの立場が台無し)。エリアル
と違い、二分割されたタイヤが真横に広がっているのが特徴です。しかし、このタイヤは両肩
に繋がっていて、腕を動かす時に胴体に高確率で引っかかるので、結局両腕は画像のまま
の棒立ちにせざるを得ないのが実状ですね_| ̄|O|||変形ギミックの都合上両腕が二重関節
になっていますが、腕が短いのでロボットモードではあまり役に立ってはくれません。

アニメ設定だと、こいつは現代よりもずーっと昔から地球に移住していたTFの一人で、その擬態(変形)能力からビッグフットやドラゴン等のモンスターと同系列で扱われて、人類の歴史の陰で暗躍してきた“モンスタートランスフォーマー”又は“地球デストロン”と呼ばれるカテゴリーに属していました。しかし彼らは絶対悪では無く何よりも自由を重んじる気質であり、例え同陣営だろうとそれを脅かすマスターガルバトロン率いるデストロン軍団に、仲間達を引き連れ敢然と立ち向かうという、漢と呼べるキャラでありました。

手持ち武器は、ビークルモードでのマフラーに相当する部分から成るライフルです。
ご覧の通り長いですが、その反面ロードストームの腕が短いので、両肩の事もあり
これを持たせると腕の可動はほぼ死んだも同然です(特に肘)。

ギャラクシーフォース製品共通のギミック“イグニッション”、それは大まかに説明するとスイッチが入ると体に
仕込まれたギミックが発動(詳しくはまた機会を改めて)するものですが、ロードストームは右肩からスプリングで
砲台が展開するというもの。でも小さいのでいまいち有難味が…大体ライフルの方が強そうだし。

そして、お待ちかねのビークルモード。こちらもエリアル同様かなり纏まったデザインですね、モチーフはアメリカンバイク
ですが。しかし…纏まりすぎててとてもロボットに変形するとは思えませんな。そして変形ギミック、こちらもエリアル同様に
比較的単純ながら意表を付いた大胆な変形を見せてくれます。エリアルと違い車高が低いので、この状態でも安定性は高いです。

イグニッションギミックはビークルモードでも健在で、この場合は右後部から砲身が飛び出す形になります。こういう、パーツ
共通であるが故の面白さを利用したギミックっていうのは、見た目にも面白く好感が持てますね。それに、両形態で発動可能
なギミックっていうのは、遊びの幅が広がりますし。

で、こちらもミクロシスターが乗るにはベストサイズだったりします。
でもアメリカンバイクってのは、車体が大きくどっしりしたという暴れ馬的印象があるので、こういう女の子が乗ってベストサイズ
ってのはどーもしっくり来ないって言うか…。

だが、お前のそういう所…嫌いじゃないぜ?
総評としては、最後の最後までこればっかりですがエリアル同様に、ポージング云々より変形ギミックの面白さを楽しむ側面の強い玩具と言えるでしょう。しかし、可動と変形の面白さを両立しているTFは他にも色々ありますから、合わない人には辛いでしょうね。
さて三番手、今度はスーパーリンクの前年度作品“マイクロン伝説”に登場した「秘密偵察員ダブルフェイス」。

今回ご紹介するバイクTFでは最古の製品で、そしてマイクロン伝説商品とはそれ
以前の製品に比べ“退化している”としか言いようの無いシリーズでした…ですから
ダブルフェイスは今回の中では最も出来が悪いです。可動部分は肩と股関節くらいで、
あとは変形ギミックの産物により言い訳程度に動くって位ですから、ロクなポーズ付け
は出来ません。しかし、ダブルフェイスには他には無い大きなギミックがありまして…
それに密接に関わってくるのが、この「ミラー」です。

本カテゴリー製品には、タイトルにもなっている“マイクロン”と言う小型TFを
パートナーに引き連れているのが特徴です。主にそのマイクロンは、イグニッ
ションギミック同様に各キャラに備わったギミックを発動させる鍵として使われ
ます。もちろん、マイクロン単体でも遊べますよ?このミラーは、従来のマイク
ロンに比べ格段にギミックが多いのですが、それをお話したらこいつだけで
画像を20枚近く使っちゃいそうなので今回は割愛。で、ダブルフェイスの場合は
このミラーを使ったミサイル発射ギミックがあるのですが…それとは別に特別な
ギミックがあるのです。

ダブルフェイス本体は普段この状態ですが、ミラーは上下に分離し
それぞれが違う形の頭部に変形し、ダブルフェイスと合体する事が出来ます。

そうすると、頭部だけでなくそれに連動して胸のマークが変化するのが特徴です。尚、グレーの方は玩具設定だとブラック
の方と耳状パーツの形状が同じ様に指示されていますが、ここではアニメ設定準拠にしてあります。
そのアニメ設定ですが、当初はサイバトロン(ブラック)として登場した彼ですが、すぐにサイバトロンを裏切りデストロンに下っていました。その後、ブラックヘッドとして登場する事は無く、最後までグレーヘッドで通していました。しかし彼の正体は、サイバトロンにもデストロンにも属さない第三勢力の二重スパイであり、そしてそれを支配するTFユニクロンそのものでもありました。玩具設定では、ダブルフェイスとミラーはそれぞれパートナーという関係でしたが、アニメ設定だとダブルフェイス自体はただのユニットであり、ミラーがダブルフェイスの本体=ユニクロンの頭脳細胞というオチでした。
では、当コラムの趣旨であるバイクモードにしてみましょう。

ダブルフェイスは、エリアルやロードストームと異なるタイヤの処理がされています。前輪と後輪が繋がっており、ロボットモードではそれが中心から折り畳まれ90度回転する事で背中に配置されていました。これなら可動の邪魔にもならないし纏まりも良いと、ダブルフェイスがエリアルやロードストームに勝っている数少ない要素。尚、勇者王ガオガイガーのバイクロボ「ガンドーベル」も、これに近い処理がされていました。

レーシングバイクのエリアル、アメリカンバイクのロードストームに対し、ダブルフェイスはハーレーを思わせる大型バイクです。バイクロボの弱点はライダーがいない事ですが、ダブルフェイスの場合はミラーがライダーを勤める事でその問題をクリア。それに、前者二つほどではありませんが、バイクモードの完成度も中々の物です。
さて。これまで二つのバイクロボにミクロマンを乗せてきましたが、それらはサイズの問題でミクロシスターしか搭乗できない弱点がありました。しかしダブルフェイスの場合、それらより高額故にサイズも大きいので、通常のミクロマンも充分に搭乗可能です。


まるで、最初からそういう意図の下に設計されたが如くピッタリじゃないですかー。かっこええー!

特筆すべき点はコレ。これは本来はマイクロンを取り付ける為の凸ジョイントなんですが、これが
上手い具合にフットバーに見える位置に配置されてるもんですから、本当にミクロマンとの相性は
抜群です。見た目のかっこよさ、纏まり、説得力…あらゆる面でロードフォースに勝ってますがな。
これは気に入ったので、装甲騎兵ボトムズのパープルベアーを元にミクロマンっぽくアレンジし
「パープルジャガー」と名付けファルコン用バイクにします。

愚か者共が…精々潰し合うがいい…。
話をダブルフェイスに戻しますが、総評としてはダブルフェイスは決して褒められる出来じゃありませんが、ミラー関連の凝ったギミックやミクロマンとの相性を考えて、ミクロマンを一体でも持っている人なら抑えて置いて損は無いかと。

ここまで来て大体察しが付いたと思いますが、今回のテーマはミクロマンと絡めるというのが真の狙いでした。んーでもバイクってモチーフは、普通のメカと違いロボットに変形させるには色々と制約が多く難しい(例 タイヤの処理)ものですから、他には無い面白さがあります。その辺に目を向けてみると、違った発見がありますよ。
まず最初に紹介するのは、2004年度作品“トランスフォーマースーパーリンク”に登場した、主人公陣営サイバトロン所属「戦略員エリアル」。



女性キャラというと、男性キャラより細身というのが常ですが、このエリアルの場合は…お世辞にも
細身とは言えませんねぇ。まぁ、ミクロマンと違い変形しますから、どーしてもプロポーション的に
無理が来るのは仕方が無いんですけど。でもまぁ、TFにしては細身ではあります。ちなみに、可動は
この時期のキャラにしてはかなりしょっぱいです。バイクモチーフとなると、最大の課題となるのが
タイヤの処理です。大体は体のどこかに収納したり、真ん中から二つに分けたり、はたまたタイヤ
そのものを取り外したりしますが、エリアルの場合は一方は二分割、もう一方は背中に収納という
比較的オーソドックスな方式を取っています…ただし、それだと可動の弊害になる可能性大ですが。
このエリアル、本作に登場する小型TF種族“オムニコン”に属しており、その中でも全てのオムニコンから絶大な支持を得ている象徴的存在でした。ちなみに、オムニコンはこのエリアル以外は全て男性であり、ある意味アイドル的扱いみたいなものなんだろうか…?と思いきや、本編に登場したエリアルはアイドルどころか女傑系キャラでした。もう、情けない男共のケツを引っぱたいて働かせるみたいな。
そして、設定以外でも少し面白い要素があります。初代TFを知っている人なら常識ですが、エリアルって名前は初代コンボイの前世にあたるTF“オライオン・パックス”の恋人だったキャラの名前なんですね。そしてデザインは、第二作目“2010”に登場した、勝生真佐子演じる初のレギュラー女性TF“アーシー”のリスペクトでもあります。ちなみに海外版だと名前はまんまアーシーなんですが、国内版では前年度作品“マイクロン伝説”にてアーシーって名前は使用済みだったので、エリアルと名付けられた様です。


そして、オムニコンの特徴である武器生成ギミック。簡単に言うと、ビークルモードのクリア成型された余剰パーツを
組み合わせて“エネルゴンウェポン”と呼ばれる武器にするというもの…大げさな名前ですが実際はよくあるギミック
ですね。で、エリアルの場合はそれが四つもあり、組み合わせて弓矢(っぽい武器)になります。纏まりは今1つですが。



そしてビークルモード。
ロボットモードが変形のしわ寄せがモロに来ている分、ビークルモードは非常にすっきりした纏まりのあるレーシングバイク的デザイン。
エネルゴンウェポンパーツを付けると、異様に横幅の広いデザインになりますが安定性は抜群。まぁ、バイクだけに単体だと安定性に欠けま
すが、ロボットモードのつま先が底面に移動してきていて、それを立てるとスタンドとして使用できるので問題ありません。


ちなみに、エネルゴンウェポンとなる余剰パーツをつけるとこんな感じです。殺る気マンマンですな。

しかし、バイクロボの宿命としてやはり乗り手が
いないとどーも物足りないです。ミクロマンを
乗せたい所ですが、残念ながら微妙にサイズが合いません。

ですが、ミクロシスターならバッチリフィットします。色合いから考えて、エルかシオンがベストでしょう。

さぁ、私に続け!男達!
総評としては、従来のTFに整ったプロポーションや関節可動、それらを求めている人にはお勧めしかねます。しかし、ロボットモードからビークルモードへは、単純な変形で大幅に姿が変わるので、その点だけは手にとって確かめて欲しい所です。
次は、スーパーリンクの翌年に展開された“ギャラクシーフォース”に登場した悪役陣営デストロン所属「陸上暴走兵ロードストーム」。


タイヤの処理は二分割&収納方式とエリアルと同様ですが、しかしエリアルと比べて随分と
印象が違いますね。なにより、エリアルより細身です(エリアルの立場が台無し)。エリアル
と違い、二分割されたタイヤが真横に広がっているのが特徴です。しかし、このタイヤは両肩
に繋がっていて、腕を動かす時に胴体に高確率で引っかかるので、結局両腕は画像のまま
の棒立ちにせざるを得ないのが実状ですね_| ̄|O|||変形ギミックの都合上両腕が二重関節
になっていますが、腕が短いのでロボットモードではあまり役に立ってはくれません。

アニメ設定だと、こいつは現代よりもずーっと昔から地球に移住していたTFの一人で、その擬態(変形)能力からビッグフットやドラゴン等のモンスターと同系列で扱われて、人類の歴史の陰で暗躍してきた“モンスタートランスフォーマー”又は“地球デストロン”と呼ばれるカテゴリーに属していました。しかし彼らは絶対悪では無く何よりも自由を重んじる気質であり、例え同陣営だろうとそれを脅かすマスターガルバトロン率いるデストロン軍団に、仲間達を引き連れ敢然と立ち向かうという、漢と呼べるキャラでありました。

手持ち武器は、ビークルモードでのマフラーに相当する部分から成るライフルです。
ご覧の通り長いですが、その反面ロードストームの腕が短いので、両肩の事もあり
これを持たせると腕の可動はほぼ死んだも同然です(特に肘)。

ギャラクシーフォース製品共通のギミック“イグニッション”、それは大まかに説明するとスイッチが入ると体に
仕込まれたギミックが発動(詳しくはまた機会を改めて)するものですが、ロードストームは右肩からスプリングで
砲台が展開するというもの。でも小さいのでいまいち有難味が…大体ライフルの方が強そうだし。


そして、お待ちかねのビークルモード。こちらもエリアル同様かなり纏まったデザインですね、モチーフはアメリカンバイク
ですが。しかし…纏まりすぎててとてもロボットに変形するとは思えませんな。そして変形ギミック、こちらもエリアル同様に
比較的単純ながら意表を付いた大胆な変形を見せてくれます。エリアルと違い車高が低いので、この状態でも安定性は高いです。


イグニッションギミックはビークルモードでも健在で、この場合は右後部から砲身が飛び出す形になります。こういう、パーツ
共通であるが故の面白さを利用したギミックっていうのは、見た目にも面白く好感が持てますね。それに、両形態で発動可能
なギミックっていうのは、遊びの幅が広がりますし。

で、こちらもミクロシスターが乗るにはベストサイズだったりします。
でもアメリカンバイクってのは、車体が大きくどっしりしたという暴れ馬的印象があるので、こういう女の子が乗ってベストサイズ
ってのはどーもしっくり来ないって言うか…。

だが、お前のそういう所…嫌いじゃないぜ?
総評としては、最後の最後までこればっかりですがエリアル同様に、ポージング云々より変形ギミックの面白さを楽しむ側面の強い玩具と言えるでしょう。しかし、可動と変形の面白さを両立しているTFは他にも色々ありますから、合わない人には辛いでしょうね。
さて三番手、今度はスーパーリンクの前年度作品“マイクロン伝説”に登場した「秘密偵察員ダブルフェイス」。


今回ご紹介するバイクTFでは最古の製品で、そしてマイクロン伝説商品とはそれ
以前の製品に比べ“退化している”としか言いようの無いシリーズでした…ですから
ダブルフェイスは今回の中では最も出来が悪いです。可動部分は肩と股関節くらいで、
あとは変形ギミックの産物により言い訳程度に動くって位ですから、ロクなポーズ付け
は出来ません。しかし、ダブルフェイスには他には無い大きなギミックがありまして…
それに密接に関わってくるのが、この「ミラー」です。


本カテゴリー製品には、タイトルにもなっている“マイクロン”と言う小型TFを
パートナーに引き連れているのが特徴です。主にそのマイクロンは、イグニッ
ションギミック同様に各キャラに備わったギミックを発動させる鍵として使われ
ます。もちろん、マイクロン単体でも遊べますよ?このミラーは、従来のマイク
ロンに比べ格段にギミックが多いのですが、それをお話したらこいつだけで
画像を20枚近く使っちゃいそうなので今回は割愛。で、ダブルフェイスの場合は
このミラーを使ったミサイル発射ギミックがあるのですが…それとは別に特別な
ギミックがあるのです。

ダブルフェイス本体は普段この状態ですが、ミラーは上下に分離し
それぞれが違う形の頭部に変形し、ダブルフェイスと合体する事が出来ます。


そうすると、頭部だけでなくそれに連動して胸のマークが変化するのが特徴です。尚、グレーの方は玩具設定だとブラック
の方と耳状パーツの形状が同じ様に指示されていますが、ここではアニメ設定準拠にしてあります。
そのアニメ設定ですが、当初はサイバトロン(ブラック)として登場した彼ですが、すぐにサイバトロンを裏切りデストロンに下っていました。その後、ブラックヘッドとして登場する事は無く、最後までグレーヘッドで通していました。しかし彼の正体は、サイバトロンにもデストロンにも属さない第三勢力の二重スパイであり、そしてそれを支配するTFユニクロンそのものでもありました。玩具設定では、ダブルフェイスとミラーはそれぞれパートナーという関係でしたが、アニメ設定だとダブルフェイス自体はただのユニットであり、ミラーがダブルフェイスの本体=ユニクロンの頭脳細胞というオチでした。
では、当コラムの趣旨であるバイクモードにしてみましょう。

ダブルフェイスは、エリアルやロードストームと異なるタイヤの処理がされています。前輪と後輪が繋がっており、ロボットモードではそれが中心から折り畳まれ90度回転する事で背中に配置されていました。これなら可動の邪魔にもならないし纏まりも良いと、ダブルフェイスがエリアルやロードストームに勝っている数少ない要素。尚、勇者王ガオガイガーのバイクロボ「ガンドーベル」も、これに近い処理がされていました。


レーシングバイクのエリアル、アメリカンバイクのロードストームに対し、ダブルフェイスはハーレーを思わせる大型バイクです。バイクロボの弱点はライダーがいない事ですが、ダブルフェイスの場合はミラーがライダーを勤める事でその問題をクリア。それに、前者二つほどではありませんが、バイクモードの完成度も中々の物です。
さて。これまで二つのバイクロボにミクロマンを乗せてきましたが、それらはサイズの問題でミクロシスターしか搭乗できない弱点がありました。しかしダブルフェイスの場合、それらより高額故にサイズも大きいので、通常のミクロマンも充分に搭乗可能です。


まるで、最初からそういう意図の下に設計されたが如くピッタリじゃないですかー。かっこええー!

特筆すべき点はコレ。これは本来はマイクロンを取り付ける為の凸ジョイントなんですが、これが
上手い具合にフットバーに見える位置に配置されてるもんですから、本当にミクロマンとの相性は
抜群です。見た目のかっこよさ、纏まり、説得力…あらゆる面でロードフォースに勝ってますがな。
これは気に入ったので、装甲騎兵ボトムズのパープルベアーを元にミクロマンっぽくアレンジし
「パープルジャガー」と名付けファルコン用バイクにします。

愚か者共が…精々潰し合うがいい…。
話をダブルフェイスに戻しますが、総評としてはダブルフェイスは決して褒められる出来じゃありませんが、ミラー関連の凝ったギミックやミクロマンとの相性を考えて、ミクロマンを一体でも持っている人なら抑えて置いて損は無いかと。

ここまで来て大体察しが付いたと思いますが、今回のテーマはミクロマンと絡めるというのが真の狙いでした。んーでもバイクってモチーフは、普通のメカと違いロボットに変形させるには色々と制約が多く難しい(例 タイヤの処理)ものですから、他には無い面白さがあります。その辺に目を向けてみると、違った発見がありますよ。
拙者、トランスフォーマーを研究する一介の地方コレクターでござる。
この度の貴殿の「ダブルフェイスにミクロマンが似合う理論(仮名)」大変参考に成り申した。
拙者もダブルフェイスは所持しているものの、ミラーが居たので、ミクロマンでは試していなかったでござるよ。
いや、お恥ずかしい・・・
今後、試させていただくでござるよ。
どうもはじめまして、管理人のALEにございます。
ダブルフェイスは放送当時に購入し、そのあまりにも
お粗末な出来(ミラーは兎も角)に絶望したもんです
が、それから数年経過しミクロマンのせたらあらピッタリ。
まぁ、おかげでミラーが居場所を失いましたが(´∀`)アヒャヒャヒャヒャ
TFを使ったネタは色々と考えていますので、今後も
こちらに足を運んでいただければ幸いです。
今後ともよろしく。