大きな世界の小さな部屋

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残りディセプティコン 後編

2008年04月14日 00時00分45秒 | ムービーTF
前篇

最後にご紹介するのは、このディセプティコン兵士“ストッケード”。


このストッケードは、上記二つとは違い別カテゴリー“オールスパークパワー”のキャラとなっており、宇宙から来たTFでは無く地球生まれのTFとなっています。
その巨大な腕のゴリラ体型がかっこいいですねー。


ご尊顔拝見、ゴリラ体型とよく似合う無機質で無骨な顔です。
最近のTFではほぼ標準装備となっている“目をクリア成型にして後頭部から光を
取り込み目を光らせる擬似集光ギミック”、ストッケードにも一応ありますがうなじ
の部分にビークルのガワがあり、それが邪魔して光を取り込めません!
真横からも光を取り込める構造になってはいますが、今度は襟が邪魔をして…
これ設計段階で気付かなかったんでしょうか?

キャラ設定は…ワタクシめの英語力ではお手上げでした。でも一応英訳して
みようと思い、悪名高いエキサイト翻訳に掛けてみたところ…。

「ディセプティコンによって地球に引きつけられます。オールスパーク、スタースクリームですぐに取り付けられたストッケードのための最終的な戦いの後の自動誘導信号。それらの命令が、オートボット排気管を蹴るのを伴う限り、彼は、だれからも命令に従って、満足しています。セイバートロンに戻ります、彼は彼を忙しく保つために以前はよく中立を脅かしていて、オートボット地球のそれらの.Thereの十二分のオーディオレセプターものに関する問題を持っているように思えた人々を罰しました。」

ますます訳が分からなくなりました…。


首を後ろに向けた状態です、これはこれで顔に見えませんか?
“おでのごとバガにしだがぁ!?”みたいなパワーバカキャラって感じの。


可動はかなーり問題があり、これだけ大きな腕を持っているなら、それを主体にしたパワフルな格闘アクション
をさせたいと思うのが普通です。しかし上腕部に肝心のロール軸が無いので、ポージングの範囲は非常に
限られてきます。かつて同じゴリラ体型TFで“トランスフォーマー ギャラクシーフォース”のランドバレットが
いましたが、あれは手首以外は腕の可動は一通り完備していました。しかしこのストッケードは、ランドバレット
とは価格帯が違うとは言えあまりにもお粗末、肝心かなめのところを外すとは分かってない。ただし、脇の
関節はボールジョイントなので一応自由に動きます。それと首の可動にも問題があって、横を向けると干渉
してどうしても斜め下を向いてしまいます。ただ褒められる所もあって、ストッケードは指が可動しますので
ポージングに他では得られない表情が付けられます。


腕に付いてもう一つ。可腕部のレバーを引くと拳が伸びるギミックがあります、しかし拳1、5個分伸びる程度
なのでやってもいまいち面白くないです。しかもそのギミックのせいで手首が回転しないし。それにビークル時
のガワの処理、肩はともかく拳のガワまで無造作に斜めに傾けたままなのでだらしないったらありゃしない。
せめて下腕部にぴったりくっつけるとか、手の甲そのものがガワと割り切るとか、色々とやりようがあったはずなのに。


先程、可動部の紹介にて指が開くと言いましたが、しかしオールスパークパワーカテゴリー
だけに付属するオールスパーク、これを握らせる事が出来ません。指を開く可動範囲と
オールスパークのサイズが全く合っていないのが原因ですが、普通だったら指を開いた状態
にして上腕部のロール軸や手首を回転させ、せめて掌に乗せている様な状態にしてみたい
と思うでしょう?しかしストッケードの腕は上記の通り、横回転出来ませんのでそれは不可能
です。精々、画像の様に下腕部にあるビークル時のガワに引っ掛けるのが関の山…お世辞
にも持っているようには見えません、ポロッと落っことしたようにしか見えないので、
これじゃむしろやらない方がいい。


今度は下半身の可動に付いて…股関節と膝は動きますが太ももはボールジョイント接続なのに、素立ち状態だと
干渉して股は開けても横方向にちっとも動きやしない上に、ロール軸すらがありません。でも一応、足首と腰は
可動します。以上。ちょっと待てコラ。これまでロクにギミックが無かったのに、下半身にまで手ェ抜くたぁどういう
了見だ。この開発者、同価格帯製品を弄った事が無いんでしょうか?


ビークルモードは漆黒のワゴン車、劇中でセクター7のシモンズらがサムとミカエラを拉致するのに使ったアレですね。そう、怒った司令官に屋根を引っぺがされたアレです。
ムービーTFのご多分に漏れず、随分と纏まった形のビークルモード…まぁ纏まってないのってプロト司令官とプロトスタースクリーム、あとはメガトロンさまくらいですけどね。
でもボンネットの噛み合せが悪く、中央にデッカい隙間が出来やすいです。余談ですが変形ギミックの恩恵として、後部ドアを開ける事が出来ます。


変形シークエンスはこんな感じ…まずボンネットが斜め下に倒れ運転席から
後部にかけて車体が中央から真っ二つに割れます。


ボンネットはそのまま倒れ180度反転し、ロボットモードの脹脛に移動します。
その後、爪先を展開し下半身の変形は完成。割れた車体のガワを展開し、肘を
伸ばしてロボットモードの両腕にします。この時、割れるのは運転席だけでなく、
車体下面も一緒に90度回転しロボットモードで肩幅を広げる工夫がされています。
数少ない加点要素です。


最後に首部分のハッチを開け、ロボットヘッドを出して変形完了です。
ここで、ハッチを開けるのと連動し頭部が現れるオートモーフがあります。ほんのちょっと
動く程度です、ピコッと(画像ではその後に指で出してあります)。いやまさか、スィンドル
よりもセコくて安っぽいオートモーフが見られるとは思いませんでしたよ…。


がははははは!オレさまはスゴく強いんだぞぉ!

総評としては…はっきり言って手抜きです。同価格帯のほかの製品と比べてもあまりにギミックが少ない上にギミック
そのものもショボいし、可動もムービーTFとは考えられない位にしょっぱい(腕に特徴があるんだから上腕にロール軸は
必須だというのに)、死んだも同然な集光ギミック、何より変形が単純すぎる…っつーか過去にこれと似た変形をする
マイクロン(一個約\300の小型TF)がありまして、単にそのマイクロンをデカくしただけに近い変形ってのは…。仮に
そういうコンセプトで開発したとしても、価格帯の上昇に伴いまだまだ凝った変形にしたり、遊べるギミックを付加
させたり関節を増やす余裕はいくらでもある筈。同価格帯のランドマインとは本当に雲泥の差です。
結論としては、“置いておく分には良い”というフローズンメガトロンと同じ評価を下さざるを得ませんでした…あれと違い
しっかりビークルの形になっているとは言え。デザインが気に入ったという人以外はスルー推奨。デザインがかっこいいのに
本当にもったいない。


以上、残りディセプティコンズでした。
なんというか、“レッケージ惜しい出来”、“ドロップキック微妙”、“ストッケード開発者出てこい”って感じでした。
全般的にもったいないと思うことしきりで、もっと頑張って欲しかったです。


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