大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

残りオートボット 前編

2008年03月11日 08時44分42秒 | ムービーTF
今回ご紹介するムービーTFは、オートボット“ロングアーム”です。


普通にかっこいいデザインでビックリです。
大型火器“クォグマ・キャノン”の迫力もですが、各部に展開されたビークルモードのガワがアーマーのように配置されていて、ただでさえガッシリした体格に更に
一味加えてくれています…その反面、足首の貧弱さが気になりますが。でも、これだけ大きい火器を手持ち武器にしていると言うのはポイントが高いです、アイアン
ハイドは手持ち武器じゃありませんでしたしね(あれは装着武器)。ホワイトとブルーの組み合わせと言う、TFには珍しい清潔感溢れる配色が特徴。


ご尊顔拝見…
シャイニングガンダム!シャイニングガンダムじゃないか!?と思わず
叫びたくなるほどシャイニングガンダムのそっくりさん。V字アンテナ
付ければそのものです、バンダイが文句言ってきたりしませんかね?
その時は、轟々戦隊ボウケンジャーのサイレンビルダーはトランスフ
ォーマースーパーリンクのインフェルノそっくりじゃねーかーと言い
返してやりましょうタカラトミー。それにしても、目が実にいい感じ
に光ってますね。
ロングアームは本来は劇中に登場しないんですが、代わりにこいつが
変形するメカと全く同じものが登場します。キャラ設定は陽気で馴れ
馴れしく、誰に対しても笑顔で救いの手を差し伸べる気さくなタイプ
みたいです。その為、常に敵意を剥き出しにしているディセプティコ
ンのロジックが全く理解できないとの事。


可動は非常に優秀で、ムービーTFではベスト3に入るでしょう。腕にロール軸はありませんが、
変形ギミックの恩恵により肩は前方にスイングするので全く気になりません。もう1つ変形
ギミックの恩恵があり、肩関節は従来のボールジョイントだけでなく斜め上に可動するので、
事実上肩には二重のジョイントがあり、いかり肩にしてパワフルなポージングも可能です。更に
肘まで二重関節と来た。ただ、足のロール軸がパーツ干渉により、膝を曲げないと回転しない
のが難点です。そしてこう見えても手首と腰も回転するし、更に首も二重関節なので、取りたい
ポーズがバシバシ決まって楽しいぃぃぃ―――ッッッ!!!


さらに、手が平手なのでご覧の通り銃を構えるポーズが非常に様になります。そして肩のスイング機構のおかげで、
腕を無理なく移動させられます。ムチャクチャかっこええ…ガンナー万歳。ただ、平手のせいで殴りかかるポーズは
不可能ですけどね。


これだけ大型の武器だと保持が大変そうですが、グリップと手がネジ止めなので外れる事は
ありません。勿論ネジ止めですから、ドライバーで取り外す事は可能です。尚、ネジ穴がある
のは右手だけなので、ロングアームを二つ買ってクォグマ・キャノン両手持ちって事は出来ません。


ビークルモードはレッカー車、劇中ではスタースクリームの爆撃で足を失ったバンブルビーを引っ張り
まわしてました。尚、クォグマ・キャノンは外す事無く変形できます。それにしても、ロボットモード
であれだけ素晴らしいクオリティを見せておきながら、このビークルモードの破綻の無さは一体…?
クレーンは可動するので、他の車を牽引したり劇中通りバンブルビーを引っ張りまわす事も可能です。
後に、負傷したバンブルビーのフィギュアが同梱されたセット版も発売されました。


変形シークエンスはこんな感じ、少しガワ変形気味なのでまず最初にドアからなっているガワから展開しないと、
どこも動かすことが出来ません。ですから、変形する際にはその事を念頭に置いておく事。そしてオートモーフは
ありません…まぁ可動やプロポーション等の基本部分が素晴らしいので、無理に入れたらこのクオリティのバランス
が崩れてしまいますから入れないで正解。仮にやっても、デラックスクラスの価格帯じゃ恐らく無理でしょう。


先の画像の状態からひっくり返し、各部を調整するとロボットの形になってきます。よく見ると、爪先がビークルモードの
ボンネットで構成されているのが分かります…が画像だけでは分かりにくいので大雑把に説明すると、人間が両腕を
真上に上げて膝を折り曲げてうつ伏せになっているといった感じですね、ロングアームの変形は。


ま、美人の頼みとあっちゃ断れないしな!(…少しケバいけど)

総評としては、限りなく完璧に近い出来栄えです。これが発売された頃、トイザらス限定で海外市場のみ展開していた
シリーズ“タイタニウム”が発売されました。当時私が買いに行ったらお目当てのウルトラマグナスが品切れだった
ので、代わりに買ってきたのがこのロングアームだったのです。しかし、今思うとそれで正解でした。後になって知り
ましたが、タイタニウムってムチャクチャ評判悪いですからね…。それを差し引いても、ロングアームの出来栄えは
まさに“神”クラスです。

次にご紹介するのは、同じくオートボットよりアーシー。


アーシーと言う女性TF名は旧作にもありました、そして過去のシリーズにも何度か使用されています。
で今回のアーシーは、過去の登場したアーシー達の中でも二番目にスリムボディです…ちなみに一番の
スレンダーはイベント限定アイテムの蜘蛛アーシーです。このアーシーは劇中には登場しないのですが、
その割にはムービーTFの基本デザインラインに則ったグロ…もとい有機的なデザインです。聞いた話に
よると、当初は登場する予定だったんだとか。両肩と背中にタイヤがついていますが、それは彼女が
バイクに変形するTFだからです。


ご尊顔拝見。子供が見たら泣き出すんじゃないでしょうか?
玩具設定ではハンター気質な性格をし潜伏活動を得意としたバンブルビー
の相棒で、よく故郷ではターボフォックス狩で腕を競い合った仲だそうです。
ところでターボフォックス狩って何でしょう?地球で言うところの狐狩り
みたいなものでしょうか?そして地球に来た今、彼女は獲物をターボフォ
ックスからディセプティコンへと変えたのです。


バイクがモチーフの変形ロボットが難しいと言うのは過去にも述べた通りですが、
このアーシーもご多分に漏れず可動は厳しい出来です。手首にロール軸が無い
ので表情が付けにくいし、膝は変形ギミックの都合で二重関節にはなっています
がやっぱりロール軸が無い…ですからポージングはかなり限られてしまいます。
あ、でも足首は可動します。


ガンッ!

先ほどの肩のタイヤ、これがアーシー最大の問題点で、これは本体の肩に直接付いているのでこれが引っかかって
腕が上がらないって事は無いんですが、なにせ大きいので腕を上げると顔に直撃します。本来はこのタイヤ表面にある
凹ジョイントに、フレーム部にある凸ジョイントを差し込んで固定する様になっているのですが、それは取説に記載されて
いません。よって、それに気付かない限りはタイヤが常にクルクル回るストレス地獄…これだからメリケンは大雑把でいけねぇ。


あ痛たたたたた…。

いっそのこと、折り曲げて両肩アーマーにするんじゃなくって、右画像の様に開きっぱなしとかにしてもいいんじゃ
ないでしょうか?ゲッターロボ號みたいですけど。


武器はバイクのシートが変形するボウガン、先端の矢はスプリングで発射されます。その動作と連動し、左右に
展開した弦がスプリングで閉じるのが面白いところ。尚、逆に矢を差し込むと弦が展開します。しかし良いのは
それだけで、ジョイントの取り付け位置&形状が悪く、ポロポロ外れる上に構えたいポーズが取れません。


お話した通り、ビークルモードはバイクです。
ロボットモードがプロポーション以外は無理のある出来だったのに対し、こちらの方はなんとも纏まりの良いバイク。
さり気なくスタンドまで完備していてまぁ素敵。


そして、アーシーはミクロマンとサイズがばっちりです。
ああ、これだけ相性のいいバイクTFはダブルフェイス以来だ…なんか感動。そして先ほどのボウガンの矢、
あれはビークルモードではマフラーになります。こういう無駄の無いアイディアと言い、ビークルモードでは
素晴らしいんだけどなぁアーシー。


変形シークエンスはこんな感じです。前輪が背中へ移動し後輪が割れて左右に、エンジン部分が変形して脚部になりシート部が両腕に…と同じバイクモチーフの女性TFエリアル
(海外名アーシー)と酷似しています、エリアルも価格帯にしては出来の良いバイクロボットでしたので、アーシーはそのランクアップ版と言えるでしょう。サイズ拡大に伴い格段に
進歩していますが、先の可動に付いて触れた部分を考えるとまだまだ研究課題が多いですね。尚、オートモーフはありません。


3…2…1…ッ!入ったッッッ!!!

総評としては、やっぱりまだまだバイクロボットの完成形には程遠いでしょう。ビークルモードは
破綻が無いのですが、やっぱりロボットモードで皺寄せが来てますし。しかし、もしもこれが女性的
プロポーションではなく、従来の男性的イメージのロボットだったらどうなっていたでしょうか?
その事も踏まえ、このアーシーが今後のバイクロボット開発にどの様な道を示すのか、これからに
期待したいところです。

次回に続きます。


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