大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

時を越えていざ、参る! 11 Bパート

2013年10月31日 06時54分29秒 | TFGO
Aパート



それでは合体に入りましょう。最初にセンスイマル脚にヒショウマル胴体を接続します。画像中央のヒショウマルの
黄色いT字型パーツ、ここがセンスイマルの角ジョイントに噛み合う形になります。


続いてゲキソウマル、今回の合体での主役です。
ヒショウマル胴に接続する訳ですが、ケンザンと違い真上からでは無く前から押し込んでジョイントに噛ませます。


今の状態がこんな感じで、これから参乗合体名物“兜装着”へと移行します。



ゲキソウマル単体ではいまいち使い道の無かったオプションパーツ=兜が、漸く本領発揮です。


変形は非常に簡単で、マスク部分をお越し左右の角を斜め上に向けるだけです。全兜の中で最も小さいだけに、
その変形は一番シンプルです。


準備が整いましたので、ビーストヘッド額のスイッチを長押しして合体モード用サウンドを起動します。
「ゲキソウマル!ヒショウマル!センスイマル!行くぜっ!参乗合体!」の声と共に、両目を赤く発光させます。


その後は忍チーム専用合体BGMを流し、ゲキソウマル後頭部にある発光ユニットを青→黄→紫の順番で点灯
させます。ヒショウマルのイメージカラーはイエローよりオレンジだと思っていたのですが、まぁ大目に見ましょう。


ゴウケンザンの場合はそのまま被せて胸ジョイントで固定すれば良かったのですが、今回はちょっと違って兜装着
には準備が必要。まずバックパック=ヒショウマルの両足を後ろに下げ、真っ直ぐ上を向いていたヒショウマル胴体
カバーを45度ほど倒します。


その胴体カバーに兜の凸ジョイントを挿しこみ、再び真っ直ぐ上を向く様に低位置に収めます。
この時、兜の後ろ側のクリア部が発光ユニットに被さる形になり、ご覧の通り内側から発光します。


そして先ほど倒したヒショウマル脚を定位置に持ってきて、兜後ろ側のジョイントに接続して固定します。
つまりゲキソウマルの兜は、ヒショウマルのジョイントで固定する必要が有ったのです。


正面から見るとこんな感じになり、兜を装着すると発光ユニットから光が伝わり、
両目が青く発光します。兜を被せなくても、兜をゲキソウマルに接続した時点で
認識が行われ、「兜装着!参乗合体!ゴウゲキソウ!」の台詞の後にライオン
の咆哮音が鳴り、同時に発光部を青く点滅させます。尚、合体前にボタン長押し
をしていないと、台詞と点滅の身になります。しかし、どのモードでもサウンドが
終わった後はしばらく発光部が点灯しっぱなしになります。


参乗合体の特徴に「装着した兜によって違うサウンドが鳴る」事が有ります。ここで、どうやって合体モードを識別して
いるかの種明かしに入ります。ゲキソウマルの兜を真下から撮影した画像ですが、画面上の真下に伸びている左右
の角張ったジョイントを見ると、赤丸で囲った左側の方が若干長いです。


そして、これがゲキソウマルの合体モード認識スイッチ…背中側ですね。左右に四角い穴が二つ開いており、その奥
にケンザン同様の白い板状スイッチが一つずつ。先程の兜にあった左右の四角いジョイントがこの中に納まる訳です
が、ゲキソウマルの場合は左側が長い=左側のスイッチだけが押される形になります。


これがゲキソウマルモードの参乗合体“ゴウゲキソウ”。ゴウケンザンが胴長体型で不満が大きかったのに対し、ゴウゲキソウのプロ
ポーションは非常によく纏まっています。文句無しにかっこいいです。青、オレンジ、紫の配色ですが、オレンジ担当のヒショウマルが
殆ど後方に回っているので、配色バランスが崩れていないのもお見事。


ご尊顔拝見…実はアニメに登場するCGよりも顔の造型は作りこまれています。
CGの方は、マスク部が布の覆面状になっているのです。


横から見ても、オーソドックスなヒーローロボット的顔つきでとてもかっこいいです。ゴウケンザンの初見イメージが
勇者エクスカイザーのゴッドマックスだった私ですが、ゴウゲキソウの場合はマイトガインを連想しました。


ここで、ゴウゲキソウとゴウケンザンの合体方式を比較してみましょう。ゴウケンザンは上から順に重なる様に合体しました
が、ゴウゲキソウは前後+下になっています。この為、ゴウケンザン最大の欠点だった胴長体型が見事に解消されています。


デュアルモデル司令官と比較すると…やはりこちらもゴウゲキソウの方が大きいですね。


しかしゴウケンザンと比較すると、ゴウゲキソウの方が小さくなります。上記の合体方式の違いだけでなく、センスイ
マル脚がガンオウ脚に比べてかなりボリュームに差が有るのが原因でしょう。


可動の方は、参乗合体だけになかなか優秀。頭と腰が固定なのは仕方が無いとして肩回転、脇開閉、肘上ロール軸、肘、手首前後に
曲げ可、股関節(開閉可)、太腿ロール軸、太腿に曲げ関節、膝、膝下ロール軸となっています。


プロポーションは纏まっているゴウゲキソウですが、ゲキソウマル=重いサウンドモジュール
が一番上&前方に来ているので、股関節が重量に負けて前屈みになりやすいです(画像左)。
一応股関節を調整すれば真っ直ぐにはなります(画像右)が、股関節クリックの利かない所
なので油断してるとすぐ前に…。


侍チームの合体モードは手首は全員握り拳でしたが、忍チームの場合はご覧の通り平手となっています。
でもちゃんと5ミリ径穴はあるので、武器の保持に支障は有りません。


脚を見てみましょう。センスイマルが変形したゴウゲキソウの足は、矢印で示した三か所に関節が備わって
います。太腿の中心にもう一個膝が有る感じです。


ゴウゲキソウ本来の膝は90度程度しか動きませんが、太腿中心の関節を
使えばここまで足を曲げられます。
赤い縁で囲った、三か所の足関節がお分かりでしょうか?


足首は爪先を上げる感じでのみ可動しますが、これは保持力が弱い合体用フレームを利用しているだけで、しかも
足首ジョイントも外れているのでポージングには活用出来ません。足首は固定と考えた方が良いかと。


ソードボット名物の合体武器ですが…ご覧の通りなんじゃこりゃ。
ヒショウマルの飛翔扇を中心に、左右にゲキソウマルのシノビクナイ、中央にゲキソウマルのビビットビュート、その先端にセンスイマル
の大鰭十字手裏剣を付けています。形状は兎も角、適度にコンパクトなサイズは忍者モチーフにも有ってるし、派手さも上々です。


しかし接続に大きな問題が。この画像では、見やすい様に飛翔扇とシノビクナイだけにしてあります。飛翔扇の左右
に有る凸ジョイントをシノビクナイの穴に差し込むのですが、飛翔扇とシノビクナイが干渉し真っ直ぐ入らず、ご覧の
通りシノビクナイが斜めに傾いてしまうのです。オフィシャルイラストでは真っ直ぐになっているのになんでこうなった。
シノビクナイの裏側に飛翔扇に対応した穴を作ればいいのに。


しかし、私に良い考えが有る。凸ジョイントをシノビクナイの穴に差し込むのではなく、画像で示した穴の下部分の溝
に差し込みます。そうすると、飛翔扇の干渉部分がシノビクナイ内側にある窪みにピッタリ嵌まる様になります。


するとこんな感じに。見事に真っ直ぐになりました。穴では無く窪みに無理矢理嵌め込んでいますが、シノビクナイが
軟質パーツなのでその弾力で保持している割には中々しっかり嵌まります。ただ、流石に5ミリ穴ほどでは無いですけど。


で、その状態で合体武器を作るとこんな感じに…やはり横から見たんじゃ大して変わりませんな。しかし実際に手に持ってみると、纏まり
の良さは段違いなのでお勧め。あんまり長い間付けておくと、シノビクナイの窪みにクセが付いて変形しますけど、どうせ裏側なんだから
気にしない。


ではもう一つの名物、未使用兜の合体はどうなるか?こちらは平らになり充分シールドに見えますね。


完全武装のゴウゲキソウ。やはりシールドがちゃんとシールドに見えるのが大きいですね。
武器の謎形状が残念ですが、取り敢えず武器には見えるので大目に見ましょう。


合体武器がイマイチなら、単品で持たせるのも手ですね。まずゲキソウマルのシノビクナイ、元々苦無なんて小さい
ものなんだから多少小さくても問題無し!と思っていたのですが、それほど小さくも見えないので充分見栄えがしま
すね。手首の保持力も充分ありしっかり保持してくれます。逆手持ちでもバッチリ。


次に尻尾ムチ…こっちは微妙。
このうねりが山口可動で真っ直ぐになってバトルロッドに!なんてギミックでもあれば良かったんですが。


続いて飛翔扇…これは駄目だ、流石に小さすぎる。
扇と考えれば充分な大きさですが、これはロボ玩具なのでそうは行かん。もっと大きくないと見栄えがしない。


そして大鰭十字手裏剣は?元々手裏剣なんて小さいものなので以下略。これは充分にかっこいいです、やはり忍者には手裏剣ですなぁ。
欲を言えば忍者刀も欲しい所ですが、どこかから都合出来ないかなぁ?もしくは自作するしかないか?


では、サウンドギミックについて触れてみましょう。
スイッチを長押しすると、合体時同様に発光ユニットが青黄紫の順番で点灯しつつ、「行っくぜ~!超必殺!」
叫び、その後に「参乗忍法!激!激!激土獣牙!」のボイスと共に青く発光、最後に黄紫青の順でループする
形で点灯し、最後に青く点灯し暫くそのままになっています。


スイッチを押して「行っくぜ~!超必殺!」の辺りを前から見てみましょう。
ご覧の通り、胸のビーストヘッドの目が光るのと同時に、ゴウゲキソウの目も順番通りに点灯します。ちなみにボタン一回押しの場合、
「参乗忍法!激!激!激土獣牙!」のボイスと共に青だけ発光します。必殺技サウンド中は点滅、最後はしばらく点きっぱなしな所だけ
は同じです。尚、両目の発光ギミックが有るのはゴウゲキソウだけで、他のモードにはありません。


ゲキソウマル単体で兜装着…微妙に頭でっかちですが、このバランスならギリギリで許せるかも。


総評としては、ゴウケンザンの不満点が見事にクリアされた傑作に仕上がっています。
シールドはもちろん、合体方式を改良した事で、プロポーションが比較にならない位改善されているのが最大の特徴です。ゴウケンザンでもこんなのが見たかった。

しかし弄っていると、所々に詰めの甘い所も見受けられます。
合体武器が綺麗に纏まらない、股関節が弱く前屈みになりやすいとか。特に股関節は、クリックを調整する事で何とか対応出来なかったんでしょうか?

でも逆を言えば、ゴウゲキソウの弱点はそのくらいで、トータルで見れば私が期待していたゲッター合体型TF、それを見事に実現させてくれました。まぁ、本当はまだ他の形態をレビューしていないのでそう結論付けるのは早計ですが、ゴウゲキソウが傑作なのは確かです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿