魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

「おふくろは恥かしがり屋で」

2012-03-11 14:14:07 | 日々のこと

一年前の震災についての今日の新聞記事をを読んでいて、一番心に響いたのがこれだった。

南三陸町 介護職員 大屋和人さん(33)
「ばあさんとおふくろが家ごと流されてしまった。
 おふくろは恥かしがり屋で、まだ出てこねんだ。
 俺は一生懸命生きて、死ぬときに、俺がんばったよな、って思いたい。
 踏ん張ってやっぺし。」

まだ見つからないお母様のことをそんな風に言い表した息子さん。

この短い記事に、彼のお母様への想い、これからに対する想い、亡くなったすべての人への想い、一日一日を生きる想いがあると感じた。

わたしも、神戸の地震のあとにこんな風に思った。わたしも死ぬときそう思いたい。

行方不明者はいまだに3155人。
一人でも、一日でも早く家族のもとに帰れますように。

 

 

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