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魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

それでもやってよかった。

2008-06-02 01:07:50 | 結婚できました編
いろいろありましたが(ほんと~~に)無事披露宴も終わりました。

多分どこのお家もいろいろあるんだと思います。

披露宴の前の一週間は、毎日睡眠時間2,3時間という状態のまま、当日を迎えました
前日はわたしの遠方の親戚たちが集まってお食事会、まだ両親への手紙、書いてないよ・・・
清書も出来ず、寝たのが四時だよ・・・。

ほんと~~~に疲れました

新郎、「もう疲れた・・・」とか言ってるけど、こっちは寝不足な上、鬘もかぶってるんだよとむっとしました。

しかし、ああいうたくさんの方々をお招きした場で、きちんとふたりのことを披露するって言うのは、すごいプレッシャーですね。
ああまでして離婚するカップルってのは、よっぽど「もうそんなことかまいやしね~」っていう気持ちになるんでしょうね。

そしてやってよかったな、と思うのは、先方のご両親がすご~~~く喜んでいたことと、わたしの両親に「新婦からの手紙」で感謝をあらわせたこと、またたくさんのお友達が駆けつけてきてくれたことでした。
なかには中国地方から東京に前日一泊して、披露宴が終わったらすぐにとんぼ返り、というお友達もいました
わたしもそのお友達の結婚のときは行ったのですが、やっぱりそうまでして来てくれことに、本当にありがたく思いました。

入籍してもう半年近くたっているのですが、いよいよ「もう旧姓から卒業だ」と思うと、涙も出てきましたね
あとはわたしのきょうだいたちが号泣でした。
けっこう仲良くみんなで助け合ってきたきょうだいだったので、普段泣いたことなんて見たことがない姉が大泣きし、弟も男泣き(?)していたので、それを見て、また涙・・・母も泣いていました。父は黙っていました

わたしが披露宴で心がけたことは「自分たちが主役だけど、来ていただいた方に感謝をあらわす場でありたい」と思い、お食事なども試食して、手直ししてもらい、引き出物も考えて8パターンくらいになってしまいましたが、手書きのメッセージカードも書いて付けました。

もともと「自分たちが晴れ着を着て、祝ってもらうためにたくさんの人を招待してご祝儀をもらう」という互助会みたいな結婚披露宴のシステムに疑問を持っていたので、そのシステムにのっとっていらしてくださった先方のご両親の隣近所の方々もおられましたが、それ以外は特にわたしの招待客は「本当に来ていただきたい人だけ」招待状を送らせていただきました。

美味しいお食事と、ひとりひとりの方への配慮、それと感動が揃わないと満足していただける披露宴にはならないなあ、と感じます。

いろいろと至らない点があったと、本当に思いますが、満足して帰っていただけていたら良いなあ・・・と思います。

今は本当にやってよかったね、と夫と話しています

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嘘がダメなわけ。

2008-06-02 00:35:00 | 結婚できました編
式の前に引越し。
私たちは新居にも引越しをしていたのです。
その引越し準備の時のこと。

実はかねてから、「おかしいな・・・?」と思う出来事がチラホラとあったのです。

決定的ではないのですが、女性が使うようなものがチラホラと。

そのたびに彼は「俺が使ってるんだ」と言ってました。

そう言われると「そうかあ」なんつって疑惑を消していたのですが。

女のカンって怖いですね

彼は「この部屋はリツコしか来たことがない。女性は母と妹だけしか来たことがないんだよ」と言っていました。
その部屋で新婚生活を始めることが出来たことを、わたしはとても嬉しく思っていました。

しかし。
それは嘘だったのです。

ひょんなことから、ここに女性が来ていた事を知りました

それも、実はごく初期ですが、流産した日に。
お腹に赤ちゃんがいなくなって、彼が慰めてくれて、悲しくて悲しくて、でもこの人と一緒に頑張ろう、と思った日。

ずっと「ここに女性が来ていたことがあったのでは?それは前の彼女では?」と思って、それを彼が否定するたびに安心していた、でもまた何か影を感じて疑っていた、そんな三ヶ月間でした。

もうきっぱり(多分)別れた人。
だからもういいのです。
でも、この部屋に出入りしていて、洗面所やお風呂を使っていた人がいる、ということが、わたしにはちょっと共有できないというか・・・それを隠していた、何度も聞いたのに嘘をついていた彼を、信じられなくなった。

彼が帰ってきてから、話をしました。
最初、玄関まで入ったことがある、などとこの期に及んで嘘をつく彼でしたが、さらに追求したところ、話してくれました。

やはりここに前の彼女が出入りしていたということ。

かなりショックでした。

何を信じたらいいんだろう、と。

彼を好きで、仕事を辞めて、親兄弟からも離れて、こんな寒いところに来て、彼以外に何を信じていったらいいのか?

彼はその彼女とはいい思い出がなく、できたら本当にここに彼女が着ていたこと消してしまいたいくらいのようでした。

でも、嘘をついたのはよくない。
わたしを喜ばせたい、余計なことを心配させたくない、という一心からのものだったそうです。
でもわたしは何回か本当にここに来た女性がいなかったか聞いた。それに、嘘をついていた。
それが心を冷やしました。

「この人はこうして嘘をつくんだ」

心の中に刻んだことです。

嘘をつくことはなんでいけないか。
それは「また嘘をつかれるかもしれない」という不信感を、人に植え付けることになるから。

彼は、わたしの人生で最愛のひとです。
彼からいろんな気持ちを教わりました。
というか、彼ゆえに、いろいろな感情を味わいました。

世界を引き換えにしても手に入れたい人がいる気持ち、
死ぬほどつらい別れ、
自分より愛しい存在がいる、
それでも自分を失うほどの恋は価値がないと思ってお別れして東京に行った事。
そして人を疑うこと。
彼にはほかの誰にもされたことがないほど、傷つけられた。
そういう人が世の中にいるってことも、学んだのです。

これからも、そういう気持ちを味わうのかな。

彼は謝りました。
わたしは「流れてしまったとは言え、子どもまでできたあなたと別れるとか、許さないとか、そういうことはない。でももう二度と嘘つかないでね」と引導を渡しました。

でも、今も小さな嘘はつきますねヤツは・・・。

本当に、本当につらかった、出来事でした。

いやな思いは全部前のその部屋において、わたしたちは新居に引越しをしたのです。
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