魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

一度はしてみたら?

2007-06-26 17:54:43 | 結婚できるかな編
わたしのボス、社長に父の病気のことを報告した。
多分治らない、段々悪くなっていく病気で、生存率が5年で50%、10年で20%ということ…。
これからそういうことでお休みいただくこともあるかもしれませんが、よろしくお願いいたします、と。
社長とはいろいろなことを話す。
わたしより10歳ほど上の、パワフルな女性である。
この人とは初めて会ったのがわたしが中学生とかだから、かれこれ20年の知己でもあり、両親のこともよく知っている。
プライベートのことを相談することもある。が、何分女社長、メディアにも露出することも多く、女手一つでやってきた人なので、わたしとは次スケールが違う。

「そんなことで、ぜひ花束贈呈とかやっとかないと思ってるんですけどね…」

「ああ、あたしの友達で偽装結婚したひといるよ」

「偽装ですか…

「お父さんが亡くなるっていうから、頼んで結婚式だけやって、籍は入れなかったけどね。」

「まじすか!」

「その三日後くらいにお父さん亡くなったけど、やっぱり安心してたみたいだよ」

「しかし、偽装は…

「結婚したい人がいるなら、一回してみればいいじゃん」

「ええそういうわけには…」

「大丈夫だよ~子供さえいなかったら、何とかなるって」

「そういうもんですか…

「だいじょぶ、だいじょぶ」

ちなみに、社長はバツいち、子供がひとり、元だんなさんの方にいる。
離婚は相当もめた。相当4.5年かかった…。

できれば離婚は避けたい…

「社長はだんなさんとは『価値観が似てた』から結婚したんですよね。」

「そう。だけど価値観だけじゃうまくいかないってことが分かった」

ダメじゃん・・・。

「社長は旦那さんを好きだったんですよね?あ、あっちが好きで好きで結婚したんでしたっけ」

「知らん。もう忘れた。10年以上前のことなんて覚えてない」

憶えてないのかよ…そんなもんなのかい…?

「もうちょっと結婚に夢を持たせてくださいよ~」

「結婚なんて我慢と忍耐だけだよ。」

「え~身も蓋もない…

「だってそうだよ。相手に合わせていくだけだよ」



「この人だ!って思ってする人っていますよね?社長は『この人だ』って思わなかったんですか?」

「あ~、そういう人もいるね~。あたしはそうじゃなかったな~」

「そういうのがないかなーって思うんですけどね~」

「まあ、したいって人がいれば、してみたら?いろいろ変わるし。」
と去って行ってしまった…。

参考にならん…が真実もある。極端だが。

さて、どうしたものか…。だけど、離婚はしたくないんだよ~
コメント
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