それでも日は昇る

今日よりいい明日が来ますように!

雷はいつどこに落ちるかわからない

2016-05-17 08:35:56 | 日記
今から4年前の2012年。大阪市内で人気アーティストらの野外コンサートが開かれたことがあった。
主催したのはエイベックスなど2社で、それだけでかなり大規模なコンサートだったんだろうなと想像できるのだけど、コンサートが開演される前に落雷が発生。
落ちた雷は当時22歳だった女性に直撃し、後に死亡が確認されたのだそう。
当日は雷注意報が発令されていたため、亡くなった女性の両親は主催者が安全対策を怠ったことが原因であるとして、2社を提訴。
約8200万円の損害賠償を求めていたのだけど、昨日その訴訟の判決があり、両親の訴えは棄却されたのだとか。
判決理由は「野外の落雷からの回避措置は自己の責任で行うべきだ」から、とのこと。
雷注意報は発令されていたけれど、自己の抽象的可能性を示す一要因に過ぎないから、これだけで事故の原因が主催者側にあるとは言えない・・・ということらしい。
こういう野外ライブの場合、天候が悪いと安全面を配慮して直前に中止になったりすることが多いけど、当日発令されていたのは雷「注意報」だったらしいから、それで中止にすべきっていうのは言い過ぎかなあ。
それに落雷に遭ったのは会場「近く」であって、会場そのものではないんだよね。
となると、やっぱり主催者側に責任を担えと言うのはちょっと無理があるかなあ・・・。
たとえコンサートがなかったとしても、落雷はいつ、どこで起こるか予測できないんだしね。こればかりは自衛するしか方法がないよね。