それでも日は昇る

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今読んでいるのは・・・

2017-10-12 12:26:45 | 日記
読む本のほとんどがミステリ小説なので、好きな作品はいっぱいあるなあ。
ひとつひとつ挙げていったらそれこそキリがないんだけど(^_^;)最近よく読んでいるのは法月綸太郎氏の「法月綸太郎シリーズ」。
著者と同じ名前を持つミステリ作家が、警視の父が持ち込む事件を安楽椅子探偵として解決する・・・というのが大体のストーリー。
もちろん中には自分自身が巻き込まれたものもあるし、そういう場合は現場に行って検証したりもするんだけど、一応民間人なので、短編集だと大体父親から相談される・・・というのが多い。
いくら身内といえど、警察官が事件のあらましや情報をぺらぺらしゃべっちゃうのは本当はだめなんだけど(^_^;)まあそのへんはご愛敬ということで・・・(笑)
扱う事件は話によって異なるけど、大体は父親と綸太郎が自宅であーでもないこーでもないと推理を巡らす・・・という流れ。
面白いのは、探偵役である綸太郎が完全無欠の存在ではないこと。
一般的な探偵役の場合、捜査の過程で悩んだり考え込んだりすることはあるけど、いざ自分の考えを主張するときはほとんど正解であることが多く、それがそのまま謎の解明につながる。
ところが綸太郎の場合、とりあえず思いついたことを口にする・・・という感じなので、最初のうちは間違っていることがほとんど(笑)
あとで裏付け捜査をしたら間違ってました・・・ということもあれば、その場で父親からだめ出しを食らうこともあり、そのへんはいっぱしの名探偵とはちょっと違うところ。
でも最終的には事件を解決するので、周囲からは名探偵と呼ばれている。
探偵役がはっきりしているので安心して読める本でもあるのだけど・・・でも油断は禁物。
結構毒が強い作品も多いので、探偵ものなら後味もいいだろう・・・なんて思って読み始めると結構手痛い目に遭う(^_^;)
でもその毒も含めてシリーズの魅力かなーと思う。