それでも日は昇る

今日よりいい明日が来ますように!

お酒の広告に関する規制改正へ

2015-09-02 08:29:32 | 日記
酒類の製造販売の9団体で構成されている「酒類業中央団体連絡協議体」が、アルコール飲料のテレビCMの出演者の年齢を引き上げる方針を打ち出したらしい。
現行はアルコールの飲用が許される20歳以上だけど、今回の取り決めて25歳以上にアップ。
さらに、CMでは「ごくごく」とか「ぐびぐび」といったSEの使用をやめたり、のど元をアップしたりするのも取りやめるんだそう。
酒類を飲めるのは20歳からと法律で決まっているけれど、もともと酒類の広告そのものには法規制がないそうで、これまでは業界が自主基準をもうけて広告を作っていたんだそう。
ところが最近は未成年の飲酒事故も相次いでいることから、20代前半の若いタレントを起用すると未成年者の飲酒への関心を高める可能性があるということで、25歳に引き上げたんだって。
ちなみにSEやのど元アップの中止に関しては、アルコール依存症の患者に苦痛を与えるから・・・とのこと。
そもそもCMというのは商品の購買意欲をあおることを目的としているのに、アルコール依存症の人のことも考えなきゃいけないのか・・・とちょっと唖然としてしまった。
自主基準の改正手続きはこれから始める予定で、実際に自主基準の改正が実施される時期は今のところ未定ということだけど、自発的にCMの基準を自分たちに不利な方向に改正するっていうのはめずらしいよね。
でも18歳から飲酒できるオーストラリアや、21歳から飲酒OKの米国ではすでにCM出演できるのは25歳以上と定めているそうだから、日本はアルコールCMへの対応が遅れているのかもね。