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再確認~「寄り添う」ということ~

2015年02月16日 | 親業のこと
先日、次女が学校からの帰り道、弱った猫を見つけました。
この寒空の下、あまりにもかわいそうで、
とりあえず我が家で面倒をみることにしました。

毎日病院へ連れて行き、
薬や栄養分を点滴で体に入れ、
何とか元気になるよう手当をしましたが、
不治の病だったため、
うちへ来て10日目の夜、小さな命のともしびが消えてしまいました。

たった10日ほどですが、
毎日、面倒をみているうちに、
家族みんながその猫を愛してしまっていたのでした。
だから、
みんながとてつもなく深い悲しみに暮れました。

特に、長女の悲しみは深く深く、
私は、どう声をかければいいのかわからず、
とまどってしまいました。
結局、
黙って長女の肩をかかえ、
さすってやるくらいのことしかできませんでした。

それまでぐっとこらえていたのか、
長女はポロポロと涙を流し、
静かに、それでいて激しく、
泣き続けました。
それで、はっと気づきました。

私は「言葉」を探していました。
相手に寄り添うこと、
それは「言葉」がなくてもできることなのに、
そんなことを忘れていた自分が情けなかったです。

相手に寄り添うこと(共感)とは、
相手の気持ちを理解しようとする態度を示すことで、
決して、スキルだけでできるものではありません。
心あって、はじめてそのスキルが生きてくるんだ、
ということを再確認したのでした。
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