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親業のこと

事例紹介~相手の気持ちに寄り添い「聞く」ということ②~

2017年05月23日 | 親業のこと
【事例紹介】
   毎朝、長男(3歳)は、保育園行きのバス停まで、夫に肩車をしてもらう。
   この日は、玄関を出てすぐに肩車をしてもらえず泣き出した。
   してもらってからも泣きやまない。

    子 : パパ嫌いだ!!
    母 : (泣き続ける息子を見て)・・パパが肩車してくれなかったのがいやだったのね。
    子 : うん・・・・
    母 : 肩車してもらうの楽しみにしてたんだね
    子 : うん・・・
    母 : そうか、そうか・・・。
    子 : うん(泣きやむ)

【感想】
   今までなら、「肩車してもらっているのに、なぜ、泣きやまないのだろう?」
   「どうしたら泣きやむのかしら?」と考えてパニックになるところでしたが、
   能動的な聞き方をしたらすぐに泣きやみ、驚きました。
   共感することの大切さを実感しました。

  HRN2017春号より


         

相手に、自分の気持ちを「分かってもらった」と感じたとき、
その子は「安心感」を得ることができます。
この「安心感」を得るから、
その子は、今自分が抱えている問題を自分なりに受け止め、
自分の力で解決しようとする力を発揮するようになるわけです。
これこそが、成長、自立となるのですね。
「能動的に聞く」ことは、
子どもの自立を助け、
親としての役割を効果的に果たすことになるのです。

    

コメント
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