1週間前の7月9日 シルバー大学校の関係者からオファーをいただき
臨床美術出前講座を開催してきました
少し小雨が降る中 大勢の方にご参加いただき
まずは右脳で描く絵左脳で描く絵の体感ワークシートで臨床美術についてざっくり説明する流れから
続いてプログラム「いろいろな色と線で遊ぼう」をセッションしました
殆どの方が 臨床美術について予備知識のない中
時間を忘れて 集中した時間がすぎます
全員の作品の出来上がりを待って 鑑賞会です
参加者の感想より抜粋
・絵を描くことは苦手ですが 色を塗っていくことは楽しかったです。皆の作品それぞれ見るのも面白かったです。
・楽しかったです。「臨床美術」という言葉を聞くと かたく感じるのですが、やってみて軽い気持ちで出来るのだなぁと思いました。孫と一緒にやりたいと思います。
・無意識に描くことは自分の心が表れるのかなと思いました。
・無心で色を付ける後で 考えてもみなかった絵が出来上がり良かったです。
・ストレス発散になりました
・まだよくわからないです
・無心になれるのがいいです。人柄が出たり 意外だったりと 楽しかったです。
・講義・実技・鑑賞会、ぜ~んぶ楽しく分かり易くあっという間でした。何より皆さんが活き活きと興味を持たれ描かれていて 喜ばれているのを感じ嬉しかったです。
・絵が苦手なので今日参加するのもあまり気が進まなかったのですが、皆さんと一緒に色々な色を使い絵を描いていたら楽しくなりました。
さてこの日参加者のうちお一人は視覚障害のある方でした
美術の講座ということを承知で それでも前向きに参加してくださったことは
驚きと嬉しさでした
講師として少し不安でしたが ヘルパーさんの付き添いがあると聞き その姿は私にとっても参考になりました
ヘルパーさんに「この色は紫です」「これは茶色ですよ」・・・・と説明をされながらゆっくりオイルパステルを力強く塗り重ねておられます
ヘルパーさんご自身も描画に参加して一緒に楽しんでくださいました
鑑賞会ではご自身の気持ちを語られ 周りの皆さんの感想も聞きながら
きっとごご本人の自信に繋がったのではないかな?と 感じました。
この日の経験で 私はある気付きがありました
ひとつは「臨床美術は視覚障害があっても 心&右脳で描くので 全く心配ないのだ」と・・・・
また ひとつは いろいろな障害のある方へのサポートがちゃんとできるか 今後の課題。
シルバー大学校の皆様 ありがとうございました。