烏鷺鳩(うろく)

切手・鉱物・文学。好きな事楽しい事についてのブログ

切手の博物館:バレンタインの小型印(2019年2月)

2019-02-18 | 切手


駅からの坂を、白い息を吐きながら、心弾ませながら下る。
この日は切手の博物館で心を癒そうと思い、久しぶりに来館した。バレンタインデーの前日である。この期間、切手の博物館では、特設ポストを設けて「バレンタインデー小型印」の受付をしていた。こちらも楽しみだったのだが、まずは展示を見てからのお楽しみ。


現在の企画展示は「再結成!切手のオーケストラ」(2019年1月5日~3月31日)である。
実は昔、ピアノを習っていたこともあり、クラシック音楽にかなり興味があったので、ほんの少しだけ音楽関連の切手を集めていたことがあるのだ。

気になる展示内容は、
「オーケストラの記念切手」、「偉大なる指揮者」、「オーケストラと楽器」、「音を合わせて」、「神童モーツァルト1,2」、「楽聖ベートーヴェン1,2」、「オーケストラの大作曲家1,2,3,4」、「愛される民族楽器1,2,3,4」
その他に、「日本のコンサートホールと劇場」というコーナーでは、日本全国のコンサートホールの風景印を集めて展示してあった。

いつも、「とても勉強になるなあ」と感心するのだ。というのも、毎回、テーマと展開の仕方が、テーマティク収集のとても良いお手本となるからだ。
今回も「オーケストラ」というテーマで、そのものずばりのオーケストラ切手から指揮者の切手、音楽家、そして楽器と、発展の仕方が興味深くて大変楽しむことができたのだ。

私は「恐竜切手収集家」を名乗っているのだが、自分のコレクションをどのように発展させていくのか悩み中なので、こうした展示は大変参考になる。


さあ、お待ちかねのミュージアムショップコーナーである。
ここで私は何も考えずに、木で作られた「切手の形の葉書」を購入。もちろん、バレンタインの特別な消印を押してもらうためである。
それから、「フランスの自然」という切手セットの中に「アロサウルス」を発見!蝶やキリン、チューリップに混ざってなぜだか「アロサウルス」!これは気になるから購入する。後でなぜアロサウルスが含まれているのか調べてみることにしよう。


続いて「ロータスフィラテリックセンター」さんへ。ご無沙汰していたが、「ああ、恐竜だっけ?」と覚えてくださっていた。
テーマティク収集家のために、こちらでは箱を用意してくださり、リクエストのあったテーマを色々集めてくださるのだ。
そして恐竜が大量発見された!



面白いシートには目がない。じっくり眺めてると色んなストーリーが浮かんでくるのだ。それから、「これ、見てみて」と渡されたストックブックの中に、お宝発見!



世界初の古生物切手である!!こちらは後ほどじっくりご紹介することにしよう。


さてさて、気になる「バレンタインデー小型印」であるが、無事に届いた!!



と、色々反省すべき点はある。
投函してから気づいたのだが、「木でできた葉書であるから、インクのノリが心配」だったのだ。にじむかもしれないなあ、と覚悟していたのだが、そこは押印してくださった方の腕前が良かったのだ。きれいに押されている!



それと、もう一つ反省すべきなのは、この葉書、定形外なので120円切手が必要だったのだが、私はその時82円切手が数枚手元にあったために、2枚貼って投函してしまったことだ。
何が問題だったかというと、2枚を縦に並べて貼ったため、右側の宛名とのわずかなスペースにしか押印できなかったのである。
これは押印する係の方も「うーん、押しづらい」とおもわれたのではなかろうか、と届いてから気づいた次第である。
私は、小型印、風景印の類は押され慣れていないのだ。次回は「押す場所を考えて宛名を書き、切手は1枚貼りが原則」、と強く心に誓ったのである。
いやはや、係の方、お手数をおかけいたしました。


実はここのところちょっと忙しいというか、バタバタしていることもあり、こんな私でも心が疲れていたのだ。
こうやって切手に触れたり、見たり、囲まれたりすることで、こんなにも癒されるのだなあと、改めて気がついたのであった。