吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

券売機 その3

2011年05月13日 06時36分54秒 | インポート

 とんでもないご老人をやり過ごしてから、駅員呼び出しボタンをおして券売機を使用不能にした。やがて駅員が来た。経緯を話して、切符とつり札と、そして引っかかっている小銭を回収してくれと頼んだ。駅員は券売機の後ろにまわって何やらごそごそとしている。数分以上待たされてようやくこれですか?と切符とつり札を渡してくれた。さて排出口に貼りついた小銭であるが、駅員がフードの下から指をいれてもなかなかかき出せない。それを見ながらこちらもイライラして「こんな役にも立たないばかりか邪魔なフードは撤去したほうがいいでしょ? 企画倒れですよね」と言ってしまった。駅員は何も答えなかった。ようやっと小銭が回収されたが「ありがとうございます」は言わなかった。だって向こうの「企画倒れ」で不具合を被ったのはこっちなのですから。医師会には遅刻しましたよ。そしてあれから数ヶ月たちますが、いまでも透明フードは撤去されることなく企画倒れのままであるのだ。もう知らない! きっとあのフードが撤去されないのはひっかかった小銭をわざと取れないようにしてあとで山分けしてるのかしらんと疑ってしまいます。


券売機 その2

2011年05月12日 06時47分00秒 | インポート

 そしてその引っかかった小銭を指でかき出そうとしたがフードが邪魔で指先に力が入らない。コインをなかなか取り出せないでいた。しばらくすると券売機から半分だけ飛び出していた切符とつり札が機械の中にスルッと戻ってしまったのだ。これは一定時間つり札や切符を引き抜かないでおくと機械が自動回収してしまうようになっているらしいのだ。これはいい迷惑である。しかも回収した後は「故障」にはならず次の発券対応になっている。切符とつり札を巻き上げておきながら何事もなかったような顔をしている券売機は大変無礼千万なやつである。あわてて駅員を呼ぼうと半分身を横にずらしたら、後ろにいたご老人が間髪をいれず自分の小銭を券売機の投入口に入れてしまった。これでますますわけが分からなくなってきた。後ろに並んでいたなら前の発券でトラブルがあったことには気がついているはずだし、切符購入を遠慮してもよさそうなのだが・・・。う~む敵は前からだけでなく後ろからも攻めてきた感じである。とんでもない高齢のご婦人である。


券売機 その1

2011年05月11日 06時52分02秒 | インポート

201103291927000 JRの券売機である。おつりを出す小銭排出口には透明のプラスチック・フードがついている(写真)。このフードは昔はなかった。何故これをつけたかというと排出口の内側にガムや両面テープを貼っておき、落ちてくる小銭の数枚をそこに貼り付けさせ、あとで小銭を盗んでいくという「寸借泥棒」の予防策のつもりなのである。なぜ「つもり」と書いたかというと予防になっていないからである。この前、医師会に行くときに小銭がなかったので1万円札を入れた。切符とつり札と小銭が出てきた。ところがつり銭がやけに少ないので、透明フード越しに排出口の内側をみると、数枚の百円玉が粘着テープらしきものにきちんと貼り付いて引っかかっているのだ。排出口に粘着テープの細工ができないようにわざわざフードでカバーをつけているのだが、きちんと?粘着テープは貼られておりフードが何の役にも立っていないのだ。


達人列伝 その2

2011年05月10日 06時46分56秒 | インポート

 患者さんは明日、外来には来ないと言っている。はて?と思っていたらこう言われた。「お宅にはかかったことはないし、血圧のお薬はいつも△△医院(うちの近所の別の医院)にかかってもらっていますので、明日はそちらを受診します。さっき△△医院に電話したら日曜日なので誰も出なかったんですよー。お宅は休日でも先生が直接出るというので電話しました。じゃあこのまま様子見ても大丈夫ですかね? それでは」といって電話は切れた。1回も診療したことのない患者さんではあったが私の「大丈夫」という言葉を期待していたのであろうか? うちは地域貢献加算を請求していないが、在宅支援診療所なので休日でも連絡がつくようにしている。困ったときの人助けだと思えばいいのであろうが、それにしても世の中には達人はいるものだ。


達人列伝 その1

2011年05月09日 06時46分35秒 | インポート

 去年の暮れのある日曜日のことであった。クリニックからの転送電話で自分の携帯が鳴った。「あ 吉田さん? ○○です。今朝から血圧が190になって下がらないのですがどうしたらいいんでしょう? 薬もう1錠飲めばいいですか?」 「(え~っと高血圧の○○さん?覚えがないなぁ?) あっ、ハイ、・・じゃあもう1錠服用して様子をみて・・」 「もう1錠飲んでまた下がらなければ下がるまで飲んでもいいんですか?」「(うーん、困ったなぁ)・・あっ、では数時間後にもう1錠飲んで安静にして・・もし頭痛がしたら・・・、水分は十分にとって・・」 とにかく療養上の注意事項やら緊急時の対応やらも説明した。「それでは、あしたかならず外来にきてくださいね・・・」といったら、「いや外来は行きませんよ」と・・・。えーっ、どうなってるの??


薬剤供給難

2011年05月07日 07時07分58秒 | インポート

 さて震災以来、特定薬剤の供給が滞っています。これは工場が東北にあったりして生産ラインが止まっているからだと聞きました。そのほか、ラインは動いているのですが出荷用のダンボールがないなど製品本来の不都合ばかりでなく、流通の不都合からも薬剤供給が遅れているようです。子宮頸がんワクチンについては震災前より品数不足でした。これは一斉に公費負担が開始されたため需要がグンと増えたからです。昨日も「子宮頸がんワクチンの予約を・・・」という問合せがありましたが、現在のところ初回接種の方はまったく受け付けておりません。おそらくどこの医療機関さんでも同じだと思います。早く供給が回復するといいのですが。


連休明け

2011年05月06日 06時45分31秒 | インポート

 さてあまりお天気に恵まれなかった三連休も終わり本日よりまた診療再開します。世の中ではO-111の食中毒事件が起こりました。肉表面のトリミングを行っていない生肉が原因とのことです。しばらくはきちんとトリミングを行っている焼肉店でも生肉は自粛することになり、焼肉店へ足を運ぶ人もグッと減ることになるでしょう。世の中また一つ自粛が増えたようです。きっと外来にも焼肉食べてお腹をこわしたという人も何人か来るかもしれません。表面がきちんと焼けていれば大丈夫です。昔、牛肉の生食は無鉤条虫、豚肉では有鉤条虫という寄生虫がいると覚えました。「牛にツノなし豚にツノあり」とおぼえたものです。しかしながら今では寄生虫感染よりも大腸菌感染が問題となっています。生肉もレバ刺しも旨いんですけどねー。


食中毒

2011年05月02日 06時36分23秒 | インポート

 本日は連休の谷間の月曜日。うちはカレンダーどおりの診療体制なので本日は通常通りの診療を行います。さて昨日、東京は強い風が吹き荒れました。気温は高かったのですが風が吹くと肌寒いという変な天候でした。きっと今日も体調を崩し風邪をひいた患者さんがこられることと思います。昨日のニュースで報じられましたが富山県砺波市で腸管出血性大腸菌O-111に感染し2名の児童がなくなったそうです。溶血性尿毒症症候群を起こすところはO-157とまったく同じのようです。現首相が厚生大臣時代にO-157感染事件が起こりました。「カイワレ大根」にその嫌疑がかかり、安全性をアピールするため菅さんがテレビで「旨い旨い」とカイワレサラダを食べていたのを思い出します。砺波市といえば元同僚のS先生が小児科を開業していますがまさか今回の一件にかかわっていないですよね?