以前、相撲で元某横綱が土俵でガッツポーズをして叱られた。負けた相手を思いやる気持ちが大事であり、それに対してガッツポーズは失礼なのである。柔道でも同様であるが最近では両手をあげたりして喜びを表現するのは悪いことではないという風潮である。自分が大学時代に柔道部であった頃は、このような礼儀には比較的うるさかった。勝ってガッツポーズをして喜びを表す選手よりも、何気なく勝って当然という態度で開始線に悠然と引き上げてくる選手のほうがいかにも強そうでかっこよかった。今回のオリンピックでは、勝利の瞬間、カメラ目線で親指を突き上げて喜びをあらわした米国選手の態度には少々イラッとした。柔道はスポーツである前に礼節を重んじた武道であるはずである。
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます