平成28年5月の事件である。舛添都知事が公用車で別荘にいったとか、公費で家族旅行行ったとかいろいろ追及されているようである。確かに都民の税金である。前の猪瀬さんの時もそうであるが、どこからが私的流用のラインなのかの線引きは明確ではないのでは?と思う。大体、都知事という職業は24時間365日、常にon callなのである。何かあったらすぐに都庁に戻る必要があるわけであり、完全なプライベートの時間などはないはずである。いつも何か公務の延長のような状態では就任中は気が休まらないだろう。自分も大学病院救命センター勤務時代は24時間引っ張られていたので落ち着かなかった思い出がある。集団災害があったらいつでも大学に集合という不文律があった。このように公務を24時間引き摺っているのであればどこからどこまでがプライベートで、ここは私費にしろ、いや公費がつかえるとかという区分けは難しいかもしれない。またそれがたとえ少し行き過ぎて明らかに私的流用の部分があったとしても「まあまあ公私はシームレスなのでいいじゃないの」と感じるのである。「都民の税金をなんてこと!」と目くじらたてるのも理解できる。でも追及するならもっと桁の違う税金の無駄遣いがいくらでもあると思うのであるが。
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