3/5(日) 18:30配信 産経新聞
3月5日に行われた東京マラソン(産経新聞社など共催)で、ステージ4の肺がんを患いながら同じがん患者への思いを胸に、完走を果たした男性がいた。今回、初参加した埼玉県嵐山町の町教育委員会職員、吉野祐介さん(38)が病に侵されつつもフルマラソンを走り切ったのは、病気へ立ち向かう決意と、「肺がんランナーとしての誇り」があった。
吉野さんは午前9時10分のスタートから3時間50分後、東京駅前にあるゴールゲートに到着。目標タイムの3時間30分にはわずかに届かなかったが、充実した表情でマラソン仲間らと記念写真に納まった。「電車や歩道から見ていた景色の中、車道の中央を走っているということに非日常を感じた。ステージ4の私でもこうやって頑張っている。皆さんも、ぜひ希望を持ち続けてください」。レース後、他のがん患者へそう呼びかけた。
もともと走ることは苦手だった。高校時代の持久走はクラスで最下位。「走るのはつらいこと。走る人の気が知れないと思っていた」と振り返る。
3月5日に行われた東京マラソン(産経新聞社など共催)で、ステージ4の肺がんを患いながら同じがん患者への思いを胸に、完走を果たした男性がいた。今回、初参加した埼玉県嵐山町の町教育委員会職員、吉野祐介さん(38)が病に侵されつつもフルマラソンを走り切ったのは、病気へ立ち向かう決意と、「肺がんランナーとしての誇り」があった。
吉野さんは午前9時10分のスタートから3時間50分後、東京駅前にあるゴールゲートに到着。目標タイムの3時間30分にはわずかに届かなかったが、充実した表情でマラソン仲間らと記念写真に納まった。「電車や歩道から見ていた景色の中、車道の中央を走っているということに非日常を感じた。ステージ4の私でもこうやって頑張っている。皆さんも、ぜひ希望を持ち続けてください」。レース後、他のがん患者へそう呼びかけた。
もともと走ることは苦手だった。高校時代の持久走はクラスで最下位。「走るのはつらいこと。走る人の気が知れないと思っていた」と振り返る。
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