胃透視検査はバリウムという白い液体を飲んで検査がおこなわれるのである。このバリウムはレントゲン不透過の性質があるため、これで胃内にコントラストをつけて撮像するという原理なのである。ところがバリウムは時間がたつと固まってしまい、撮影後は下剤を服用するのであるが時々便が出ないと訴えられる患者さんもいるのである。実はこの患者さんがクリニックにこられ、当院のトイレで頑張ってもらいようやく排便したのである。ところがこの真っ白いナマコのようなウンコがやっかいであり、なかなか下水溝まで落ちず、どうやら排水部のU字パイプの中に引っかかって停滞してしまったようなのである。患者さんが帰った後も排水状態が悪く、水面が徐々に上がってきたのである。そこでプランジャー(トイレ用の大きなゴムの吸盤)で「ゴボッ、ゴボッ」と吸引、圧縮を繰り返す羽目になった。<o:p></o:p>
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