大体、同じ訴えを3つ4つ喋るサイクルが3周目くらいになると、どうも話が自然収束に向かうようなのである。私はその訴えの一つ程度にしか相談に乗っていないにもかかわらず、患者さんのほうから話をやめるようである。時にはまったく私からの提案や療養指示の話を聞かなくとも、サイクル3周目くらいになるとご満足されるのか「さてと・・、それじゃあいつもの薬だけど〇〇はまだ残っているので2週間分でいいわ。それから××はいつも足りなくなるの、多く飲んでいるわけではないけど、なぜかいつも足りないのよねー」と薬の指示をこちらにしてから、「じゃあお世話になりました」とお帰りになる。患者さんから身体の不調をいろいろ投げかけられたが、それについて何らコメントをしていない私のほうが居心地が悪い。「話が自然収束」といってもここまでの道のりが長く辛い・・・(笑)。
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